ディスクセットを作成する手順を次に示します。
ホストをディスクセットに追加 (これでディスクセットを作成)
ドライブをディスクセットに追加
ディスクセットを作成する前に、次の作業を行います。
ディスクセット内の各ホストでディスクドライブのデバイス名が同じになるよう、ディスクドライブのデバイス名を設定する。
共有されるドライブを両方のホストに接続する。
各ホスト上で、ローカルメタデバイスの状態データベースの複製を構成する。
ディスクセット内の共有ドライブに同じデバイス名を設定する方法については、「ディスクセット用のディスクドライブデバイス名を設定する方法 (コマンド行)」を参照してください。
前提条件 (「DiskSuite オブジェクトを作成するための前提条件」) を満たし、予備情報 (「ディスクセットを作成するための予備情報」) を読んでいることを確認する。
デバイスにアクセスできるホストを定義することによって、ディスクセットを作成する。
# metaset -s <セット名> -a -h <ホスト>... |
-s <セット名> |
metaset(1M) が作用するディスクセットの名前を指定します。 |
-a |
指定されたディスクセットにホストを追加します。DiskSuite では、ディスクセットあたり最大 2 つのホストをサポートします。 |
-h <ホスト>... |
ディスクセットに追加される 1 つ以上のホストを指定します。最初のホストを追加すると、セットが作成されます。2 番目のホストは後で追加できますが、指定されたホスト上でセット内のすべてのドライブが見つからない場合、これは受け付けられません。<ホスト>には、/etc/nodename にあるものと同じ名前を指定します。 |
metaset(1M) コマンドにより、新しいディスクセットの状態をチェックする。
# metaset |
red# metaset -s relo-red -a -h red blue red# metaset -s relo-blue -a -h red blue red# metaset Set name = relo-red, Set number = 1 Host Owner red blue Set name = relo-blue, Set number = 2 Host Owner red blue |
この例では、ホスト red から、relo-red と relo-blue の 2 つの共有ディスクセットを作成します。ホスト名は red と blue であり、それぞれに専用のローカルディスクセットを保有しています。metaset コマンドで状態が表示されます。この時点では、どちらのセットにも所有者はありません。セットにディスクを追加するホストは、デフォルトで所有者となります。