この作業は、他のスライスを連結することによって既存の RAID5 メタデバイスを拡張するために使用します。一般に、これは領域を使い果たした RAID5 メタデバイスに対する短期的な解決策です。パフォーマンス上の理由により、純粋な RAID5 メタデバイスの使用をお勧めします。
前提条件 (「DiskSuite オブジェクトを保守するための前提条件」) を満たし、予備情報 (「スライスとメタデバイスを拡張するための予備情報」) を読んだことを確認する。
オブジェクトリストから、既存の RAID5 メタデバイスオブジェクトをダブルクリックする。
オブジェクトがキャンバスに表示されます。
スライスをクリックして「スライスブラウザ」ウィンドウを開き、RAID5 メタデバイスに連結するスライスを選択する。
選択したスライスを RAID5 オブジェクトの先頭にドラッグする。
スライスは、少なくとも RAID5 メタデバイス内の最小のスライスと同じ大きさでなければなりません。同時に複数のスライスを選択するには、Control キーを押しながらクリックします。
DiskSuite ツールは、追加スライスをオブジェクトの末尾に表示します。
RAID5 オブジェクトの先頭の矩形をクリックし、「確定」をクリックする。
マウントされたファイルシステムの場合:GrowFS のダイアログボックスが表示されます。「今拡張する」をクリックし、growfs(1M) コマンドの実行を開始します。「ファイルシステムの拡張中」メッセージが表示される。「ファイルシステム拡張の中断」をクリックした場合、このコマンドは中止されます。そうでない場合、growfs(1M) コマンドが終了すると、「DiskSuite ツール」ウィンドウに戻ります。
raw デバイスを使用するアプリケーション:このようなアプリケーションは、DiskSuite に依存しない独自の方法で拡張された領域を認識する必要があります。
コンフィグレーションログを表示して、RAID5 メタデバイスが確定されたことを確認する。
この例では、スライス /dev/dsk/c0t1d0s3 が追加された RAID5 メタデバイス d3 を示します。