Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

未使用スライスからミラーを作成する方法 (コマンド行)

この作業での手順を次に示します。

作業を開始する前に、「DiskSuite オブジェクトを作成するための前提条件」の前提条件と 「ミラーを作成するための予備情報」の予備情報をチェックします。詳細は、metainit(1M) と metattach(1M) のマニュアルページを参照してください。

例 - 2 面のミラーの作成


# metainit d51 1 1 c0t0d0s2
d51: Concat/Stripe is setup
# metainit d52 1 1 c1t0d0s2
d52: Concat/Stripe is setup
# metainit d50 -m d51
d50: Mirror is setup
# metattach d50 d52
d50: Submirror d52 is attached

この例では、2 面ミラー d50 を作成します。metainit(1M) コマンドは、実際には連結である、2 つのサブミラー (d51d52) を作成します。metainit -m コマンドは、d51 の連結から 1 面ミラーを作成します。metattach(1M) コマンドは、d52 を接続することによって、2 面ミラーを作成してミラーの再同期を行います (接続されたサブミラー上のデータは、再同期の間に他のサブミラーによって上書きされます)。システムは、オブジェクトが設定されていることを確認します。

次の作業

ファイルシステムに対して新しく作成されたミラーを準備するには、「メタデバイス上にファイルシステムを作成する方法 (コマンド行)」を参照してください。データベースなど、raw メタデバイスを使用するアプリケーションには、メタデバイスを認識する独自の方法が必要です。