Solaris 8 のインストール (上級編)

フラッシュアーカイブのセクション

フラッシュアーカイブには、少なくとも 3 つのセクションが含まれます。これらのセクションは、アーカイブ識別情報と、クローンシステムにインストールされるマスターシステムからコピーされた実際のファイルから構成されています。

  1. cookie セクション - フラッシュアーカイブの先頭には、ファイルをフラッシュアーカイブとして識別する cookie が含まれます。アーカイブが有効であるためには、この cookie が存在する必要があります。

  2. identification セクション - 2 つ目のセクションには、アーカイブについての識別情報を示す値が指定されたキーワードが含まれます。

  3. ユーザー定義のセクション - identification セクションの後には、ユーザーがセクションを定義して挿入できます。フラッシュアーカイブは、ユーザーが挿入したセクションは処理しません。ユーザー定義のセクションは、行単位で作成し、復帰改行 (ASCII 0x0a) 文字で終了させる必要があります。個々の行の長さに制限はありません。ユーザー定義のセクションにバイナリデータを含める場合は、base64 またはそれに類似したアルゴリズムを使用してコード化する必要があります。

    ユーザー定義のセクションの名前は「X」で始める必要がありますが、その後には改行、等号、空文字、フォワードスラッシュ (/) 以外の任意の文字を続けることができます。たとえば、X-department はユーザー定義のセクション名として有効です。

  4. archive セクション - archive セクションには、マスターシステムから保存されたファイルが含まれます。