共通デスクトップ環境 ToolTalk メッセージの概要

ttdt_file_notice

Tt_message  ttdt_file_notice(   Tt_message      context,
                                Tttk_op         op,
                                T_scope         scope,
                                const char *    pathname,
                                int             send_and_destroy );  

ttdt_file_notice() 関数は、ファイルに関する標準 ToolTalk 通知を作成し、必要に応じて送信します。Created、Deleted、Moved、Reverted、Saved、Modified の 6 種類の標準ファイル通知を作成するには、この関数を使用します。


注 -

ttdt_file_event() 関数は、ttdt_file_notice() 関数よりもハイレベルなインタフェースです。Moved 通知以外のすべての通知を送信する場合は、この関数を使用するようにしてください。


エラーが発生すると、エラー・ポインタが返されます。Tt_status を調べるには、tt_ptr_error を使用します。表 A-7 では、この関数が返す可能性のあるエラーについて説明します。

表 A-7 ttdt_file_notice が返す可能性のあるエラー

エラーの値 

説明 

TT_ERR_NOMP

ttsession プロセスが存在しません。ToolTalk サービスは、ttsession が実行されていない場合はその再起動を試みます。このエラーは、ToolTalk サービスがインストールされていないか正しくインストールされていないかのどちらかを示します。 

TT_ERR_PROCID

指定されたプロセス識別子が旧式か、無効です。 

TT_ERR_NOMEM

オペレーションを実行するのに十分なメモリがありません。 

TT_ERR_OVERFLOW

ToolTalk サービスが受信したメッセージの数が、正しく処理可能なアクティブ・メッセージの最大数 (2000) に達しました。 

TT_ERR_DBAVAIL

ToolTalk サービスが、このオペレーションに必要な ToolTalk データベースにアクセスできませんでした。 

TT_ERR_DBEXIST

ToolTalk サービスが、指定された ToolTalk データベースを予期した場所で見つけることができませんでした。 

TT_DESKTOP_EINVAL

オペレーションが移動され、send_and_destroy パラメータの値が true です。

TT_ERR_POINTER

パス名が NULL か、ToolTalk エラー・ポインタでした。