テープツールのベースウィンドウを図 12-2 に示します。
テープツールのウィンドウから次の操作を行うことができます。
ストリームテープ・カートリッジ、または tar コマンドを使って保管されているアーカイブファイルからファイルをリストします。
テープツールのプロパティウィンドウから tar コマンドのプロパティを設定するウィンドウを表示します。
制御領域には、リスト、テープへの読み込み、テープからの書き込み、テープツールプロパティの設定を行うための制御機能があります。
「書き込みファイル (File To Write)」ボタンとテキストフィールドを使うと、テープに書き込みたいファイルの名前を入力することができます。ファイル名を入力するか、またはファイルマネージャからアイコンをドラッグ&ドロップして指定するファイルのリストをスクローリングリストに表示することができます。
ファイルにパス名を付けないか、相対パス名を付けて保管したときは、宛先フィールドを使うと、これらのファイルがテープから読み出されるときにファイルシステムに入れられる位置を指定することができます。デフォルトの宛先は現在のワーキングディレクトリです。
テープ上のファイルに完全なパス (絶対パス) がある場合は、宛先フィールドに入力する内容に関係なくファイルは常にテープで指定されるディレクトリに入れられます。ファイルを保管するときにファイルから絶対パス名を取り除くには、テープツールのプロパティウィンドウの「パスの省略」オプションを「すべて」に設定し、「適用」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。
各テープツール操作については、以下の節で詳しく説明します。