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SUNWjfpu
mle は、仮名漢字入力機能を持たない漢字表示可能な端末および端末エミュレータ上で 日本語を入力するためのフロントエンドプロセッサです。
mle は、日本語入力のためのコマンドやデータを受け取り、変換結果をアプリケーションへ渡します。このコマンドが実行されると、まず、モード表示、かな漢字変換のためのキーバインド、辞書、かな漢字変換エンジンなどを使用して自分自身を初期化します。mle は、スクリーンの最下行に変換中の文字列を、その行の先頭には現在の変換モードを表示します。 変換結果に複数の候補がある場合は、 やはり最下行にそれらの候補が表示されます。mle を使って入力された文字は、アプリケーションに日本語 EUC で渡されます。
日本語 EUC 端末利用者の場合
% mle |
JIS 端末利用者の場合
% setterm -x NewJIS7 % mle |
MS 漢字 (シフト JIS) 端末利用者の場合
% setterm -x SJIS % mle |
( setterm(1) 参照 )
キー定義ファイル
日本語変換エンジンとの接続時に使用される初期化ファイル
MLEPATH
mle 関連のファイルが置かれているディレクトリを指定します。デフォルトは /usr/lib/mle です。
SHELL
mle が起動するシェル。デフォルトは、/usr/bin/csh です。
LC_*
変数 (LC_CTYPE
、LC_MESSAGES
、LC_TIME
、LC_COLLATE
、LC_NUMERIC
、LC_MONETARY
)( environ(5) 参照) のいずれも環境に設定されていなければ、それぞれ対応するロケールのカテゴリにおける mle の動作は、環境変数 LANG
によって決定されます。もし、LANGLC_ALL
が設定されていれば、その内容が LANG
変数やその他の LC_*
変数より優先されます。上記の変数が環境にまったく設定されていなければ、C ロケール (米国スタイル) が mle の動作を決定します。
LC_CTYPE
mle の文字の処理方法を決定します。LC_CTYPE
に有効な値が設定されていると、mle は、そのロケールにあった文字を含むテキストやファイル名を表示および処理できます。mle は拡張 UNIX コード (日本語 EUC ) も表示および処理できます。 この場合、文字は 1 バイト幅、2 バイト幅、3 バイト幅のいずれも使用できます。また、mle は 1、2、またはそれ以上のカラム幅の日本語 EUC 文字も処理することができます。C ロケール においては、ISO 8859-1 の文字だけが有効です。
LC_MESSAGES
診断メッセージや情報メッセージの表示方法を決定します。また、メッセージの言語とスタイル、そして肯定応答および否定応答の正しい形も決定します。C ロケール においては、メッセージはプログラム自身が使用しているデフォルトの形で表示されます (通常、米語)。
setterm(1), keybind(4), cstab(4), terminfo(4), curses(3CURSES)
pty を1つ獲得しますので、pty の獲得できない場合は起動できません。
save cursor(sc)
restore cursor(rc)
change scroll region(csr)
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