名前 | 形式 | 機能説明 | オプション | 使用例 | 関連項目
/usr/sbin/apdisk コマンドを使用して、代替パス設定 (AP: Alternate Pathing) システムのディスクパスグループを管理することができます。
以下のオプションをサポートしています。
2 つの入出力ポートに接続されたディスクアレイにエントリを作成します。primary_disk_controller とphysical_disk_controllerの 2 つの入出力ポート名 (例 sf:0 とsf:1) を指定してください。
ディスクコントローラのパス名で、入出力ポート名とインスタンス番号はコロン (:) で区切ります。この命名規則は以前のバージョンの AP と異なります。区切り記号としてコロン (:) を採用したことにより、AP で広範囲のさまざまなディスクコントローラを使用できるようになりました。この変更は、ネットワークのパス名には適用されません。
指定されたディスクパスグループの AP 情報を削除します。既存の情報が未確定の場合、apdisk はその情報をただちに削除します。既存の情報が確定済みの場合は、削除対象として指定され、確定が完了するまで既存のメタデバイスは機能し続けます。 確定が完了した時点で、その情報は削除されます。
指定されたディスクパスグループの AP 情報の削除を取り消します。このオプションを指定すると、apdisk -dによって削除が指定された確定済みの情報の削除要求が取り消されます。
物理ディスクコントローラをオフラインに指定します。パスグループ内の他のディスクコントローラが正常に機能している場合は、対応するメタディスクインタフェースを使用し続けることができます。物理ディスクコントローラが有効な代替パスである場合は、その物理ディスクコントローラをオフラインに指定することはできません。
物理ディスクコントローラをオンラインに指定します。この操作によって、ディスクコントローラが自動的に有効な代替パスになることはありません。
指定された主パス (例: sf:0)によって識別されるパスグループの既存のデータベースエントリを更新します。1 つまたは複数のパスを介してアクセスすることができなくなったディスクターゲットは削除され、新しいディスクターゲットが追加されます。
この結果、/dev/ap/[r]dsk 内の AP メタデバイスノードも更新する必要があります。メタデバイスノードを更新するには、以下の 2 つのコマンドを実行してください。
このリファレンスマニュアルのapconfig(1M)と、SunOS リファレンスマニュアルの drvconfig(1M ) を参照してください。
指定された入出力コントローラパスのtriedフラグをクリアします。
以下のコマンドは、pln:0 を主パスとして pln:0 とpln:1を介してアクセスすることができるディスクのメタディスクデバイスノードと AP データベースエントリを作成します。
# apdisk -c -p pln:0 -a pln:1 # apdb -C # drvconfig -i ap_dmd # apconfig -R |
以下のコマンドは、sf:1が主パスに設定されているディスクの AP データベースエントリを削除します。
# apdisk -d sf:1 # apdb -C |
以下のコマンドでは、sf:1のtried フラグをクリアしています。
# apdisk -w sf:1 |
『Sun Enterprise サーバー Alternate Pathing 2.3 ユーザーマニュアル』
このリファレンスマニュアルの apdb(1M), apconfig(1M), apinst(1M), apnet(1M) とSunOS リファレンスマニュアルの devlinks(1M), devfsadm(1M)(Solaris 8 のみ), drvconfig(1M)