Solaris 共通デスクトップ環境 Motif への移行

Motif GUI ビルダを使用する

アプリケーションビルダ (以降、AppBuilder とします) または Visual WorkShop(TM) のような Motif GUI ビルダを使用すると、アプリケーション用に新しい Motif GUI を構築できます。「変換と配置」で説明した 2 段階のプロセスを使用してポートを移植する場合は、一度試してみてから変更を加えるという柔軟な対応が必要です。特定の GUI 内で手動でコーディングする場合は、変更するのが難しく時間がかかります。AppBuilder を使用すると、オブジェクトをドラッグ&ドロップしてプロトタイプ GUI を簡単に作成できるので柔軟に対応できます。通常は、GUI ビルダを使用して新しい Motif インタフェースをレイアウトする方が、GUI を手作業で移植するよりも時間がかかりません。

実際には、使用する移植プロセスの種類やアプリケーションの大きさに関わらず、Motif GUI ビルダの使用を検討する必要があります。ビルダは GUI とアプリケーションのフレームワークコードをすべて生成するので、アプリケーションコードに専念できます。