Solaris DHCP の管理

DHCP マネージャ

DHCP は、DHCP サービスで管理作業を実行するために使用する GUI (Graphical User Interface) です。

DHCP マネージャウィンドウ

DHCP マネージャのウィンドウの表示は、管理プログラムが実行されているサーバーの構成が DHCP サーバーであるか BOOTP リレーエージェントであるかによって異なります。

サーバーが DHCP サーバーである場合、DHCP マネージャはタブ形式のウィンドウを使用します。このウィンドウでは、作業に応じたタブを選択します。DHCP マネージャには次のタブがあります。

図 4–1 に、DHCP サーバー上で起動した場合の DHCP マネージャウィンドウを示します。

図 4–1 DHCP サーバーシステム上の DHCP マネージャ

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サーバーが BOOTP リレーエージェントとして構成されているとき、これらのタブの情報は BOOTP リレーエージェントには必要ないので、DHCP マネージャウィンドウにこれらのタブは表示されません。BOOTP リレーエージェントの属性を変更し、DHCP マネージャを使用して DHCP デーモンを停止または起動することだけが可能です。図 4–2 は、BOOTP リレーエージェントとして構成されたシステム上で起動した場合の DHCP マネージャウィンドウです。

図 4–2 BOOTP リレーエージェントシステム上の DHCP マネージャ

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DHCP マネージャのメニュー

DHCP マネージャのメニューには、次の内容が含まれます。

DHCP マネージャが BOOTP リレーエージェントで実行されている場合、「編集 (Edit)」メニューと「表示 (View)」メニューは使用できません。

すべての DHCP サービス管理機能は、「編集 (Edit)」メニューと「サービス (Service)」メニューで実行されます。「編集 (Edit)」メニューにあるコマンドを使用して、選択されているタブに応じて、ネットワーク、アドレス、マクロ、オプションの作成、削除、変更ができます。また、「アドレス (Addresses)」タブが選択されている場合、「編集 (Edit)」メニューはウィザードも表示します。このウィザードは、ネットワークと複数の IP アドレスを容易に作成できるダイアログのセットです。「サービス (Service)」メニューは、DHCP デーモンを管理するためのコマンドを表示します。これらのコマンドを使用すると、サーバーを起動または停止したり、有効または無効にしたり、構成を変更したり、構成を解除したりできます。「サービス (Service)」メニューには、データストアを変換したり、データをサーバーにエクスポートまたはインポートするためのコマンドもあります。

DHCP マネージャの起動と停止

DHCP マネージャはスーパーユーザーとして DHCP サーバーで実行する必要がありますが、X Window System リモート表示機能を使用すると、他の UNIX システムからリモートで表示できます。

DHCP マネージャを起動する方法

  1. (省略可能) DHCP サーバーシステムでスーパーユーザーになります。

  2. リモートで DHCP サーバーシステムにログインしている場合、次の手順にしたがって、ローカルのシステムに DHCP マネージャを表示することができます。

    1. ローカルシステムで次のように入力します。


      # xhost +server-name
      
    2. リモートの DHCP サーバーシステムで次のように入力します。


      # DISPLAY=local-hostname;export DISPLAY
      
  3. 次のコマンドを入力します。


    # /usr/sadm/admin/bin/dhcpmgr &
    

    DHCP マネージャウィンドウが開き、サーバーが DHCP サーバーとして構成されている場合には「アドレス (Addresses)」タブを表示します。BOOTP リレーエージェントとして構成されている場合には、タブは表示されません。

DHCP マネージャを停止する方法

    「ファイル (File)」メニューから「終了 (Exit)」を選択します。

    DHCP マネージャウィンドウが閉じます。