特記事項: SunFDDI アダプタ

ホストファイルの構成

SunFDDI ドライバソフトウェアをインストールした後、アダプタのインタフェース用に hostname ファイルを作成する必要があります。また、/etc/hosts ファイル内に、インタフェース用の IP アドレスとホスト名を作成する必要があります。

ホストファイルを構成する
  1. コマンド行で grep コマンドを使用し、/etc/path_to_inst ファイル内で pf デバイスまたは nf デバイスを検索します。

    SunFDDI PCI アダプタの場合


    # grep pf /etc/path_to_inst
    "/pci@1f,2000/pci@2/pf@0" 0 "pf"

    上記の例では、pf@0 インスタンスにより、SunFDDI PCI アダプタがスロット 1 に取り付けられていることが分かります。

    SunFDDI SBus アダプタの場合


    # grep nf /etc/path_to_inst
    "/sbus@1f,0/SUNW,nf@1,7880" 1 "nf"

    上記の例では、nf@1 インスタンスにより、SunFDDI SBus アダプタがスロット 2 に取り付けられていることが分かります。

  1. /etc/hostname.pfnum ファイル、または hostname.nfnum ファイルを作成します。num には、実際に使用するインタフェースのインスタンス番号を指定します。

    • 使用する予定のない SunFDDI アダプタのネットワークインタフェースの /etc/hostname.nfnum ファイルや hostname.pfnum ファイルは作成しないでください。

    • /etc/hostname.nfnum ファイルや hostname.pfnum ファイルには、適切なネットワークインタフェースのホスト名が含まれている必要があります。

    • ホスト名には IP アドレスが必要です。IP アドレスは、/etc/hosts ファイルに入力する必要があります。

    • ホスト名は、すべてのインタフェースのすべてのホスト名の中で一意である必要があります。たとえば、/etc/hostname.hme0/etc/hostname.nf1 で同じホスト名を共有することはできません。

SBus の手順 1 のインスタンスの例を使用して、zardoz というシステムで SunFDDI アダプタ (zardoz-11) を使用する場合に必要な /etc/hostname.nfnum ファイルを以下の例に示します。


# cat /etc/hostname.hme0
zardoz
# cat /etc/hostname.nf0
zardoz-11

  1. 有効な nf または pf ネットワークインタフェースごとに、/etc/hosts ファイルに適切なエントリを作成します。

    前の例では、エントリは以下のとおりです。


    # cat /etc/hosts
    #
    # Internet host table
    #
    127.0.0.1     localhost
    129.144.10.57 zardoz    loghost
    129.144.11.83 zardoz-11

  2. システムを再起動します。