ここでは、SunFDDI SAS アダプタの検証に用いた設定を説明します。
異なるドメイン上の FDDI SAS アダプタ 2 つを直接接続し、双方に同じサブネットアドレスを持たせます。たとえば、IP アドレス 10.10.1.80 を持つドメイン A 上の FDDI SAS アダプタと IP アドレス 10.10.1.81 を持つドメイン B 上の FDDI SAS アダプタを使用した場合、同じサブネットアドレス (10.10.1) を使っているので有効な環境を構築できます。
特長
FDDI コンセントレータは必要ありません。
制限
この設定では、最大 2 ドメインまでしかサポートできません。
2 つの FDDI アダプタがお互いに接続できるのみで、一方が接続に失敗すると接続が切れてしまいます。
Alternate Pathing (AP) はサポートされません。
FDDI コンセントレータ (端末集配信装置) は、ポート M 経由で 1 個以上の FDDI SAS アダプタを FDDI コンセントレータに接続します。FDDI コンセントレータには、複数の M ポートおよび A ポートと B ポートが 1 個ずつ必要です。FDDI コンセントレータは、各 FDDI SAS アダプタのサブネットアドレスが認識できなければなりません。
ポイントツーポイントの設定と同様、FDDI SAS アダプタ間で通信をするにはアダプタが互いに同じサブネットアドレスを持っている必要があります。
ドメイン内で 2 つ以上の FDDI SAS アダプタが FDDI コンセントレータに接続されている場合、AP が使えるようになります。
特長
複数のドメインおよび FDDI SAS アダプタと交信ができます。
DR と AP が使えます。
制限
FDDI コンセントレータが設定の一部となるため、コンセントレータが各 FDDI SAS アダプタのサブネットアドレスを認識できなければなりません。