名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 使用例 | 関連項目
/usr/sbin/apdbコマンドを使用して、AP データベースを管理することができます。
以下のオプションをサポートしています。
指定された raw ディスクスライスにデータベースの複製を作成します。データベースの複製は最大で 10 個作成することができます。スライスの最小サイズは 300 KB です。
指定された raw ディスクスライスからデータベースの複製を削除します。
指定されたデータベースの作成または削除を強制します。このオプションは、データベースの最初の複製を作成する場合と、データベースの最後の 2 つの複製のそれぞれを削除する際に必要となります。存在するデータベースの複製が 2 つ以下になった場合に、このオプションを使用しないでデータベースの複製を削除しようとすると、AP はエラーメッセージを表示します。
データベースの複製の情報を、デフォルトのファイルの/etc/systemではなく、カーネルファイルのsystem_fileに補足します。
データベースの複製の場所をメジャー番号とマイナー番号の組み合わせで指定することによって、そのデータベースを削除します。メジャー番号を指定するには -mを使用し、マイナー番号を指定するには-nを使用します。このオプションは、デバイスがなくなったことによってデータベースに対するパスが存在しない場合に有用です。
データベース内のすべての未確定のエントリを確定します。
メモリー内にあるデータベースをすべてのデータベースの複製にコピーします。すべてのデータベースの複製はメモリーと同期していて、システムの停止とともに自動的に更新されます。-Zオプションを使用することによって、コマンドを実行した時点でデータベースの複製を更新することができます。
以下のコマンドは、AP システムのデータベースの複製を/dev/rdsk/c2t0d0s1に作成します。
# apdb -c /dev/rdsk/c2t0d0s1 |
『Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing 2.3 ユーザーマニュアル』