Solaris DHCP モジューラフレームワークの実装では、次のデータアクセス層が使用されます。
アプリケーション/サービス層 - この層には、DHCP デーモン (in.dhcpd) や、コマンド行管理ユーティリティ (pntadm、dhtadm、dhcpconfig)、DHCP Manager ツール、レポートジェネレータなどの、DHCP サービスのデータを使用するすべての機能が含まれます。これらのデータを使用するものは、このアーキテクチャのフレームワーク構成層によって実装される API 関数の呼び出しを通して DHCP サービスと対話を行います。
フレームワーク構成層 - 共有ライブラリ libdhcpsvc.so と構成ファイル /etc/inet/dhcpsvc.conf から構成されています。フレームワーク構成層は、アプリケーション/サービス層とサービスプロバイダ層を接続するものです。フレームワーク構成層についての詳細は、フレームワーク構成層を参照してください。
サービスプロバイダ層 - サービスプロバイダ API 関数を実装するパブリックモジュールから構成されています。これは、データ格納コンテナおよびそれらに関するレコードを操作するために、フレームワーク構成層を介してアプリケーション/サービス層によって使用されます。データ格納コンテナとは dhcptab および DHCP ネットワークテーブルのことです。