スケーラビリティー機能によって、単一プロセッサーと多重プロセッサーに負荷を与えるテストインスタンスや、プロセス数を調整することができます。スケーラブルテストのオプションを変更し、各テストのインスタンスが別のオプションと同時に実行されるように設定すことができます。Processor Affinity 機能と組み合わせると、柔軟なテスト環境を構築することができます。以下に説明するオプションを使用して、選択したテストインスタンスの数で負荷の量を調節することができます。
Group Concurrency - 同じテストグループ内で同時に実行できるテストの最大数を設定します。このオプションは、最上位レベルとグループレベルの Schedule オプションメニューで使用することができます。
System Concurrency - システム全体で同時に実行できるテストの最大数を設定します。Group Concurrency オプションを上書きします。このオプションは、最上位レベルの Schedule オプションメニューで使用することができます。
Instances - 同じデバイスに対して同時に実行できるテストの数です。たとえば、1 つのテストにインスタンスが 8 個ある場合は、同じ 1 つのテストのコピーを同時に 8 個実行することができます。このとき、各コピーは、テストシステムの 1 つのプロセッサで実行することも、すべてのプロセッサを使用して実行することもできます (下記の Processor Affinity を参照)。インスタンス数は、Number of Instances オプション (このオプションはスケーラブルテストにだけ適用されます) を使用して設定します。このオプションは、いくつかのテストレベルの Test Parameter オプションメニューで使用することができます。
Processor Affinity - テストの実行に使用するプロセッサを指定することができます。マルチプロセッサシステムでだけ使用することができます。テストの各インスタンスが、異なる Processor Affinity を持つことができます。1台のプロセッサだけをテストのインスタンスに設定することができます。 Processor Affinity が指定されないときは、migrating がデフォルトになります。このオプションは、いくつかのテストレベルの Test Parameter オプションメニューで使用することができます。