Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing 2.3 ユーザーマニュアル

AP 状態の維持

Sun Enterprise 10000 サーバー以外のマシンで、ディスクまたはネットワークパスグループ用の入出力コントローラのホストになっているボードを接続あるいは切り離す場合は、apconfig -F コマンドを実行する必要があります。このコマンドは、ボードに対する切り離しフラグ (DE) を設定あるいはクリアして、ボードが接続されているかどうかを正しく示します。

Sun Enterprise 10000 サーバーでは、接続や切り離しの操作の後に apconfig -F を実行する必要はありません。DR 操作の完了後、DE フラグは自動的に設定またはクリアされます。

ネットワークコントローラをホストするボードを切り離す場合で、ネットワークデバイスが前回の起動から使用されていないときは、apconfig -F コマンドを実行して、システムにネットワークデバイスが無効であることを通知します。

apconfig -N コマンドは、対応する AP メタドライバが読み込まれていない場合、切り離されたはずのボードにネットワークコントローラが常駐している、または、ないはずのコントローラがボード上にあるといった誤った情報を表示することがあります。apconfig -F を実行して、apconfig -N が正しい情報を表示するようにしてください。