OpenWindows ユーザーズガイド

テープからファイルを部分的に取り出す

テープカートリッジからアーカイブしたファイルの特定の部分を取り出す (読み取る) には、次の手順に従います (ただし、ファイルは最初に SunOS の tar コマンドまたはテープツールを使って保管されたものとする)。

  1. 「プロパティ (Props)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックして、テープツールのプロパティ」ウィンドウを表示し、オプションが正しいことを確認します。

    テープツールをいったん終了させて、新たにオープンすると、各設定は無効になります。このため、ファイルをテープに書き込む場合には、テープツールのプロパティウィンドウを確認するとよいでしょう。

  2. テープをテープドライブに挿入します。

  3. テープツールウィンドウの「リスト (List)」ボタンの上でセレクトボタンをクリックします。

    「テープの内容/読み取りファイル (Tape Contents/Files to Read)」ウィンドウに、テープ上にあるファイルのリストが表示されます。ファイルが多数あるときは、リストが終了するまでに数分かかるかもしれません。図 12-6 はテープツールのスクロールウィンドウに表示されたファイルのリストです。

    図 12-6 2 つのファイルが選択されているテープからのファイルリスト

    Graphic

  4. リストから取り出したいファイルの上でセレクトボタンをクリックします。

  5. 必要に応じて、宛先パス名を入力します。

    ファイルをテープに書き込む (コピーする) 時点で指定したパス以外に、宛先パスを設定したい場合には、「宛先 (Destination)」テキストフィールドに、宛先を入力します。

  6. テープツールのベースウィンドウ制御領域から「読み取り (Read)」->「選択済み」を選択します。

    あるいは、選択オプションはデフォルトなので、「読み取り」メニューボタンの上でセレクトボタンをクリックするだけでもかまいません。