DHCP サービスの起動と停止には、DHCP デーモンの動作に影響する可能性がある処理をいくつか実行する必要があります。希望する結果を得るための正しい手順を選択するには、DHCP サービスの起動と停止、有効と無効、および構成と構成解除を理解しておく必要があります。次に、これらの用語について説明します。
起動、停止、再起動コマンドは、現在のセッションのデーモンだけに影響します。つまり、DHCP サービスを停止すると現在実行中のデーモンは終了しますが、システムを再起動すると終了したデーモンは再び起動します。サービスを停止しても、DHCP データテーブルは影響されません。
有効コマンドと無効コマンドは、現在のセッションと将来のセッションのデーモンに影響します。DHCP サービスを無効にすると、現在実行中のデーモンは終了し、サーバーを再起動しても終了したデーモンは起動しません。DHCP デーモンがシステム起動時に自動的に起動するように設定しておく必要があります。DHCP データテーブルは影響されません。DHCP サービスを有効または無効にできるのは、DHCP マネージャだけです。
構成解除コマンドは、デーモンをシャットダウンし、システムの再起動時にデーモンが起動されないようにし、DHCP データテーブルを削除できるようにします。構成解除については、第 3 章「DHCP サービスの構成」を参照してください。
サーバーに複数のネットワークインタフェースがある場合にすべてのネットワークでは DHCP サービスを提供したくない場合、DHCP サービスを監視するネットワークインタフェースの指定を参照してください。
この節では、DHCP サービスを起動および停止、有効および無効にするときの手順について説明します。
DHCP マネージャを起動します。
この手順については、DHCP マネージャを起動する方法を参照してください。
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