rules ファイルとプロファイルは、check スクリプトを実行して、これらのファイルが正しく設定されていることを確認してからでないと使用できません。すべてのルールとプロファイルが有効な場合は、rules.ok ファイルが作成されます。このファイルは、カスタム JumpStart インストールソフトウェアがシステムをプロファイルと照合するために必要です。
表 6-8 に check スクリプトの動作を示します。
表 6-8 check スクリプトの流れ
rules.ok ファイルの所有者は root で、アクセス権は 644 です。
次に、rules ファイルのテストに使用する check スクリプトの構文を示します。
$ ./check [[-p path]] [[-r file_name]] |
引数 |
説明 |
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使用しているシステムの check スクリプトではなく、指定した Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) または Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) イメージの check スクリプトを使用することによって、rules ファイルの妥当性を検査します。path は、ローカルディスクまたはマウント済み Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) または Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) 上にある Solaris インストールイメージです。 Solaris の旧バージョンが動作しているシステムでは、最新バージョンの check スクリプトを実行するために、このオプションを使用します。 |
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名前が rules 以外の rules ファイル名を指定します。このオプションを使用すると、rules ファイルに組み込む前にルールの妥当性を検査できます。 |
check スクリプトが JumpStart ディレクトリにあることを確認します。
check スクリプトは、Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (SPARC) または Solaris 8 SOFTWARE 1 of 2 CD (Intel) の Solaris_8/Misc/jumpstart_sample ディレクトリにあります。
check スクリプトを実行して rules ファイルの妥当性を検査します。
$ ./check [[-p path -r file_name]] |
check スクリプトを実行すると、rules ファイルの有効性と各プロファイルの有効性の検査結果を表示します。エラーが検出されなければ、check スクリプトは「The custom JumpStart configuration is ok」と表示します。
rules ファイルの妥当性検査を終えたら、第 7 章「カスタム JumpStart オプション機能の使用」の任意のカスタム JumpStart 機能と、第 10 章「カスタム JumpStart インストールの実行」のカスタム JumpStart インストールの実行方法について参照してください。