Solstice DiskSuite 4.2.1 ユーザーズガイド

サブミラー内のスライスを有効にする方法 (コマンド行)

「DiskSuite オブジェクトを保守するための前提条件」の前提条件、「ミラーと RAID5 メタデバイスにおけるスライスの交換と有効化の概要」の概要、「ミラーと RAID5 メタデバイス内のスライスを交換および有効にするための予備情報」の予備情報をチェックしてから、 metareplace(1M) コマンドを使用して、サブミラーに含まれるエラーの発生したスライスを有効にします。metareplace(1M) では、自動的に再同期を開始して、新しいスライスをミラーの残りの部分と同期させます。

例 - サブミラー内のスライスを有効化


# metareplace -e d11 c1t4d0s7
d11: device c1t4d0s7 is enabled

ミラー d11 には、ソフトエラーの発生したスライス c1t4d0s7 を含むサブミラーがあります。-e オプション付きの metareplace コマンドを使用すれば、エラーの発生したスライスを有効にできます。


注 -

物理ディスクに欠陥がある場合、「サブミラー内のスライスを交換する方法 (コマンド行)」の説明に従って、そのディスクをシステム上で使用可能な他のディスク (およびそのスライス) と交換できます。あるいは、ディスクを修復 / 交換し、フォーマットし、この例に示すように -e オプション付きの metareplace を実行することができます。