共通デスクトップ環境 スタイル・ガイド

選択

選択モデル

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-1: 

システムは、単一選択、ブラウズ選択、複数選択、範囲選択、および不連続選択の 5 つの選択モードをサポートしている。 

各コレクションは、1 つかそれ以上の選択モデルを持っている。モデルは、ユーザがコレクションの中で行える選択の種類を制限する。一部のコレクションは特定の選択モデルを採用しているが、ユーザやアプリケーションによる変更を許可するコレクションもある。 

マウス・ベースの単一選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-2: 

単一選択を使用するコレクションで、選択されていない要素の中で BSelect がクリックされると、位置カーソルはその要素に移動し、その要素が選択され、コレクションの中のそれ以外の選択はすべて解除される。 

単一選択は、1 つの要素を選択するために使われる、最も単純な選択モデル。BSelect、つまり 1 番目のマウス・ボタンは、マウスを使ってグループの中のオブジェクトを選択するための、一貫性のある手段として利用できる。 

マウス・ベースのブラウズ選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-3: 

ブラウズ選択を使用するコレクションで、選択可能な要素の中で BSelect が離されると、その要素が選択され、コレクションの中のそれ以外の選択はすべて解除される。BSelect が選択可能な要素の間をドラッグされると、ポインタの下にある各要素が選択され、前に選択されていた要素は解除される。BSelect が離された要素の選択は残り、位置カーソルはその位置に移動する。 

ブラウズ選択は、1 つの要素を選択するために使われる。また、ユーザは BSelect をドラッグすることにより、コレクションをブラウズすることができる。「マウス・ベースの複数選択」を参照のこと。

マウス・ベースの複数選択

 

n/a 

 

 

 

 

 

 

 

4-4: 

この項目は削除された。 

必須 

i: 

アプリケーションが、複数選択モデルに従うコレクションを含んでいる場合、BTransfer ボタンが BAdjust として動作するように構成されていれば、BAdjust がサポートされ、BSelect と同じように動作する。 

3 ボタン・マウスで、ボタン 2 は一般に BTransfer (または BSelect) 機能に使用される。しかし、共通デスクトップ環境の環境では、ユーザはマウス・ボタン 2 を BAdjust 機能として使用するように、環境設定を変更できる。BAdjust は、複数選択モデルにおいて、要素の選択状態を切り替えるのに使用できる。 

必須 

j: 

複数選択を使用するコレクションでは、未選択の要素の上で BSelect または BAdjust をクリックすると、その要素が現在の選択に追加される。選択されている要素の上で BSelect または BAdjust をクリックすると、その要素が現在の選択から削除される。BSelect または BAdjust をクリックすると、位置カーソルがその要素に移動する。 

マウス・ベースの範囲選択

 

n/a 

 

 

 

 

 

 

 

4-5: 

この項目は項目 k:l: に置き換えられた。

必須 

k: 

範囲選択を使用するコレクションで、未選択の要素の上で BSelect を押すと、その要素上または BSelect が押された位置にアンカーが設定され、コレクションの中のすべての要素の選択が解除される。ドラッグのしきい値に達する前に BSelect が離された場合は、ポインタの下の要素が選択される。BSelect Motion がドラッグのしきい値を超えると、新しい選択が開始される。アンカーとポインタの現在位置が現在の範囲を決定する。コレクションの中で BSelect がドラッグされると、現在の範囲が強調表示される。BSelect が離されると、アンカーは移動せず、現在の範囲の中のすべての要素が選択される。 

範囲選択により、ユーザは BSelet を押してドラッグすることで、コレクションの複数の連続した要素を選択できる。 

必須 

l: 

範囲選択を使用するコレクションで、現在の選択要素の上で BSelect を押したときに、選択セットの中の他の要素がすべて選択解除されてはならない。ドラッグのしきい値に達する前に BSelect が離された場合は、その時点で他のすべての要素の選択が解除され、ポインタの下の要素が選択されて残る。BSelect Motion がドラッグのしきい値を超えると、要素は 1 つも選択解除されず、ドラッグ操作が開始される。  

必須 

4-6: 

範囲選択を使用するテキスト単位のコレクションで、アンカー・ポイントは BSelect が押されたときのテキスト・ポインタ位置であり、現在の範囲は、アンカー・ポイントと現在のテキスト・ポインタ位置の間のすべての要素から構成される。 

テキスト単位のコレクションでは、要素が直線状に並べられており、テキスト・ポインタは実際のポインタ位置の近くの要素間にあると常に見なされる。 

必須 

4-7: 

範囲選択の範囲を示すために強調表示枠を使用するグラフィック単位およびリスト単位のコレクションでは、現在の範囲は、その強調表示枠の中に完全に収まっている要素から構成される。アンカー要素が存在する場合、強調表示枠は常に、それを完全に囲むだけの大きさに設定される。そうでない場合は、アンカー・ポイントが使用され、それは BSelect が押された位置である。アンカー・ポイントは強調表示枠の 1 つの頂点を決定する。コレクションがリストまたはマトリックスとして配置されていない場合、強調表示枠はポインタ位置にまで拡張される。コレクションがリストまたはマトリックスとして配置されている場合、強調表示枠は、ポインタの下の要素を完全に囲むまで拡張されるか、ポインタ位置にまで拡張される。選択可能な要素の上で BSelect をクリックすると、その要素がアンカー要素になり、その要素が選択され、他のすべての要素の選択が解除される。 

一般に、強調表示された四角形である強調表示枠は、グラフィック単位およびリスト単位のコレクションの中の選択範囲を示すために使用される。 

 

 

 

 

4-8: 

この項目は削除された。 

必須 

m: 

アプリケーションが、範囲選択モデルに従うコレクションを含んでいる場合、BTransfer ボタンが BAdjust として動作するように構成されていれば、BAdjust がサポートされ、[Shift] + BSelect と同じように動作する。 

3 ボタン・マウスで、ボタン 2 は一般に BTransfer 機能に使用される。しかし、共通デスクトップ環境の環境では、ユーザはマウス・ボタン 2 を BAdjust 機能として使用するように、環境設定を変更できる。BAdjust は、[Shift] + BSelect と同じように、選択セットを拡張するために使用できる。 

必須 

n: 

範囲選択を使用するコレクションで、ユーザが [Shift] + BSelect または BAdjust を押したとき、アンカーは変更されずに残り、拡張モデルの 1 つに基づいて選択の拡張範囲が決定される。 

オプション 

 

再選択 

拡張範囲は、最初に選択を行なったときと同じように、アンカーと現在のポインタ位置によって決定される。 

オプション 

 

拡大のみ 

選択は拡大することだけができる。拡張範囲は、アンカーと現在のポインタ位置によって決定されるが、その後、現在の選択を含むように拡大される。 

オプション 

 

バランス・ビーム  

現在の選択の中点にバランス・ポイントが定義される。ユーザがバランス・ポイントから見てアンカーの反対側で [Shift] + BSelect または BAdjust を押した場合、このモデルは再選択モデルと同じように動作する。ユーザがバランス・ポイントから見てアンカーと同じ側で [Shift] + BSelect または BAdjust を押したり、[Shift] キーによって修正されたナビゲーション・アクションを開始したりした場合、このモデルはアンカーを選択の反対側に移動した後に、再選択モデルと同じように動作する。 

 

 

 

 

 

ユーザが BSelect または BAdjust を離すと、アンカーは移動せず、拡張範囲の中のすべての要素が選択され、その外側のすべての要素の選択が解除される。 

マウス・ベースの不連続選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-9: 

不連続選択を使用するコレクションでは、BSelect の動作は範囲選択モデルとまったく同じである。ユーザが BSelect でアンカーを設定した後は、[Shift] + BSelect は範囲選択モデルとまったく同じ動作をする。 

不連続選択は、範囲選択を拡張して、ユーザが複数の不連続の要素範囲を選択できるようにしたものである。 

必須 

4-10: 

不連続選択を使用するコレクションで、現在の選択が空でなく、ユーザが [Control] + BSelect をクリックすると、アンカーと位置カーソルはそのポイントに移動する。現在の選択が空でなく、ユーザが要素の上で [Control] + BSelect をクリックすると、その要素の選択状態が切り替えられ、その要素はアンカー要素になる。 

不連続選択で、[Control] + BSelect Click は、アンカーを移動し、ポインタの下の要素の選択状態を切り替える便利な手段として利用できる。 

必須 

4-11: 

不連続選択を使用するコレクションで、[Control] + BSelect Motion は、要素の範囲の選択状態を切り替える。範囲そのものは、BSelect Motion の場合とまったく同じように決定される。[Control] + BSelect を離すと、次の 2 つのモデルのいずれかに従って、範囲内の要素の選択状態が切り替えられる。 

 

 

 

 

 

アンカー・トグル 

切り替えはアンカー要素に基づいて行われる。範囲が、ある点でアンカーが設定されており、空でない場合、アンカー要素は、範囲の中のアンカーポイントに最も近い要素に設定される。切り替えにより、範囲の中のすべての要素の選択状態が、アンカー要素の初期状態に逆に設定される。 

 

 

 

 

 

フル・トグル 

拡張範囲の中のすべての要素の選択状態が切り替えられる。 

 

 

 

 

 

不連続選択では、[Control] + BSelect が、範囲の中の要素の選択状態を切り替えるための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-12: 

不連続選択を使用するコレクションで、[Control] + BSelect によって選択が切り替えられた後に、[Shift] + BSelect または [Control] + [Shift] + BSelect は切り替えられた要素の範囲を拡張する。拡張される範囲は、[Shift] + BSelect で範囲選択を拡張するときとまったく同じように決定される。ユーザが [Control] + [Shift] + BSelect を離したとき、範囲に追加される要素の選択状態は、使用されている切り替えモデル (アンカー・トグルとフル・トグル) によって決定される。要素が範囲から削除される場合、それらの要素は [Control] + BSelect が最後に使われた前の状態に戻るか、拡張範囲の中に残っている要素の反対の状態に変更される。 

[Shift] + BSelect と [Control] + [Shift] + BSelect は、切り替えられる要素の範囲を拡張するための便利な手段として利用できる。 

必須 

o: 

不連続選択を使用するコレクションでは、BAdjust を使用して、不連続選択の範囲を拡張できる。拡張範囲は、BAdjust を範囲選択の拡張に使用するときとまったく同じように決定される。 

3 ボタン・マウスで、ボタン 2 は一般に BTransfer 機能に使用される。しかし、共通デスクトップ環境の環境では、ユーザはマウス・ボタン 2 を BAdjust 機能として使用するように、環境設定を変更できる。BAdjust は、[Shift] + BSelect と同じように、選択セットを拡張するために使用できる。 

キーボード選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-13: 

選択モデルは、次の規則に従って、キーボード選択モードをサポートする。 

  • 単一選択は追加モードだけをサポートする。

  • ブラウズ選択は標準モードだけをサポートする。

  • 複数選択は追加モードだけをサポートする。

  • 範囲選択は標準モードをサポートする。追加モードもサポートする場合は、標準モードがデフォルトになる。

  • 不連続選択は標準モードと追加モードの両方をサポートする。標準モードがデフォルトである。

選択はキーボードから利用できなければならない。標準モードはキーボードから単純な連続選択を行うために使用され、位置カーソルは現在の選択から分離されることはない。追加モードはより複雑な、互いに分離されていることもある選択のために使用され、位置カーソルは現在の選択とは独立に移動できる。 

必須 

4-14: 

コレクションが標準モードと追加モードの両方をサポートする場合、[Shift] + [F8] キーはモード間での切り替えを行う。マウス・ベースの選択は、キーボード選択モードが変化しても変更されない。編集可能なコンポーネントでは、追加モードは一時的なモードであり、ユーザが選択に対して操作を実行したり、選択を解除したりすると終了する。 

[Shift] + [F8] キーは、標準モードと追加モードの間で切り替えを行うための便利な手段として利用できる。 

キーボード・ベースの単一選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-15: 

単一選択を使用するコレクションで、ナビゲーション・キーは位置カーソルを選択された要素とは独立に移動する。ユーザが [Select] キーまたは [Space] キーを選択されていない要素の上で押すと、位置カーソルが置かれている要素が選択され、コレクションの中のそれ以外の要素はすべて選択が解除される。 

単一選択は追加モードだけをサポートする。[Select] キーまたは [Space] キーを押すことは、BSelect をクリックするのと似ている。 

キーボード・ベースのブラウズ選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-16: 

ブラウズ選択を使用するコレクションで、ナビゲーション・キーは位置カーソルを移動し、カーソルが置かれている要素を選択して、それ以外の要素の選択を解除する。アプリケーションがすべての要素の選択を解除している場合、またはカーソルが選択から分離された場所に置かれている場合、[Select] キーまたは [Space] キーはカーソルが置かれている要素を選択して、それ以外の要素の選択を解除する。 

ブラウズ選択は標準モードだけをサポートする。ナビゲーション操作は BSelect をドラッグすることと似ている。 

キーボード・ベースの複数選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-17: 

複数選択を使用するコレクションでは、ナビゲーション・キーは位置カーソルを現在の選択とは独立に移動する。選択されていない要素の上で [Select] キーまたは [Space] キーを押すと、その要素が現在の選択に追加される。選択されている要素の上で [Select] キーまたは [Space] キーを押すと、その要素が現在の選択から削除される。 

複数選択は追加モードだけをサポートする。[Select] キーまたは [Space] キーを押すことは、BSelect をクリックすることに似ている。 

キーボード・ベースの範囲選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-18: 

範囲選択を使用し、標準モードになっているコレクションでは、ナビゲーション・キーは位置カーソルを移動し、現在の選択を解除する。カーソルが要素の上にある場合は、その要素が選択される。アンカーは位置カーソルと一緒に移動する。 

テキスト単位のコレクションは、ナビゲーション・キーが現在の位置にアンカーを残す別のモデルを使用できる。ただし、現在の選択が空でないと、選択が解除され、アンカーはナビゲーションの前のカーソルの位置に移動する場合を除く。 

範囲選択は標準モードをサポートし、コレクションが追加モードもサポートする場合は、標準モードがデフォルトになる。 

必須 

4-19: 

範囲選択を使用するコレクションでは、標準モードと追加モードのどちらでも、[Select] キーと [Space] キー (テキスト・コンポーネントの中を除く) は、アンカーをカーソル位置に移動し、現在の選択を解除し、カーソルが要素の上にある場合は、その要素を選択する。アンカーが選択解除されている項目の上にある場合を除き、[Shift] + [Select] または [Shift] + [Space] キー(テキストの中を除く) は、[Shift] + BSelect が使用する拡張モデル (再選択、拡大のみ、またはバランス・ビーム) に基づいて、アンカーからカーソルまで選択を拡張する。 

範囲選択では、[Select] キーまたは [Space] キーを押すことは BSelect をクリックすることに似ており、[Shift] + [Select] キーまたは [Shift] + [Space] キーは [Shift] + BSelect と同じように範囲を拡張する。 

必須 

4-20: 

範囲選択を使用し、標準モードになっているコレクションでは、ナビゲーション・キーと同時に [Shift] キーを押すことで、[Shift] + BSelect が使用する拡張モデルに基づいて選択が拡張される。現在の選択が空である場合、アンカーがまずカーソルに移動される。次に、カーソルがナビゲーション・キーに従って移動され、選択が [Shift] + BSelect が使用する拡張モデルに基づいて拡張される。 

範囲選択では、[Shift] キーを組み合わせたナビゲーションは、[Shift] + BSelect をドラッグするときと同じように、選択を拡張する。 

必須 

4-21: 

範囲選択を使用し、追加モードになっているコレクションでは、ナビゲーション・キーは位置カーソルを移動するが、アンカーは変更しない。[Shift] キーを組み合わせたナビゲーションは、ナビゲーション・キーに従って位置カーソルを移動し、選択は [Shift] + BSelect が使用する拡張モデルに基づいて拡張される。 

追加モードでの [Shift] キーを組み合わせたナビゲーションは、標準モードでの [Shift] キーを組み合わせたナビゲーションに似ている。ただし、選択が空の場合、ナビゲーションの前にアンカーがカーソル位置に移動しないことを除く。 

キーボード・ベースの不連続選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-22: 

不連続選択を使用し、標準モードになっているコレクションでは、すべてのキーボード操作が範囲選択モデルと同じ効果を持つ。 

標準モードでは、複数の不連続選択は実行できない。 

必須 

4-23: 

不連続選択を使用し、追加モードになっているコレクションでは、[Select] キーまたは [Space] キーはアンカーを位置カーソルに移動し、切り替えを開始する。カーソルが要素の上にある場合は、その要素の選択状態が切り替えられるが、他のすべての要素の選択状態は変化しない。[Shift] + [Select]、[Shift] + [Space]、および [Shift] キーを組み合わせたナビゲーション操作は、[Control] + BSelect が使用する切り替え機能 (アンカー・トグルまたはフル・トグル) に基づいて、アンカーと位置カーソルの間で選択を拡張する。 

追加モードでは、キーボードを使って、複数の不連続選択を実行できる。 

選択の取消し

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-24: 

アプリケーションは [Cancel] キーを使用して、選択のために使用された不完全な移動操作を取り消したり、元に戻したりできる。ユーザが [Cancel] キーを押して移動操作を取り消すと、アプリケーションは、すべてのボタンとキーが離されるまで、それ以降のキーとボタンの解放を無視する。拡張または切り替えの最中に [Cancel] キーを押すと、すべての要素の選択状態が、ボタンを押す前の状態になる。 

[Cancel] キーにより、ユーザは不完全な選択操作を素早く、一貫性のある方法で取り消すことができる。 

自動スクロールと選択

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-25: 

ユーザが、モーション・ベースの選択操作の途中で、ポインタをスクロール可能なコレクションの外にドラッグした場合、自動スクロールが使用され、ポインタの向きにコレクションがスクロールされる。ユーザが BSelect を押したまま [Cancel] キーを押すと、選択操作は取り消される。 

自動スクロールは、スクロール可能なコレクションのビューポートの外にある要素にまで選択を拡張するための便利な手段として利用できる。 

すべての要素の選択と選択解除

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-26: 

複数選択、範囲選択または不連続選択を使用するコレクションで、[Control] + [/] キーはコレクションの中のすべての要素を選択し、アンカーをコレクションの先頭に置き、位置カーソルを前にあった位置に残す。 

[Control] + [/] キーは、ユーザがコレクションの中のすべてのオブジェクトを選択するための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-27: 

追加モードになっているコレクションでは、[Control] + [¥] キーはコレクションの中のすべての要素を選択解除する。標準モードになっているコレクションでは、[Control] + [¥] キーはコレクションの中のすべての要素を選択解除する。ただし、位置カーソルが表示されている場合は、位置カーソルが置かれている要素の選択は解除されない。どちらのモードでも、[Control] + [¥] キーは位置カーソルを現在の位置に残し、アンカーを位置カーソルに移動する。 

[Control] + [¥] キーにより、ユーザは選択されたすべてのオブジェクトを、素早く一貫性のある方法で選択を解除できる。 

要素のニーモニックの使用

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-28: 

アプリケーションが選択可能な要素に関連付けられているニーモニックをサポートしている場合、コレクションがキーボード・フォーカスを持っている間にニーモニックを入力することは、位置カーソルをその要素に移動して、[Select] キーまたは [Space] キーを押すことと同等である。 

コレクションの中の選択可能な要素のニーモニックは、追加の選択方法として利用できる。 

選択動作

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-29: 

キーボード・フォーカス・ポリシーがクリック・フォーカス・ポリシーである場合、出力先コンポーネントは、最後にキーボード・フォーカスを持っていた編集可能なコンポーネントである。キーボード・フォーカス・ポリシーがポインタ・フォーカス・ポリシーである場合、出力先コンポーネントは、最後にマウス・ボタンまたはキーボードの入力を受け取った編集可能なコンポーネントである。 

出力先コンポーネントは、特定の操作、主として転送操作が作用するコンポーネントを識別するために使用される。出力先コンポーネントは 1 度に 1 つしか存在しない。 

必須 

4-30: 

キーボード・フォーカスが、選択をサポートするコンポーネント (またはコンポーネントのポップアップ・メニュー) の中にある場合、選択に対して作用する操作は、そのコンポーネントの中の選択に対して作用する。 

選択操作は、フォーカスを持っているコンポーネントが選択をサポートしている場合は、そのコンポーネントに対して作用する。 

必須 

4-31: 

キーボード・フォーカスが、選択に作用しない何らかの操作をサポートするコンポーネント (またはコンポーネントのポップアップ・メニュー) の中にある場合、その操作を起動すると、そのコンポーネントに対して作用する。 

選択に対して作用しない操作は、フォーカスを持っているコンポーネントがその操作をサポートしている場合は、そのコンポーネントに対して作用する。 

必須 

4-32: 

保留された選択の削除が有効になっている場合は、要素の挿入やペーストは、一次セレクションの境界上での一次転送操作を除いて、まずその選択を削除する。 

保留された選択の削除は、選択が削除される条件を制御する。これはデフォルトでは有効になっている。 

必須 

4-33: 

標準モードで、選択から分離されている要素の挿入またはペーストを行うと、ソースと出力先が同じコレクションにある一次転送操作の場合を除いて、選択が解除される。追加モードでは、選択は解除される。 

追加モードでは、選択から分離されている転送操作は、選択に影響を与えない。 

必須 

4-34: 

編集可能なリスト単位およびグラフィック単位のコレクションでは、[Delete] キーは選択された要素を削除する。 

[Delete] キーは、選択を削除するための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-35: 

編集可能なテキスト単位のコレクションでは、[Delete] と [Backspace] キーは次のように動作する。 

  • 選択が空でなく、コントロールが標準モードになっている場合、選択は削除される。

  • 選択が空でなく、コントロールが追加モードになっていて、カーソルが選択から分離されていない場合、選択は削除される。

  • 選択が空でなく、コントロールが追加モードになっているが、カーソルが選択から分離されている場合、[Delete] キーは次の 1 文字を削除し、[Backspace] キーは前の 1 文字を削除する。

  • 選択が空である場合、[Delete] キーは次の 1 文字を削除し、[Backspace] キーは前の 1 文字を削除する。

テキストでは、[Delete] と [Backspace] キーは選択全体、または 1 文字を削除するための便利な手段として利用できる。 

転送モデル

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-36: 

ユーザが要求した移動、コピーまたはリンク操作が使用不可能な場合、転送操作は失敗する。 

一般には、コピー、移動、およびリンクの 3 つの転送操作が使用できる。ユーザは転送のタイプに応じたボタンまたはキーを押すことで、いずれかの操作を要求する。一般に、マウス・ベースの操作では、修飾キーの [Control] キーはコピーを、[Shift] キーは移動を、[Control] + [Shift] キーはリンクを行う。ただし、要求された転送操作が使用不可能であれば、その操作は必ず失敗する。 

必須 

4-37: 

コレクションが固定挿入ポイントを持っていなかったり、要素を特定の順序で並べている場合、転送データの挿入ポイントは次のように決定される。 

  • BTransfer ベース (または BSelect) の一次操作とドラッグ転送操作の場合は、後述のテキスト・コレクションの場合を除いて、挿入位置は、ユーザが BTransfer (または BSelect) を離した位置である。

  • テキスト単位のコレクションの場合、ユーザが選択テキストをドロップすると、挿入位置はユーザが BTransfer (または BSelect) を離した位置になる。ユーザがアイコンをドロップすると、挿入位置はテキスト・カーソルの位置になり、データはその前にペーストされる。

  • リスト単位のコレクションの場合、他の転送操作の挿入位置は位置カーソルを持つ要素で、データはその前にペーストされる。

挿入位置は、転送データが配置される出力先内の位置になる。マウス・ベースの転送操作には、可能ならばデータをポインタの位置に配置するものがあり、キーボード・ベースの転送を含む他の操作には、一般にデータを位置カーソルの位置に配置するものもある。 

必須 

p: 

アプリケーションは、マウス・ボタン 1 によるドラッグ&ドロップ操作をサポートする。 

Motif 1.2 では、ドラッグ&ドロップは一般に 3 ボタン・マウスのボタン 2 (BTransfer) を使用して実行される。しかし、共通デスクトップ環境では、他のグラフィカル・ユーザ・インタフェース (GUI) 環境との互換性があるマウス操作をサポートするために、マウス・ボタン 1 (BSelect) によるドラッグ&ドロップがサポートされなければならない。つまり、共通デスクトップ環境では、BTransfer は BSelect と統合されている。ドラッグはマウス・ボタン 1 とマウス・ボタン 2 のどちらでも開始できる。 

必須 

q: 

3 ボタン・マウスのボタン 2 が BAdjust として動作するように構成されている場合、アプリケーションはマウス・ボタン 2 がクリックされたときに BTransfer (または BSelect) 操作を実行しない。 

3 ボタン・マウスでは、ボタン 2 は一般に BTransfer (または BSelect) 機能に使用される。しかし、共通デスクトップ環境では、ユーザは環境設定を変更して、マウス・ボタン 2 を BAdjust 機能に使用できる。この場合には、BAdjust をクリックしても、データの転送は起こらないはずである。 

必須 

r: 

選択した項目上をドラッグした場合、BSelect でドラッグが開始されるべきである。ドラッグがしきい値に達するとドラッグが開始される。これは、テキスト領域、スクロールリスト、および他の同様の項目で起こる。 

クリップボード転送

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-38: 

キーボード・ベースのクリップボード選択アクションは、アプリケーションのすべての編集可能なコレクションの中で使用できる。 

クリップボード選択アクションは、キーボードから使用できなければならない。 

必須 

4-39: 

アプリケーションは [カット] キー (または [Shift] + [Delete] キー) と [編集] メニューの [カット] 項目を使用して、選択された要素を編集可能なコンポーネントからクリップボードにカットする。 

[カット] キー (または [Shift] + [Delete] キー) と [編集] メニューの [カット] 項目は、キーボードから、選択をクリップボードにカットするための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-40: 

アプリケーションは [コピー] キー (または [Control] + [Insert] キー) と [編集] メニューの [コピー] 項目を使用して、選択された要素を編集可能なコンポーネントからクリップボードにコピーする。 

[コピー] キー (または [Control] + [Insert] キー)と [編集] メニューの [コピー] 項目は、キーボードから、選択をクリップボードにコピーするための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-41: 

アプリケーションは [ペースト] キー (または [Shift] + [Insert] キー) を使用して、クリップボードの内容を編集可能なコンポーネントにペーストする。 

[ペースト] キー (または [Shift] + [Insert] キー) は、キーボードから、クリップボードの内容をペーストするための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-42: 

[ペースト] または [リンクのペースト] がコンポーネントのポップアップ・メニューを使って起動された場合、データはコンポーネントの挿入位置にペーストされる。しかし、ポップアップ・メニューが選択の上でポップアップされている場合は、たとえ保留された選択の削除が無効になっていても、選択がまず削除され、可能ならばペーストされたデータに置き換えられる。 

選択の上でポップアップ・メニューを表示することは、[ペースト] または [リンクのペースト] の操作が選択に置き換わることを示す。 

必須 

4-43: 

[ペースト] または [リンクのペースト] が [編集] メニューから、またはキーボード操作から起動され、ターゲット・コンポーネントの中の挿入位置が選択から分離されていない場合、保留された選択の削除が有効になっていれば、選択の内容がペーストされたデータに置き換えられる。 

保留された選択の削除は、挿入位置が選択から分離されておらず、[ペースト] または [リンクのペースト] が [編集] メニューから、またはキーボード操作から起動されたときに、選択が削除されるかどうかを決定する。 

一次転送

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-44: 

編集可能なコレクションで、BTransfer Click、[Control] + BTransfer Click、[Alt] + [コピー]、および [Control] + [Alt] + [Insert] キーは、一次セレクションを挿入位置にコピーする (挿入位置は、通常はマウス操作とキーボード操作で異なることに注意)。 

これらの操作は、ユーザが強制的にコピー操作を実行するときの便利な手段として利用できる。 

必須 

4-45: 

編集可能なコレクションで、[Shift] + BTransfer Click、[Alt] + [カット]、および [Alt] + [Shift] + [Delete] キーは、一次セレクションを挿入位置に移動する (挿入位置は、通常はマウス操作とキーボード操作で異なることに注意)。 

これらの操作は、ユーザが強制的に移動操作を実行するときの便利な手段として利用できる。 

必須 

4-46: 

編集可能なコレクションで、[Control] + [Shift] + BTransfer Click は、挿入位置に一次セレクションへのリンクを置く。 

[Control] + [Shift] + BTransfer は、ユーザが強制的にリンク操作を実行するときの便利な手段として利用できる。 

必須 

4-47: 

一次移動は、選択されている要素と同様に一次セレクションを移動する。つまり、出力先に移動された要素は、一次セレクションとして選択された状態になる。一次コピーと一次リンクは、転送データを出力先で選択しない。 

この規則は、移動、コピー、およびリンク操作における選択の扱いを決める。 

クイック転送

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-48: 

すべてのテキスト・コンポーネントがクイック転送をサポートする。 

クイック転送は、一時的なセレクションを作成し、そのセレクションを、出力先コンポーネントの挿入位置にただちに移動、コピーまたはリンクするために使用される。テキストでは、クイック転送は一次セレクションに影響を与えずに、テキストの移動、コピーまたはリンクを行うための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-49: 

コンポーネントがクイック転送をサポートする場合、[Alt] + BTransfer Motion または [Control] + [Alt] + BTransfer Motion は、指定された範囲の要素を一時的に選択し、離された時点で出力先コンポーネントの挿入位置にコピーする。 

これらの操作は、クイック・コピーを行うための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-50: 

コンポーネントがクイック転送をサポートする場合、[Alt] + [Shift] + BTransfer Motion は、指定された範囲の要素を一時的に選択し、離された時点で出力先コンポーネントの挿入位置に移動する。 

これらの操作は、クイック・カットを行うための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-51: 

コンポーネントがクイック転送をサポートする場合、[Control] + [Alt] + [Shift] + BTransfer Motion は、指定された範囲の要素を一時的に選択し、離された時点で出力先コンポーネントの挿入位置にそれらへのリンクを置く。 

これらの操作は、クイック・リンクを行うための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-52: 

クイック転送は、一次セレクションやクリップボードに影響を与えない。ただし、転送の出力先が一次セレクションの境界内または境界上に存在し、保留された選択の削除が有効なときを除く。この場合、空の一次セレクションはそのままで、クイック転送は一次セレクションの内容を削除してから、転送された要素をペーストする。 

クイック転送は、二次的な選択機能なので、一次セレクションに影響を与えることはできない。転送の出力先が一次セレクションの中にある場合、クイック転送は一次セレクションを二次セレクションに置き換える。 

必須 

4-53: 

クイック転送では、一時的な選択の範囲は、BSelect Motion が一次セレクションの範囲を決定するときに使われるのと同じモデルで決定される。 

この規則により、一次セレクションとクイック転送操作の間の一貫性が保証される。 

必須 

4-54: 

ユーザが一時的な選択を行なっている間に、スクロール可能なコレクションの外にポインタをドラッグした場合、自動スクロールが使用され、コレクションはポインタの向きにスクロールする。ユーザが、ポインタをコレクションの外に置いたまま BTransfer を離した場合、またはユーザが BTransfer を押したまま [取消し] キーを押した場合、強調表示は消され、転送は実行されない。 

オートスクロールは、スクロール可能なコレクションのビューポートの外にある要素に、一時的な選択を拡張するための便利な手段として利用できる。 

ドラッグ転送

 

n/a 

 

 

 

必須 

4-55: 

選択をサポートするコレクションで、[Shift] + BTransfer Release または [Shift] + BSelect Release は、強制的にドラッグ移動操作を実行する。移動が不可能な場合、操作は失敗する。 

この機能は、ユーザが強制的に移動操作を実行するための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-56: 

選択をサポートするコレクションで、[Control] + BTransfer Release または [Shift] + BSelect Release は、強制的にドラッグ・コピー操作を実行する。コピーが不可能な場合、操作は失敗する。 

この機能は、ユーザが強制的にコピー操作を実行するための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-57: 

選択をサポートするコレクションで、[Control] + [Shift] + BTransfer Release または [Shift] + BSelect Release は、強制的にドラッグ・リンク操作を実行する。リンクが不可能な場合、操作は失敗する。 

この機能は、ユーザが強制的にリンク操作を実行するための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-58: 

ドラッグ移動操作が、セレクションを同じコンポーネントの中で移動するとき、セレクションは選択された要素とともに移動する。 

つまり、選択された要素がドラッグ操作で移動される場合、それらの要素は移動後も選択されていなければならない。この機能は、コンポーネントの中で選択を移動するための便利な手段として利用できる。 

必須 

4-59: 

テキスト単位のコレクションで、選択領域内でドラッグを開始すると、テキスト・セレクション全体がドラッグされる。 

一貫性を持たせるために、ドラッグ&ドロップ・アクションはセレクション全体に作用しなければならない。 

必須 

4-60: 

リスト単位およびグラフィック単位のコレクションで、選択された要素上でドラッグを開始すると、セレクション全体がドラッグされる。 

一貫性を持たせるために、ドラッグ&ドロップ・アクションはセレクション全体に作用しなければならない。 

必須 

4-61: 

リスト単位およびグラフィック単位のコレクションで、未選択の要素上で BTransfer または BSelect でドラッグを開始すると、その要素だけがドラッグされ、セレクションには影響しない。 

未選択の要素は、セレクションに影響を与えずにドラッグできる。 

必須 

4-62: 

未選択の領域でドラッグが開始され、ポインタが 2 つのドラッグ可能な要素にまたがっている場合、ドラッグは重なりの一番上にあるドラッグ可能な要素を使用する。 

このガイドラインは、ドラッグ操作の一貫性を保証する。 

必須 

4-63: 

アプリケーションがドラッグ操作を開始すると、ポインタはドラッグ・アイコンに置き換えられる。 

ドラッグ・アイコンは、ドラッグ操作が実行中であることを示す視覚的なフィードバックを提供する。 

必須 

4-64: 

アプリケーションが使用するすべてのドラッグ・アイコンは、ソース・インジケータを含んでいる。 

ソース・インジケータは、ドラッグされている要素を視覚的に表現する。 

必須 

4-65: 

[取消し] キーを押すと、実行中のドラッグが取り消され、ドラッグ&ドロップ操作が終了する。 

[取消し] キーは、ユーザがドラッグ操作を取り消すための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-66: 

BTransfer を離すと、ドラッグ&ドロップ操作が終了する。 

BTransfer を離すという操作は、ドラッグ操作を終了させるための一貫性のある手段として利用できる。 

必須 

4-67: 

BTransfer (または BSelect) が離されると、ドロップ操作は通常ドラッグ・アイコン・ポインタのホット・スポットの位置で起こり、重なりの一番手前にあるドロップ領域にドロップされる。しかし、ドロップがセレクションの中で発生し、かつ保留されている選択の削除が有効になっている場合、転送データはセレクション全体の内容を置き換える。 

この規則は、マウス・ベースの転送操作の扱いに関しての一貫性を保証する。 

必須 

4-68: 

転送に成功すると、データはドロップ領域に置かれ、アプリケーションによって使用されている転送アイコンはすべて削除される。 

転送アイコンは、ドロップ操作の際に転送されるデータの型を表すために使用できる。ドロップ操作に成功すると、データが転送される。 

必須 

4-69: 

転送に失敗すると、データはドラッグ・ソースに残り、ドロップ領域には置かれない。アプリケーションが使用していた転送アイコンは、すべて削除される。 

ドロップ操作に失敗すると、データは転送されない。 

推奨 

s: 

選択をサポートするコレクションで、BTransfer Motion (または BSelect Motion) の結果としてドラッグ操作が開始される場合は、コピー、移動、またはリンク操作が実行中であることを示すフィードバックが、ユーザに表示される。操作がコピー、移動、またはリンクのいずれになるのかは、ドロップ領域に作成されるオブジェクトの型と、ソース・オブジェクトが削除されるかどうかに依存する。 

一般に、ドラッグしたものを変更しなければ、ソース・オブジェクトの位置とターゲットのドロップによっては移動操作が起こるが、コピーまたはリンク操作が起こる場合もある。たとえば、メール・メッセージへのアタッチメントを表すアイコンをドラッグすると、一般にはアタッチメントのコピーが行われ、オリジナルはメール・メッセージから削除されない。表示されるフィードバックには、操作されるソース・オブジェクトを表すドラッグ・アイコンを使用しなければならない。 

推奨 

t: 

選択をサポートするコレクションで、[Control] + BTransfer Motion または [Control] + BSelect Motion の結果としてドラッグ操作が開始される場合は、コピー操作が実行中であることを示すフィードバックが、ユーザに表示される。 

表示されるフィードバックには、操作されるソース・オブジェクトを表すドラッグ・アイコンを使用しなければならない。 

推奨 

u: 

選択をサポートするコレクションで、[Control] + [Shift] + BTransfer Motion または [Control] + [Shift] + BSelect Motion の結果としてドラッグ操作が開始される場合は、リンク操作が実行中であることを示すフィードバックが、ユーザに表示される。 

表示されるフィードバックには、操作されるソース・オブジェクトを表すドラッグ・アイコンを使用しなければならない。 

推奨 

v: 

ドラッグによって実行できるコピー、移動、またはリンク操作をサポートするコレクションでは、ドラッグ操作の際に、1 つのオブジェクトまたは複数のオブジェクトが操作されていることを示すフィードバックが、ユーザに表示される。 

ドラッグ操作の際に提供されるフィードバックは、ユーザが、希望のオブジェクトのセットがドラッグされていることを確認できるようなものでなければならない。複数のオブジェクトのドラッグ操作に使われるドラッグ・アイコンは、その操作がコピー、移動、リンクのどれかわかるようにフィードバックを統合するべきである。 

オプション 

w: 

アプリケーションでユーザがデータをデータ区画にペーストできるようにする場合は、ファイル・マネージャからファイルをデータ区画にドラッグ&ドロップできるようにする。 

ユーザが、ファイルをアプリケーションのデータ区画にドラッグ&ドロップできなければならない。その結果は、ファイルの要素の取り込みか、選択ファイルをアプリケーションのデータとして組み込めなかったことを示すエラー・メッセージの表示でなければならない。受け入れられたドラッグ転送の結果として、次に示すようなアプリケーションからの応答がある。 

1) ファイルのアイコン・イメージを、ドロップ・ポイントに挿入する。 

2) アプリケーションが、入力されたファイル内のデータを使用して、何らかのアクションを実行する。 

3) ファイルに格納されたデータを、ドロップ・ポイントに挿入する。 

4) ファイル名を、ドロップ・ポイントに挿入する。