ここでは、Solstice DiskSuite によって使用されているディスクを構成解除する手順を説明します。詳細は、Solstice DiskSuite のマニュアルを参照してください。
システムのパックアップを取ります。
su と入力し、スーパーユーザーのパスワードを入力します。
取り外すデバイスを使用しているメタデバイスまたはアプリケーションを特定します。以下に例を示します。
# metadb | grep c1t2d0 # metastat | grep c1t2d0 # mount | grep c1t2d0
複製データベースを削除します。
ディスクに複製データベースがある場合は、その複製データベースを削除する必要があります。以下に例を示します。
# metadb -d c1t2d0s0
スライスを置き換えるか、メタデバイスを消去します。
ディスクのスライスがサブミラーによって使用されているか、RAID メタデバイス内に存在する場合は、それらのスライスを他の使用可能なスライスで置き換えることができます。以下に例を示します。
# metareplace d20 c1t2d0s1 c2t2d0s1
使用することができる交換用スライスがない場合は、メタデバイスを消去する必要があります。以下に例を示します。
# metaclear d21
スライスを置き換えるか、ホットスペアを消去します。
ディスクのスライスがホットスペアプールによって使用されている場合は、それらのスライスを他の使用可能なスライスで置き換えることができます。以下に例を示します。
# metahs -r all c1t2d0s1 c2t2d0s1
ディスク上にあるすべてのファイルシステムをマウント解除します。
マウント解除するファイルシステムが存在するディスクで障害が発生しているか、障害が発生した場合、umount 処理が完了せずに、その処理中に大量のエラーメッセージがシステムコンソールに表示され、/var ディレクトリ内に記録される場合があります。umount 処理が正常に完了しない場合は、システムの再起動が必要となる場合があります。
# umount ファイルシステム
# umount /export/home # umount /export/home2
詳細は、Solstice DiskSuite のマニュアルを参照してください。
ディスクドライブの取り外し方法については、『Sun Ultra 450 ワークステーションユーザーマニュアル』または『Ultra Enterprise 450 システムユーザーマニュアル』を参照してください。