Sun Enterprise 10000 DR 構成マニュアル

ドメインへの十分なスワップ領域の割り当て

ドメインのスワップ領域は、スワップデバイスと swapfs (メモリー) から構成されます。ドメインには、ページング可能なメモリーをフラッシュできるだけの十分なスワップ領域が必要です。たとえば、2 GB のドメインから 1 GB のメモリーを切り離す場合、負荷に応じて、1 GB のスワップ領域が必要です。スワップ領域が不足している場合、DR 操作を完了することができません。

ドメインのスワップ領域は、別々のボードがホストとなっているコントローラに接続されているディスク上に、複数のパーティションとして構成する必要があります。この種の構成では、スワップパーティションを動的に追加・削除できるので、特定のスワップパーティションに重要性が偏らなくなります (詳細については、swap(1M) に関するマニュアルページを参照してください)。


注 -

メモリー (swapfs) やディスク上のスワップ領域を切り離す場合は、現在実行中のプログラムに対応できるだけの十分なメモリーまたはスワップ領域がドメイン内に残っている必要があります。