特記事項: SunFDDI アダプタ

SMT フレームのクラスとタイプ

SMT フレームは、ピアツーピア (ステーション間) 管理に使用されます。SMT フレームは、フレームの機能を定義するクラスに分類されます。各クラスは、フレームが通知 (情報のみ) であるか、サービスの要求であるか、要求への応答であるかを定義する 3 つのタイプに分類されます。SMT フレームとその機能についての詳細は、『ANSI/FDDI Station Management (SMT) X3.299 R7.3 Specification』を参照してください。

pf_smtmon(1M) ユーティリティーまたは nf_smtmon(1M) ユーティリティーを使用して、以下の SMT フレームクラスを監視します。

NIF (隣接局情報フレーム)

pf_smtmon(1M) または nf_smtmon(1M) を実行したときに表示される最も一般的なフレームです。隣接するステーションに関する情報 (アドレス、説明、状態、MAC 機能など) が送信され、ステーションがリングに接続されて機能していることを示すキープアライブ (keep-alive) 通知として使用されます。NIF フレームは、通知、要求、応答のいずれかです。

SIF (局情報フレーム)

これらのフレームでは、ステーションに関するより詳細な情報が送信されます。SIF 構成フレームは、ステーションの構成 (ポート数、MAC エンティティ数、接続方針など) を示します。SIF 操作フレームは、ステーションの現在の状態を示します。SIF フレームは要求または応答のいずれかです。

ECF (エコーフレーム)

これらのフレームは、ICMP の ping パケットと同等で、ステーション間の接続のテストに使用されます。ECF フレームは要求または応答のいずれかです。

RDF (資源否定フレーム)

これらのフレームは、要求が拒否されたことを示します。SMT エージェント (SunFDDI に付属する SunNet Manager プロキシエージェントなど) で、サポートされていない、または認識できない要求が受信された場合は、要求が拒否されたことを示す RDF フレームが発行されます。RDF フレームは常に応答です。

ESF (拡張サービスフレーム)

これらのフレームは実装に依存します。ESF フレームは、通知、要求、応答のいずれかです。

PMF (パラメタ管理フレーム)

これらのフレームは、遠隔ステーションの属性のアクセスに使用されます。パラメタ管理プロトコルでは、get (表示) 機能および set (変更) 機能の両方がサポートされています。ただし、pf_smtmon(1M) ユーティリティーや nf_smtmon(1M) ユーティリティーでは、PMF_get フレームだけが表示されます。PMF_get フレームは、要求または応答のいずれかです。