ibmjtoeuc(1)

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名前

euctoibmj, ibmjtoeuc– 日本語 EUC、IBM 日本語コード間のコード変換

形式

euctoibmj [-t] [-u code] [-U] [filename…]
ibmjtoeuc [-u code] [-U] [filename…]

使用条件

SUNWjfpu

機能説明

euctoibmj は、指定された filename のファイルの内容を ASCII/日本語 EUC から EBCDIC/IBM 日本語コードに変換します。ibmjtoeuc は、指定された filename のファイルの内容を EBCDIC/IBM 日本語コードから ASCII/日本語 EUC に変換します。これらのコマンドはいずれも変換結果を標準出力 ( stdout ) に出力します。filename が指定されない場合には、標準入力から読み込まれます。

日本語をハンドルする場合、euctoibmj および ibmjtoeucj コマンドは、日本語 EUC および IBM-Japanese 間の変換のみを行います。日本語 EUC、JIS、および PC 漢字 間のコード変換は、 jistoeuc(1) ファミリまたは iconv(1) によってサポートされます。

オプション

-u code

このオプションが指定されると、印字文字に変換されないコードは、euctoibmj の場合、4 桁の 16 進数 code を使って指定された IBM 日本語コード (Host Code) に 変換され、ibmjtoeuc の場合、4 桁の 10 進数 code で指定された JIS 区点コードに対応する日本語 EUC コードに変換されます。このオプションが指定されない場合、IBM 日本語コード (Host Code) として 4040、JIS 区点コードとして 0101 が採用されます。

-U

出力はバッファリングされません (デフォルトではバッファリングされます)。

-t

このオプションが指定されると、euctoibmj は、入力中のコードセット 2 のカタカナをコードセット 1 の対応するカタカナに あらかじめ変換して処理します。 このオプションが指定されない場合、コードセット 2 のカタカナは 不正なコードとして処理されます。

環境

euctoibmj および ibmjtoeuc の実行時には、環境変数 LC_CTYPE または LANG が、ja またはこれと同等な日本語ロケールに設定されていなくてはなりません。環境変数はこの順番で調べられ、有効なロケールの設定が検知された段階でロケールが決定されます。

ファイル

/usr/lib/jcodetables/ibmj-euc

IBM 日本語コード用コード変換テーブル

関連項目

iconv(1), jistoeuc(1), ibmjcode(3X), jisconv(3X), iconv_ja(5)

診断

unexpected data encountered in input.

入力ファイル中に不正なコードが存在します。

使用上の留意点

ASCII/EBCDIC の変換テーブルは 1968 年 11 月版 CACM の 256 文字標準に 基づいています。ibm 変換は、標準的ではありま せんが、ある種の IBM 印字トレーンの規約に適合しています。すべての場合に満足できるような解決方法はありません。

日本語 EUC と IBM 日本語コード間の変換テーブルは、JIS X 0201、JIS X 0208–1983、および IBM 漢字コード一覧表 (第 4 版、1987 年 9 月) に基づいています。

JIS X 0212 文字集合が入力された場合、 euctoibmj は変換を正しく行えません。

SunOS 5.8  最終更新日 1998年8月14日

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