Solaris 8 のインストール (上級編)

Solaris Web Start によるインストールまたはアップグレード後に必要な作業

Solaris オペレーティング環境のインストールまたはアップグレードを終了した後、必要に応じて次の作業を行う必要があります。

アップグレード後にローカル変更を復元する方法

アップグレードを行うと、Solaris Web Start は既存システムに対して行なったローカルなソフトウェア変更と新しい Solaris ソフトウェアをマージします。ただし場合によっては、マージが行われないことがあります。したがって、システムのアップグレードが終了したら、保存されなかったローカル変更を復元しなければならない場合があります。


注意 - 注意 -

保存されなかったローカル変更を復元しないと、システムがブートされないことがあります。


  1. 次のファイルの内容を確認して、Solaris Web Start によって保存されなかったローカル変更を復元する必要があるかどうかを判断します。

    /a/var/sadm/system/data/upgrade_cleanup

  2. 保存されなかったローカル変更があれば、復元します。

  3. システムをリブートします。


    # reboot
    

Kiosk を保存する方法

Solaris ソフトウェアをインストールした後に Kiosk を使用する場合は、「システムに Kiosk を保存 (Save Kiosk on System)」をクリックして、Kiosk をシステムにコピーする必要があります。Kiosk は /var/sadm/webstart/kiosk ディレクトリに保存されます。

ローカルの Kiosk へアクセスする方法

Solaris ソフトウェアをインストールしシステムをリブートした後、Kiosk にアクセスするには、次の手順に従います。

  1. Netscape Communicator を使用します。

  2. /var/sadm/webstart/kiosk/index.html ファイルを開きます。

  3. CDE のスタイル・マネージャの「ウィンドウ (Window)」で「ポイントでウィンドウをアクティブに (Point In Window To Make Active)」を選択し、「アクティブにしたウィンドウを手前に (Raise Window When Made Active)」の選択を解除します。