名前 | 形式 | 使用条件 | 機能説明 | オプション | 注意事項 | 関連項目
SUNWjfpu
cs00toatok8 は、cs00 のユーザー辞書に登録されている単語を ATOK8 上で利用するために、cs00 の単語リストファイルの形式から ATOK8 の辞書メンテナンスで使用するテキスト形式の単語ファイルへ変換するフィルタです。
cs00toatok8 は filename に指定されたファイルを読み込みます。filename が与えられなければ、標準入力からファイルを読み込みます。そのファイルの内容は、cs00 の単語リストファイルの形式である必要があります。 cs00toatok8 は、ATOK8 の辞書メンテナンスで使用するテキスト形式の単語ファイルを標準出力に出力します。cs00toatok8 は個々の単語を次の規則に従って変換します。
単語の読みの文字種および長さと、単語(表記)の文字種および長さを変更しません。
変換元の単語の品詞を次に示す表に従って変換します。
cs00 における品詞 | ATOK8 における品詞 | ||
:N1 | 名詞1 | 1 | 一般名詞 |
:N2 | 名詞2 | 1 | 一般名詞 |
:M1 | 人名1 | 2 | 固有人名 |
:M2 | 人名2 | 2 | 固有人名 |
:T1 | 地名1 | 3 | 固有地名 |
:T2 | 地名2 | 3 | 固有地名 |
:NM | 数詞 | 16 | 数詞 |
:NN | 助数詞 | 15 | 接尾辞 |
:PR | 接頭詞 | 14 | 接頭語 |
:SF | 接尾詞 | 15 | 接尾辞 |
:AD | 副詞 | 33 | 副詞 |
:CN | 接続詞 | 12 | 接続詞 |
:RT | 連体詞 | 11 | 連体詞 |
:AJ | 形容詞 | 31 | 形容詞 |
:AV | 形容動詞 | 32 | 形容動詞 |
:SH | サ変動詞 | 6 | 名詞サ変 |
:ZH | ザ変動詞 | 7 | 名詞ザ変 |
:1V | 一段活用動詞 | 27 | 一段動詞 |
:KV | カ行五段活用動詞 | 17 | カ行五段 |
:GV | ガ行五段活用動詞 | 18 | ガ行五段 |
:SV | サ行五段活用動詞 | 19 | サ行五段 |
:TV | タ行五段活用動詞 | 20 | タ行五段 |
:NV | ナ行五段活用動詞 | 21 | ナ行五段 |
:BV | バ行五段活用動詞 | 23 | バ行五段 |
:MV | マ行五段活用動詞 | 24 | マ行五段 |
:RV | ラ行五段活用動詞 | 25 | ラ行五段 |
:WV | ワ行五段活用動詞 | 26 | ワ行五段 |
:UN | 分類不可 | - | - |
:TK | 単漢字 | 10 | 単漢字 |
:BS | 文節 | - | - |
:UN 「分類不可」、:BS 「文節」の品詞をもつ単語はデフォルトでは出力されませんが、 -a オプションを指定して出力できます。 また、変換元の単語が複数の品詞をもつ場合、 cs00toatok8 はその個々の品詞をもつ独立した複数の単語に変換します。
cs00toatok8 は、読み、単語 (表記) に対しては一切変更しません。 したがって、ATOK8 辞書に登録する場合は次の点に注意してください。
単語の読みの文字種および長さと、単語 (表記) の文字種および長さによっては、ATOK8 辞書には登録できない場合があります。
単語の表記の両端が「’」 (全角の単一引用符) または「”」(全角の二重引用符) であると、ATOK8 辞書には両端の文字が取り除かれて登録されます。
単語の表記に「、」(全角のコンマ) が含まれていると、ATOK8 辞書には登録できません。
ATOK8 辞書へ登録するには、辞書メンテナンスツールを使用する方法と、atok8dicm コマンドを使用する方法があります。詳細は、『ATOK8 ユーザーズガイド』および atok8dicm(1) のマニュアルページを参照してください。
atok8(1), atok8dicm(1), udicm(1), atok8wordlist(4)