SunVTS 4.3 ユーザーマニュアル

テストセッションの記録と再実行

Record および Replay 機能を使用して、SunVTS のテストセッションを記録することができます。1 回の記録で保存されるテストセッションは 1 つだけです。

イベントは、/var/opt/SUNWvts/vts_replay_file ファイルに記録されます。

テストセッションを記録しておくと、後に記録されたイベントを使用して、記録されたイベントシーケンスを SunVTS カーネルで再生することができます。


注 -

Record および Replay 機能は、イベントシーケンスを忠実に再現しますが、イベントの時間の長さは再現することができません。これは、それぞれの実行時間が異なるためです。



注 -

/var/opt/SUNWvts/vts_replay_file ファイルは編集しないで下さい。


テストセッションを記録・再実行する
  1. SunVTS で実行するテストセッションを構成します。

    「SunVTS のテストセッションを構成する」を参照してください。

  2. メニューバーから Commands → Start testing with record を選択します。

    テストセッションが実行され、イベントが記録されます。テストを停止すると、記録されたセッションを再実行することができます。

  3. Commands → Replay を選択してテストセッションを再実行します。

    SunVTS カーネルは、手順 1 と同様に設定された同じテストを再実行します。


    注 -

    再実行中は、SunVTS カーネルは、記録されたテストセッションを再表示しているだけでなく、実際に実行しています。