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Sun Java System Calendar Server 管理ガイド 

付録 D
Calendar Server のコマンド行ユーティリティのリファレンス

Calendar Server には、Identity Server にバンドルされているユーザー管理ユーティリティ (commadmin) には含まれていないコマンド行管理ユーティリティのセットが用意されています。

これらの Calendar Server ユーティリティはバッチ、シェル、および Perl などのスクリプトプログラムから実行できます。ユーティリティの一部 (csusercsresourcecsdomain) は commadmin ユーティリティに取って代わられましたが、その他は Schema 2 環境でも使用されています。Schema 1 の場合は、commadmin を使用せず、csusercsresource および csdomain の使用を継続する必要があります。

これらのユーティリティは、必要に応じて ics.conf 設定ファイルに記録されているデフォルト値を使用します。

コマンド行ユーティリティは次のディレクトリに格納されています。

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/sbin

この章で説明する内容は次のとおりです。


コマンド行ユーティリティの実行

Solaris オペレーティングシステムでは、Calendar Server の実行ユーザーおよびグループ、または root としてログインしている状態でコマンド行ユーティリティを実行します。これはインストール時に指定し、デフォルトは icsusericsgroup です。

たとえば、Calendar Server のベースディレクトリが CALENDAR の場合、cscal ユーティリティの list コマンドを実行するには、ログイン後に次のことを行います。

cd CALENDAR/SUNWics5/cal/sbin
./cscal list

コマンド行ユーティリティの構文

Calendar Server のコマンド行ユーティリティの構文は次のとおりです。

utility [ -option [ value ] ] command [ target ]

utility は、cscalcsuser など、実行可能なユーティリティの名前を表します。

option には、コマンドが実行する処理を指定します。オプションは、-d のように、ハイフン (-) に続けて小文字で指定します。角カッコ ([ ]) で囲まれているオプションは省略可能です。そのように明記されている場合は、複数のオプションを同時に指定できます。

value は、option によって指定される動作をさらに修飾します。たとえば、-d オプションで使用する説明などがこれに該当します。角カッコ ([ ]) で囲まれている値は省略可能です。空白文字を含む値は、引用符 (" ") で囲む必要があります。複数の値を指定するときは全体を引用符 (" ") で囲み、各値を空白文字で区切ります。ただし、セミコロンで区切ったリストを使用する場合など、特に明記されている場合を除きます。

command は、たとえば listcreate のように、ユーティリティが実行する処理を指定します。縦棒で区切られているコマンドは、一度に実行できるコマンドがいずれか (両方ではない) であることを示します。

target は、コマンドの実行対象となる カレンダー ID やユーザー ID などのオブジェクトです。

コマンド行ユーティリティの使用規則

コマンド行ユーティリティの使用には、一般に次の規則が適用されます。

スクリプト内のリターンコード

スクリプトからコマンド行ユーティリティを実行する場合、ユーティリティの実行に成功した場合はリターンコード 0 が返され、失敗した場合は 1 が返されます。


コマンド行ユーティリティの表

表 D-1 は、Calendar Server のコマンド行ユーティリティを示しています。

表 D-1 Calendar Server のコマンド行ユーティリティの概要 

ユーティリティ

説明

csattribute

カレンダーユーザーまたはリソースの LDAP 属性を管理する

csbackup

個々のカレンダー、ユーザー、カレンダーデータベースをバックアップする

cscal

カレンダーとそのプロパティを管理する

csclean

状態属性 (inetUserStatus) が Identity Server の commadmin ユーティリティによって「削除」としてマークされている Calendar Server ユーザーのユーザーカレンダーとリソースカレンダーを削除する

cscomponents

カレンダーコンポーネントである予定と作業 (仕事) を管理する

csdb

カレンダーデータベースを管理する

csdomain

ホストされた (仮想) ドメインの LDAP ディレクトリ内の Calendar Server 属性を管理する

csexport

カレンダーを iCalendar 形式 (.ics) または XML 形式 (.xml) のファイルにエクスポートする

csimport

iCalendar 形式 (.ics) または XML 形式 (.xml) のファイルからカレンダーをインポートする

csmonitor

カレンダーデータベースの LDAP 接続、ログファイル、使用可能ディスク容量を監視する

csplugin

設定されている Calendar Server API (CSAPI) プラグインを表示、有効化、無効化する

cspurge

削除ログデータベース (ics50deletelog.db) 内のエントリを手動で破棄する

csrename

ユーザー ID の名前変更を許可する。これによって、データベース全体が書き換えられる

csresource

会議室や機器などのカレンダーリソースを管理する

csrestore

個々のカレンダー、ユーザー、カレンダーデータベースを復元する

csschedule

GSE (グループスケジューリングエンジン) キュー内のスケジューリングエントリを管理する

csstart

Calendar Server プロセスを開始する

csstats

Calendar Server にカウンタを表示する

csstop

Calendar Server プロセスを停止する

csstored.pl

カレンダーデータベースとログファイルのアーカイブ処理を行う

cstool

稼動中の Calendar Server インスタンスに対して ping を実行する

csuser

カレンダーユーザーを管理する

start-cal

すべての Calendar Server プロセスを開始する

stop-cal

すべての Calendar Server プロセスを停止する

 


csattribute

csattribute ユーティリティは、Calendar Server ユーザーまたはリソースの LDAP エントリ属性を管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

csattribute [-q|-v] -a attribute =value [-t resource | user]

[-d domain] add target

csattribute [-q|-v] -a attribute [=value ] [-t resource | user]

[-d domain] delete target

csattribute [-q | -v] [-t resource | user] [-d domain] list target

表 D-2 は、csattribute ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-2 csattribute ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

add target

指定したターゲット (ユーザーまたはリソースオブジェクト) に LDAP 属性と値を追加する

list target

ターゲットオブジェクトの属性をリスト表示する

delete target

ターゲットから属性を削除する

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-3 は、csattribute ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-3 csattribute ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a attribute =value

または

-a attribute [=value ]

LDAP 属性と値

  • -a オプションを使用する場合は attribute の指定は必須
  • add コマンドで -a オプションを使用する場合は value の指定は必須。 ただし、delete コマンドと list コマンドで -a オプションを使用する場合は省略可能

-t user | resource

ターゲットの種類 (ユーザーまたはリソースオブジェクト)。デフォルトはユーザー

[-d domain]

ホストされた (仮想) ドメインの名前を指定する。デフォルトは ics.conf ファイルの service.defaultdomain パラメータの設定


csbackup

csbackup ユーティリティは、カレンダーデータベース、指定したカレンダー、ユーザーのデフォルトカレンダーをバックアップします。次のコマンドがあります。

バックアップしたカレンダーデータベースのバージョン番号は、指定したバックアップディレクトリ内のバージョンファイル caldb.conf に記録されます。

csrestore については、「csrestore」を参照してください。

要件

構文

csbackup [-q|-v] -f database target

csbackup [-q|-v] -c calid calendar target

csbackup [-q|-v] -a userid [-b basedn] defcal target

表 D-4 は、csbackup ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-4 csbackup ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

database target

カレンダーデータベースを指定のターゲットデータベースディレクトリにバックアップする。デフォルトのターゲットデータベースディレクトリは次のとおり

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/sbin/target-directory

ターゲットデータベースディレクトリだけを指定するときは、ディレクトリ名の前にスラッシュ (/) を含めない
例 :

csbackup database backupdir

注 : ターゲットバックアップディレクトリがすでに存在し、-f オプションを指定しない場合は、csbackup ユーティリティの実行は失敗する。たとえば、backupdir ディレクトリがすでに存在する場合は、そのディレクトリが空であっても次のコマンドの実行は失敗する

csbackup database backupdir

このため、既存のターゲットバックアップディレクトリを指定するときは、-f オプションを指定して csbackup を実行する必要がある

存在しないターゲットバックアップディレクトリを指定し、csbackup にディレクトリを新規作成させることもできる

calendar calid target

指定した ID のカレンダーを、指定したターゲット出力ファイルにバックアップする。データの形式はファイル拡張子によって示される。.ics は text/calendar、.xml は text/xml

defcal userid target

指定したユーザー ID のデフォルトカレンダーを、指定したターゲットファイルにバックアップする。データの形式はファイル拡張子によって示される。.ics は text/calendar、.xml は text/xml

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-5 は、csbackup ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-5 csbackup ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a userid

バックアップするカレンダーのユーザー ID。デフォルトオプションでは、このオプションの指定は必須。デフォルト値は存在しない

-b basedn

このユーザーに使用されるベース DN。デフォルトは、ics.conf ファイルの local.ugldapbasedn の設定

ベース DN (識別名) は、検索の開始点として使用される LDAP ディレクトリのエントリである

たとえば、ベース DN として ou=people, o=sesta.com を指定すると、Calendar Server が行う LDAP 検索では常に o=sesta.com ディレクトリツリー内の ou=people サブツリーだけが対象となる

-c calid

バックアップするカレンダーの ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須。デフォルト値は存在しない

詳細については、「カレンダーの一意の識別子 (calid) の作成」を参照

-f

既存のバックアップファイルの削除を強制する

現在のリリースでは、バックアップターゲットディレクトリがすでに存在する場合は、それが空の場合でも -f オプションを指定する必要がある

-l

SolsticeTM BackupTM または Legato NetworkerTM バックアッププログラムで使用するバックアップファイルを準備する。詳細については、第 15 章「Calendar Server データのバックアップと復元」を参照


cscal

cscal ユーティリティは、カレンダーとそのプロパティを管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

cscal [-q|-v] [-a aces] [-c charset] [-d description] [-g categories]

  [-k yes|no] [-l langcode] [-m email] [-n name] [-o owner]

  [-y otherowners] create|modify calid

cscal [-q|-v] [-o owner] [-O] delete|reset calid

cscal [-q|-v] [-o owner] [-O] disable|list [calid]

cscal [-q|-v] [-k yes|no] [-o owner] [-O] enable [calid]

表 D-6 は、cscal ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-6 cscal ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

create calid

指定した calid のカレンダーを作成する

注 : サイトで LDAP CLD プラグインを使用している場合、特定ユーザー用のすべてのカレンダーが、ユーザーの icsDWPHost LDAP 属性によって指定されているのと同じバックエンドサーバーに格納される必要があります。別のバックエンドサーバーにユーザーのカレンダーを作成しようとすると、Calendar Server はエラーを返します。

delete calid

指定した calid のカレンダーを削除する

-o owner オプションを指定した場合は、指定した所有者が一次所有者であるすべてのカレンダーが削除される

enable [calid]

指定した calid のカレンダーを有効にする。calid を指定しない場合は、すべてのカレンダーが有効化される

-o owner オプションを指定した場合は、指定した所有者が一次所有者であるすべてのカレンダーが有効化される

disable [calid]

指定した calid のカレンダーを無効にする。calid を指定しない場合は、すべてのカレンダーが無効化される

-o owner オプションを指定した場合は、指定した所有者が一次所有者であるすべてのカレンダーが無効化される

list [calid]

指定した calid のカレンダーのプロパティをリスト表示する。calid を指定しない場合は、すべてのカレンダーのプロパティがリスト表示される

-o owner オプションを指定した場合は、指定した所有者が一次所有者であるすべてのカレンダーがリスト表示される

modify calid

指定した calid のカレンダーのプロパティを変更する

reset calid

指定した calid のカレンダーのプロパティをデフォルト設定にリセットする

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-7 は、cscal ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-7 cscal ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a [aces]

指定したカレンダーの ACE (アクセス制御エントリ)。ACE は、グループスケジュールのためにカレンダーにアクセスできるユーザー、およびこれらのユーザーが持つアクセス権の種類 (作成、削除、読み取り、書き込みなど) を決定する。ACE 文字列または ACL (アクセス制御リスト) は、引用符 (" ") で囲む必要がある

デフォルトは、ics.conf ファイルの calstore.calendar.default.acl パラメータの設定

ACE の形式については、「カレンダー管理の概要」を参照

-c charset

文字セット。デフォルトは文字セットなし

-d description

説明 (カレンダーの目的として表示されるコメント)。デフォルトは説明なし

-g category

カテゴリ。複数のカテゴリを指定する場合は引用符 ("") で囲み、空白文字で区切る。デフォルトはカテゴリなし

-k yes|no

ユーザーカレンダーで複数のユーザーからの予約を許可するかどうかを指定する。たとえば、yes を指定した場合は、カレンダーの同じ時間帯に複数の予定をスケジューリングできる

-k オプションを省略した場合のデフォルトは、ics.conf ファイルの user.allow.doublebook パラメータの設定。ただし、user.allow.doublebook パラメータはカレンダーの作成時にだけ使用される

カレンダーの作成後は、Calendar Server はカレンダーのプロパティ (ics50calprops.db) を参照して複数のユーザーからの予約の可否を決定する。カレンダーのカレンダープロパティを変更して複数のユーザーからの予約の可否を変更する場合は、-k オプションを指定した cscal コマンドを再実行する

-l langcode

言語コード。デフォルトは言語コードなし

-m email

電子メールアドレス。デフォルトは電子メールアドレスなし

-n name

名前。デフォルトは名前なし

-o owner

一次所有者デフォルトの設定はカレンダー ID (calid)。カレンダー ID は通常はユーザー ID と同じである

-O

一次所有者のすべてのカレンダーを指定する。デフォルトは名前を指定したカレンダーのみ

-y otherowners

その他のカレンダー所有者。複数の所有者を指定する場合は引用符 (" ") で囲み、空白文字で区切る。デフォルトはその他の所有者なし


csclean

csclean ユーティリティは、状態属性 (inetUserStatus) が Identity Server の commadmin ユーティリティによって「削除」としてマークされている Calendar Server ユーザーのユーザーカレンダーとリソースカレンダーを削除します。

Calendar Server ユーザーの削除は、次の手順で行います。

  1. commadmin ユーティリティの user delete コマンドを実行し、ユーザーまたはユーザーのカレンダーサービスに「削除」のマークを付けます。
  2. csclean ユーティリティを実行してそのユーザーに対応するカレンダーをカレンダーデータベースから削除し、ユーザーの inetUserStatus 属性に「削除」のマークを付けます。
  3. commadmin ユーティリティの domain purge コマンドを実行し、ユーザーの LDAP エントリを削除します。

commadmin ユーティリティの詳細については、『Sun Java System Communications Services 6 2004Q2 User Management Utility Administration Guide』を参照してください。

Messaging Server では、これに似た msuerpurge ユーティリティを使用してメッセージストアからユーザーを削除します。msuserpurge ユーティリティについては、『Sun Java System Messaging Server 6 2004Q2 Administration Reference』を参照してください。

要件

構文

csclean [-q | -v] [-g graceperiod] clean domain

表 D-8 は、csclean ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-8 csclean ユーティリティのコマンドオプション

オプション

説明

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-g graceperiod

そのユーザーのカレンダーサービスが削除されてから経過した日数を指定する

デフォルトは 10 日


cscomponents

cscomponents ユーティリティは、カレンダーコンポーネントである予定と作業 (仕事) を管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

cscomponents [-v|-q] [-e endtime] [-s starttime] [-t event|task]

  delete|list calid

表 D-9 は、cscomponents ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-9 cscomponents ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

delete calid

指定したカレンダー ID のカレンダーから予定と作業を削除する

list calid

カレンダー ID で指定したカレンダーの予定と作業を表示する

version

ユーティリティのバージョンを画面に表示する

表 D-10 は、cscomponents ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-10 cscomponents ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-e endtime

コンポーネントを時間で範囲指定する場合の終了時刻。終了時刻に 0 を指定すると、開始時刻以後のすべてが対象となる。デフォルトは 0

-s starttime

コンポーネントを時間で範囲指定する場合の開始時刻。開始時刻に 0 を指定すると、終了時刻以前のすべてが対象となる。デフォルトは 0

-t event|task

処理の対象となるコンポーネントの種類 (予定または作業)。デフォルトは両方


csdb

csdb ユーティリティは、カレンダーデータベース (カレンダー、セッション、統計情報) を管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

csdb [-q|-v] [-t caldb|sessdb|statdb] create|delete [dbdir]

csdb [-q|-v] [-t caldb|sessdb|statdb] list [dbdir]

csdb [-q|-v] [-f] [-t caldb|sessdb|statdb] recover [dbdir]

csdb check [dbdir]

csdb rebuild [-g] [dbdir [dstdir]]

表 D-11 は、csdb で使用できるコマンドを示しています。

表 D-11 csdb ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

create [dbdir]

指定したデータベースディレクトリにデータベースを作成する。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用されるサーバーの起動時にデータベースが存在しない場合は、Calendar Server が 1 つを自動的に作成する

delete [dbdir]

指定したデータベースディレクトリに格納されているデータベースを削除する。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用される開いているデータベース (Calendar Server の稼動中) は削除できない

list [dbdir]

指定したデータベースディレクトリに格納されているデータベースの情報を表示する。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用される

recover [dbdir]

指定したデータベースディレクトリに格納されている障害のあるデータベースの復元を試みる。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用される

check [dbdir]

指定したデータベースディレクトリに格納されているカレンダーデータベースを走査して破損の発生を調べ、結果をレポートとして出力する。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用される

rebuild [-g] [dbdir [dstdir]]

指定したデータベースディレクトリに格納されているカレンダーデータベースを走査して破損の発生を調べ、再構築したカレンダーデータベース (.db ファイル) を生成する。データベースディレクトリが指定されていない場合は、現在のディレクトリが適用される

-g オプションを指定すると、その他のカレンダーデータベースのほかに GSE (グループスケジューリングエンジン) データベースも再構築される。dstdir は、出力先を指定する (省略可能)

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-12 は、csdb ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-12 csdb ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-f

カレンダーデータベースの復元を強制する

-g

rebuild コマンドで、その他のカレンダーデータベースのほかに GSE (グループスケジューリングエンジン) データベースも再構築する

-t caldb|sessdb|statdb

ターゲットデータベースを指定する

  • caldb (カレンダー)
  • sessdb (セッション)
  • statdb (統計情報)

注 : -t オプションを指定しない場合、csdb はすべてのデータベースを対象に実行される。ただし、check コマンドと rebuilt コマンドの実行対象は caldb (カレンダー) だけである


csdomain

csdomain ユーティリティは、ホストされた (仮想) ドメインの LDAP ディレクトリに記録されている Calendar Server 属性を管理します。これらの属性は、 icsCalendarDomain オブジェクトクラスに属しています。次のコマンドがあります。

要件

構文

csdomain [-q | -v] -n node create domain

csdomain [-q | -v] {-a attr[=value] | -f filename} add domain

csdomain [-q | -v] [-a attr | -f filename] delete domain

csdomain [-q | -v] list domain

表 D-13 は、csdomain で使用できるコマンドを示しています。

表 D-13 csdomain ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

create

ホストするドメインを LDAP ディレクトリに新規作成する。このドメインでは、Calendar Server のすべてのユーザーとリソースがディレクトリ内のこのエントリの下に作成される

add

指定したドメインの LDAP ディレクトリに、Calendar Server の属性とそれに関連する値を追加する。csdomain を使用してドメインの LDAP 属性を追加または変更した場合は、新しい値が適用されるように Calendar Server を再起動する

delete

指定したホストされたドメインの LDAP ディレクトリから Calendar Server 属性を削除する。またはドメイン全体のすべての LDAP エントリを削除する

list

指定したドメインの LDAP ディレクトリに格納されている Calendar Server 属性を表示する

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-14 は、csdomain ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-14 csdomain ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a attr[=value]

LDAP 属性のプロパティとそのオプション値を指定する

属性とプロパティ名のリストについては、「LDAP 属性とプロパティ名」を参照

-f filename

Calendar Server の LDAP ディレクトリプロパティの名前と値を含むテキストファイルを指定する

例 :

createLowerCase="yes"
filterPrivateEvents="no"
fbIncludeDefCal="no"
subIncludeDefCal="no"
uiProxyUrl="https://proxyserver"

-n node

create コマンドに次のように適用される

  • LDAP Schema 1 の場合 : すべてのユーザーとリソースがその下に作成されるノードを指定する
    例 : o=node2,o=node1,o=sesta
  • LDAP Schema 2 の場合 : このドメイン用に作成されるノードの名前を指定する
    例 : o=west.sesta.com

ノードを指定しない場合、ドメイン名が適用される

domain

add、delete、list コマンドでは、LDAP ディレクトリ内の既存のドメインを指定する

create コマンドでは、LDAP ディレクトリに作成される新規ドメインの一意の名前を指定する

例 : west.sesta.com

LDAP 属性とプロパティ名

次の表は、csdomain ユーティリティに適用される LDAP 属性とプロパティ名を示しています。これらの属性は、icsCalendarDomain オブジェクトクラスに属しています。値を追加または削除するときは、属性名ではなく、プロパティ名を指定する必要があります。

csdomain を使用してドメインの LDAP 属性を追加または変更した場合は、新しい値が適用されるように Calendar Server を再起動します。

icsAllowRights 属性 : csdomain ユーティリティ

表 D-15 は、csdomain ユーティリティで設定できる icsAllowRights 属性とプロパティを示しています。この属性は 32 ビットの数値文字列で、文字列の各ビットは特定のユーザー権限に対応しています。(最新リリースでは、数ビットが使用されず、デフォルトでゼロ (0) に設定される) 特定の権限に対応しているビットが設定されている場合 (value=1)、その権限は許可されません。ビットが設定されていない場合 (値は 0)、その権限は許可されます。

icsAllowRights 属性の各プロパティには、ics.conf ファイル内に対応するパラメータがあります。プロパティが設定されていない場合 (値は 0) または指定されていない場合 (service.virtualdomain.support = "no")、Calendar Server はデフォルト値として ics.conf ファイル内の対応するパラメータの設定を適用します。

icsAllowRights の値は数値文字列であり、整数ではありません。icsAllowRights をプログラム的にバイトとして使用するには、事前に文字列の値を整数に変換する必要があります。

表 D-15 LDAP ディレクトリ属性 icsAllowRights とそのプロパティ 

ビット

プロパティ名

説明

0

allowCalendarCreation

設定した場合 (ビット 0 = 1)、カレンダーの作成は許可されない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowcreatecalendars

1

allowCalendarDeletion

設定した場合 (ビット 0 = 1)、カレンダーの削除は許可されない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowdeletecalendars

2

allowPublicWritableCalendars

設定した場合 (ビット 2 = 1)、書き込み可能なカレンダーの公開は許可されない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowpublicwriteablecalendars

3

なし

現在のリリースでは使用されていない

4

allowModifyUserPreferences

設定した場合 (ビット 4 = 1)、ドメイン管理者は WCAP コマンドを使用してユーザー設定を取得または設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.admin.calmaster.wcap.allowgetmodifyuserprefs

5

allowModifyPassword

設定した場合 (ビット 5 = 1)、ユーザーはこのサーバーを通じてパスワードを変更することができない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowchangepassword

6,7

なし

現在のリリースでは使用されていない

8

allowUserDoubleBook

設定した場合 (ビット 8 = 1)、ユーザーのカレンダーで複数のユーザーからの予約は許可されない

ics.conf の対応するパラメータ :

user.allow.doublebook

9

allowResourceDoubleBook

設定した場合 (ビット 9 = 1)、リソースカレンダーで複数のユーザーからの予約は許可されない

ics.conf の対応するパラメータ :

resource.allow.doublebook

10

allowSetCn

設定した場合 (ビット 10 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用して commonName (cn) 属性を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.cn

11

allowSetGivenName

設定した場合 (ビット 11 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用して givenName 属性を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.givenname

12

allowSetGivenMail

設定した場合 (ビット 12 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用して mail 属性を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.mail

13

allowSetPrefLang

設定した場合 (ビット 13 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用して preferredLanguage 属性を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.preferredlanguage

14

allowSetSn

設定した場合 (ビット 14 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用して surname (sn) 属性を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.sn

15

 

設定した場合 (ビット 15 = 1)、ユーザーは WCAP set_userprefs コマンドを使用してユーザーのデフォルトカレンダー ID (nswccalid) を設定できない

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.allowsetprefs.nswccalid

16-31

なし

現在のリリースでは使用されていない

 

icsExtendedDomainPrefs 属性 : csdomain ユーティリティ

表 D-16 は、csdomain ユーティリティで設定できる icsExtendedDomainPrefs 属性とプロパティを示しています。各プロパティには、ics.conf ファイル内に対応するパラメータがあります。プロパティが設定されていない場合 (値は 0) または指定されていない場合 (service.virtualdomain.support = "no")、Calendar Server はデフォルト値として ics.conf ファイル内の対応するパラメータの設定を適用します。

表 D-16 LDAP ディレクトリ属性 icsExtendedDomainPrefs 

プロパティ名

説明

allowProxyLogin

プロキシログインの可否を yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

service.http.allowadminproxy (デフォルトは no)

calmasterAccessOverride

Calendar Server 管理者がアクセス制御の適用に反してアクセスできるかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

service.admin.calmaster.overrides.accesscontrol (デフォルトは no)

calmasterCred

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのパスワードが記録された ASCII テキストを指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

service.admin.calmaster.cred (デフォルトなし)

calmasterUid

Calendar Server のドメイン管理者として指定されたユーザーのユーザー ID が記録された ASCII テキストを指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

service.admin.calmaster.userid (デフォルトなし)

createLowercase

新規カレンダーの作成時、またはカレンダーの検索時に、Calendar Server がカレンダー ID (calid) を小文字に変換するかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.calendar.create.lowercase (デフォルトは no)

domainAccess

ドメインの ACL (アクセス制御リスト) を指定する。ACL については、「アクセス制御リスト (ACL)」を参照

この ACL は、ドメイン間検索で使用される。詳細については、「ドメイン間の検索」を参照

fbIncludeDefCal

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの空き時間 / 予定ありカレンダーリストに含めるかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.freebusy.include.defaultcalendar (デフォルトは yes)

filterPrivateEvents

Calendar Server が、非公開の、および時刻と日付のみが公開される (極秘の) 予定と作業をフィルタリング (認識) できるかどうかを yes または no で指定する。no を指定した場合、Calendar Server はこれを公開予定または作業として扱う

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.filterprivateevents (デフォルトは yes)

groupMaxSize

予定を拡張するときに、LDAP グループで許可される最大出席者数を指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.group.attendee.maxsize (デフォルトは 0 : グループ全体を拡張)

language

ドメインの言語を指定する。

ics.conf の対応するパラメータ :

local.domain.language

resourceDefaultAcl

リソースカレンダーの作成時にデフォルトのアクセス制御として適用される ACL (アクセス制御リスト) を指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

resource.default.acl (デフォルトは @@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^rsf^g)

setPublicRead

ユーザーのデフォルトカレンダーの初期設定を、公開読み取り / 公開書き込み (yes) または公開読み込み / 非公開書き込み (no) に指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

service.wcap.login.calendar.publicread (デフォルトは no)

searchFilter

ユーザー検索用のデフォルトのフィルタを指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

local.userSearchFilter

ssoCookieDomain

指定ドメイン内のサーバーだけに cookie を送信するようにブラウザに指定する。この値は、ピリオド (.) から開始する必要がある。

例 : .sesta.com

ics.conf の対応するパラメータ :

sso.cookiedomain (デフォルトは現在のドメイン)

ssoUserDomain

ユーザーの SSO 認証の一部として使用されるドメインを指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

sso.userdomain (デフォルトなし)

subIncludeDefCal

ユーザーのデフォルトカレンダーを、そのユーザーの予約購読カレンダーリストに含めるかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.subscribed.include.defaultcalendar (デフォルトは yes)

uiAllowAnyone

Calendar Expres が、「全員」ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

ui.allow.anyone (デフォルトは yes)

uiAllowDomain

Calendar Expres が、このドメインの ACL (アクセス制御リスト) を表示および使用するかどうかを yes または no で指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

ui.allow.domain (デフォルトは no)

uiBaseUrl

ベースサーバーアドレスの URL を指定する。

例 : https://proxyserver

ics.conf の対応するパラメータ :

ui.base.url (デフォルトなし)

uiConfigFile

ユーザーインタフェースの一部を非表示にするために、Calendar Server が起動時に読み込む xml ベースのオプション設定ファイルを指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

ui.config.file (デフォルトなし)

uiProxyURL

HTML UI JavaScript ファイル内で先頭に追加されるプロキシサーバーアドレスの URL を指定する。

例 : https://web_portal.sesta.com/

ics.conf の対応するパラメータ :

ui.proxyaddress.url (デフォルトなし)

その他の LDAP ディレクトリ属性 : csdomain ユーティリティ

表 D-17 は、csdomain ユーティリティで設定できるその他の LDAP 属性とプロパティを示しています。

表 D-17 csdomain ユーティリティのその他の LDAP ディレクトリ属性 

LDAP 属性

プロパティ名

説明

icsAllowedServiceAccess

allowedAccessProtocols

Calendar Server へのアクセスが許可されるかどうかを指定する。http に設定した場合、アクセスは拒否される。その他の値に設定した場合、アクセスは許可される

Calendar Server は、icsStatus 属性が設定されていない場合にだけこの属性を使用する

icsDefaultAccess

userDefaultAcl

新規作成するユーザーカレンダーの ACL を指定する

ics.conf の対応するパラメータ :

calstore.calendar.default.acl

icsDomainNames

searchDomainNames

カレンダーまたはユーザーの検索時に、このドメインが検索できる外部ドメインを指定する

ics.conf の対応するパラメータ : なし

icsDWPBackEndHosts

 

ホスト名が明示的に指定されていない場合に適用される、ユーザーのデフォルトバックエンドホスト (DNS 名) を指定する。この属性は、Calendar Server のモードが LDAP CLD の場合に使用される

icsStatus

statusCalendarDomain

Calendar Server の状態を指定する

  • active : Calendar Server にアクセス可能
  • inactive : Calendar Server にアクセス不可能。カレンダーはデータベースに残され、Calendar Server の LDAP 属性も変更されない
  • deleted : ユーザーが「削除」としてマークされているため、Calendar Server にアクセス不可能
  • removed : カレンダーはカレンダーデータベースから削除されている

icsStatus の設定は、icsAllowedServiceAccess 属性に優先して適用される

icsStatus を設定しない場合、Calendar Server は icsAllowedServiceAccess 属性の設定を使用する

icsTimezone

timezone

ファイルのインポート時に使用されるタイムゾーン ID を指定する。

例 : America/New_York、Asia/Tokyo など

サポートされるタイムゾーンについては、timezones.ics ファイルを参照


csexport

csexport ユーティリティは、iCalendar 形式 (.ics) または XML 形式 (.xml) のファイルにカレンダーをエクスポートします。次のコマンドがあります。

要件

構文

csexport [-v|-q] -c calid calendar outputfile

表 D-18 は、csexport ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-18 csexport ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

calendar outputfile

指定した出力ファイルにカレンダーをエクスポートする。ファイルのデータ形式は、指定したファイル名の拡張子によって決定される

  • .ics : iCalendar (text/calendar)
  • .xml : XML (text/xml)

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-19 は、csexport ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-19 csexport ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-c calid

エクスポートするカレンダーのカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須。デフォルト値は存在しない


csimport

csimport ユーティリティは、csexport ユーティリティを使用して作成した iCalendar 形式 (ics) または XML 形式のファイルからカレンダーをインポートします。次のコマンドがあります。

要件

構文

csimport [-v|-q] -c calid calendar inputfile

表 D-20 は、csimport ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-20 csimport ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

calendar inputfile

指定した入力ファイルからカレンダーをインポートする。ファイルのデータ形式は、指定したファイル名の拡張子によって決定される

  • .ics : iCalendar (text/calendar)
  • .xml : XML (text/xml)

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-21 は、csimport ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-21 csimport ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-c calid

インポートするカレンダーのカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須。

指定したカレンダー ID がすでに存在する場合、インポートされたデータはそのカレンダーにマージされる。デフォルト値は存在しない

詳細については、「カレンダーの一意の識別子 (calid) の作成」を参照


csmonitor

csmonitor ユーティリティは、次の 3 つの監視機能を実行するスクリプトです。

構文

csmonitor [ -k | -c | -help]

表 D-22 は、csmonitor ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-22 csmonitor ユーティリティのコマンドオプション

パラメータ

説明

-k

csmonitor を停止する

-c

csmonitor のログをバックアップし、破棄する

-help

csmonitor の使用方法を表示する

表 D-23 csmonitor

表 D-23 csmonitor の設定パラメータ 

パラメータ

説明

service.monitor.continuous

csmonitor を連続してループするかどうかを指定する

連続的にループしない

連続的にループする

このオプションはより多くのシステムリソースを必要とするが、デバッグモードでは便利である

デフォルトは 0

service.monitor.loopsdelay

2 つの監視ループの間の遅延時間を秒単位で指定するデフォルトは 60

service.monitor.emailaddress.from

csmonitor が送信するメッセージの送信元となる電子メールアドレスを指定するデフォルト値は存在しない

service.monitor.emailaddress.to

csmonitor が送信するメッセージの送信先となる電子メールアドレスを指定するデフォルト値は存在しない

service.monitor.csdb.logthreshold

正常と判断される最大ディスク消費量のしきい値を、ディスク容量全体のパーセント値で指定する。カレンダーデータベースが存在するディレクトリ (csdb ディレクトリ) のディスク消費量がこの値に達すると、csmonitor は警告電子メールメッセージを送信する

デフォルトは 90

logfile.monitor.logname

csmonitor のログファイル名を指定する

デフォルトは csmonitor.log

logfile.monitor.maxlogfilesize

ログファイルの最大サイズを指定する。ログファイルのサイズがこれを超えると、csmonitor はログを csmonitor.log.timestamp という名前で保存し、ログをリセットする

デフォルトは 2097152

service.monitor.dbglevel

デバッグレベルを指定する。この値が大きいほど、csmonitor は詳細なメッセージを送信する

デフォルトは 0

 


csplugin

csplugin は、Calendar Server のインストールに設定されている CSAPI プラグインを管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

csplugin [-q|-v] [-r] -t ac|attr|auth|locate|lookup|xlate

  activate|deactivate plugin

csplugin [-q|-v] list

表 D-24 は、csplugin ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-24 csplugin ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

activate -t type name

指定した種類と名前のプラグインをロードし、有効にする (サポートされるプラグインの種類については、表 D-25 の「-t」オプションを参照)

deactivate -t type name

指定した種類および名前のプラグインを終了し、無効にする (サポートされるプラグインの種類については、表 D-25 の「-t」オプションを参照)

list

サポートされるすべてのプラグインの種類、名前、有効状態をリスト表示する (サポートされるプラグインの種類については、表 D-25 の「-t」オプションを参照)

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-25 は、csplugin ユーティリティのコマンドオプションを示しています

表 D-25 csplugin ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-r

activate コマンドで使用した場合、プラグインを Calendar Server のプラグインディレクトリに物理的にコピーする

deactivate コマンドで使用した場合、プラグインディレクトリからプラグインを削除する

-t type

サポートされている次の種類のプラグインから 1 つを指定する

  • ac : デフォルトのグループスケジューリングアクセス制御メカニズムを補強する、またはそのメカニズムに優先する別のメカニズムを適用する
  • attr : ユーザー属性の格納と取得のメカニズムを補強する、またはそのメカニズムに優先する別のメカニズムを適用する
  • auth : ログイン認証メカニズムを補強する、またはそのメカニズムに優先する別のメカニズムを適用する
  • locate : 指定した修飾 URL のカレンダー ID を取得する
  • lookup : デフォルトのカレンダー検索メカニズムを補強する、またはそのメカニズムに優先する別のメカニズムを適用する
  • xlate : 入出力データの形式変換メカニズムを補強する、またはそのメカニズムに優先する別のメカニズムを適用する


cspurge

cspurge ユーティリティを使用することで、削除ログデータベース (ics50deletelog.db) のエントリを手動で破棄できます。

要件

構文

cspurge [-q|-v] -e endtime -s starttime

表 D-26 は、cspurge ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-26 cspurge ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-e endtime

対象範囲の終了時刻を GMT (UTC、Zulu とも呼ばれる) 形式で指定する。この値と同時刻の場合は対象に含まれない

デフォルトは 0 で、開始時刻以後のすべてが対象となる

-s starttime

対象範囲の開始時刻を GMT (UTC、Zulu とも呼ばれる) 形式で指定する。この値と同時刻の場合は対象に含まれる

デフォルトは 0 で、終了時刻以前のすべてが対象となる


csrename

csrename ユーティリティを使用すると、1 人以上のカレンダーユーザーの名前を変更できます。このユーティリティを使用してカレンダーユーザーの名前を変更するには、次のことを行います。

csrename ユーティリティは次のディレクトリに格納されています。

cal_svr_base/opt/SUNWics5/cal/sbin

要件

csrename を実行する前に、以下を実行する必要があります。

csrename を実行するには、icsuser (または設定中に指定された Calendar Server 実行時ユーザー ID) としてログインします。スーパーユーザー (root) として csrename を実行すると、場合によっては新しいデータベースファイルに対するアクセス権をリセットする必要があります。LDAP ディレクトリサーバー属性を変更するには、そのディレクトリに対する管理権限も必要です。

インストールしている Calendar Server の構成にフロントエンドサーバーとバックエンドサーバーが含まれている場合は、各バックエンドサーバー上で csrename を実行する必要があります。

構文

次の構文を使用して csrename を実行します。

csrename [-t DestinationDB ] [-c ConfigFile ] [-e ErrorFile ] -m MappingFile rename [DB|LDAP]

次の表に、このユーティリティのオプションを一覧表示し、各オプションについて説明します。

表 D-27 csrename のオプション

オプション

説明

-t DestinationDB

csrename で、変換後のユーザー名が付いた新しいデータベースが生成される出力先ディレクトリを指定する。デフォルトは MigratedDB。csrename の終了後、ics.conf file 内の caldb.berkeleydb.homedir.path パラメータは出力先データベースをポイントしている必要がある。caldb.berkeleydb.homedir.path をリセットして出力先データベースディレクトリをポイントするか、または出力先データベースファイルをこのパラメータで指定されたディレクトリに移動する

-c ConfigFile ics.conf

Calendar Server 設定ファイルを指定する入力パラメータ。デフォルトは ics.confcsrename は設定ファイルの caldb.berkeleydb.homedir.path パラメータを使用して、入力カレンダーデータベースの場所を特定する。カレンダーデータベースのデフォルトの場所は cal_svr_base/var/opt/SUNWics5/csdb

-e ErrorFile

csrename でエラーや解決できないデータベースエントリが書き込まれるファイル。デフォルトは MigrateError

-m MappingFile

入力マッピングファイルを指定する。デフォルトは MigrateMapping。入力マッピングファイルとは、既存のユーザー ID を新しいユーザー ID にマッピングするテキストファイルのこと。csrename を実行する前に、マッピングファイルを作成する必要がある。古い値と新しい値の間にスペースを入力し、1 行に 1 つのエントリを指定する

例 :

tchang tc897675
jsmith js963123
bkamdar bk548769

結果を調べたときに 1 つ以上の名前変更に失敗したことがわかった場合は、変更に失敗した名前だけの新しいマッピングファイルを作成し、csrename を再実行すると、エラーを解決できる

DB|LDAP

更新するデータベースを指定する

DB : 新しいカレンダーデータベースだけのユーザー ID を変換する (デフォルト)

LDAP : 新しいカレンダーデータベースと LDAP ディレクトリサーバー属性の両方のユーザー ID を変換する


csresource

csresource ユーティリティは、会議室や機器など、LDAP サーバーと Calendar Server データベースに格納されているリソースのカレンダーを管理します。(csresource ユーティリティ iは、リソースに関連付けられているカレンダーだけに対して使用できます。ユーザーのカレンダーに対して実行した場合は、エラーが返されます。次のコマンドがあります。

要件

構文

csresource [-q|-v] [-a aces] [-b basedn] [-d domain] [-t description] [-k yes|no] [-o owner] [-y otherowners] -m email -c calid create name

csresource [-q|-v] [-b basedn] [-d domain]

delete|disable|enable [name]

csresource [-q|-v] [-b basedn] [-d domain] [-h host] list [name]

表 D-28 は、csresource ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-28 csresource ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

create name

指定したカレンダー ID の新規リソースを作成する

delete [name]

指定したリソースを削除する。name を指定しない場合は、すべてのリソースが削除される

enable [name]

指定したリソースを有効にする。name を指定しない場合は、すべてのリソースが有効化される

disable [name]

指定したリソースを無効にする。name を指定しない場合は、すべてのリソースが無効化される

list [name]

指定したリソースカレンダーを表示する。name を指定しない場合は、すべてのリソースカレンダーが表示される

-h host オプションが指定されている場合、そのバックエンドサーバー上の指定のリソースカレンダー (またはすべてのリソースカレンダー) のカレンダー属性が表示される


上のいずれかのコマンドで name に空白文字が含まれる場合は、引用符 (" ") で囲む必要があります。


表 D-29 は、csresource ユーティリティのコマンドオプションを示しています

表 D-29 csresource ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a [aces]

指定したカレンダーの ACE (アクセス制御エントリ)。ACE は、グループスケジュールのためにカレンダーにアクセスできるユーザー、およびこれらのユーザーが持つアクセス権の種類 (作成、削除、読み取り、書き込みなど) を決定する。ACE 文字列または ACL (アクセス制御リスト) は、引用符 (" ") で囲む必要がある

デフォルトは、ics.conf ファイルの resource.default.acl パラメータの設定

ACE の形式については、第 13 章「カレンダーの管理」を参照

-b [basedn]

指定したリソースに適用される LDAP ベース DN (識別名)。デフォルトは、ics.conf ファイルの local.ugldapbasedn の設定

-c calid

icsCalendar 属性。create コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須。詳細については、「カレンダーの一意の識別子 (calid) の作成」を参照

-d domain

ホストされた (仮想) ドメインの名前を指定する。デフォルトは ics.conf ファイルの service.defaultdomain パラメータの設定

-t [description]

カレンダーの目的として表示されるコメントを指定する。デフォルトは説明なし

-h host

リソースカレンダーが存在するバックエンドサーバーの名前を指定する。このオプションは list コマンドだけに適用される

-k yes|no

会議室などのリソースに関連するカレンダーで、複数のユーザーからの予約を許可するかどうかを指定する。たとえば、yes を指定した場合は、リソースカレンダーの同じ時間帯に複数の予定をスケジューリングできる

-k オプションを省略した場合のデフォルトは、ics.conf ファイルの resource.allow.doublebook パラメータの設定。ただし、resource.allow.doublebook パラメータはカレンダーの作成時にだけ使用される

カレンダーの作成後は、Calendar Server はカレンダーのプロパティ (ics50calprops.db) を参照して複数のユーザーからの予約の可否を決定する。カレンダーのカレンダープロパティを変更して複数のユーザーからの予約の可否を変更する場合は、-k オプションを指定した csresource コマンドを再実行する

-m email

リソースの LDAP mail 属性 (一次電子メールアドレス) を指定する

-o owner

一次所有者

デフォルトは ics.conf ファイルの service.admin.calmaster.userid パラメータの設定

-y otherowners

その他の所有者。複数の所有者を指定する場合は引用符 (" ") で囲み、空白文字で区切る。デフォルトはその他の所有者なし

version [name]

ユーティリティのバージョンを表示する


csrestore

csrestore ユーティリティは、csbackup または csexport ユーティリティを使用して作成したカレンダーデータベース、指定のカレンダー、またはユーザーのデフォルトカレンダーを復元します。次のコマンドがあります。

バックアップしたカレンダーデータベースのバージョン番号は、指定したバックアップディレクトリ内のバージョンファイル caldb.conf に記録されます。


警告

Calendar Server 6.x の csrestore ユーティリティは、2.x の csrestore との互換性を持ちません。データを喪失する可能性があるので、Calendar Server 2.x の csrestore ユーティリティでバックアップしたデータを復元しないでください。


要件

構文

csrestore [-v|-q] [-f] database inputdir

csrestore [-v|-q] -c calid calendar inputfile

csrestore [-v|-q] -a userid [-b basedn] defcal inputfile

表 D-30 は、csrestore ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-30 csrestore ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

database inputdir

指定した入力ディレクトリ、またはバックアップカレンダーデータベースが含まれる入力ファイルからカレンダーデータベースを復元する。この操作によって、現在のカレンダーデータベースにそれまで含まれていたすべての内容は上書きされる

calendar inputfile

指定した入力ファイルから指定のカレンダー ID でカレンダーを復元する。ファイルのデータ形式は、指定したファイル名の拡張子によって決定される

  • .ics : iCalendar (text/calendar)
  • .xml : XML (text/xml)

指定したカレンダー ID がすでに存在する場合は、復元前にそのカレンダーのデータはクリアされる

defcal inputfile

指定した入力ファイルから指定したユーザー ID のデフォルトカレンダーを復元する。ファイルのデータ形式は、指定したファイル名の拡張子によって決定される

  • .ics : iCalendar (text/calendar)
  • .xml : XML (text/xml)

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-31 は、csrestore ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-31 csrestore ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-a userid

復元対象となるユーザーのユーザー ID。デフォルトオプションでは、このオプションの指定は必須。デフォルト値は存在しない

-b basedn

指定したユーザー ID に適用される LDAP ベース DN (識別名)。デフォルトは、ics.conf ファイルの local.ugldapbasedn の設定

-f

既存のデータベースファイルの削除を強制する

-c calid

復元対象となるカレンダーのカレンダー ID。calendar コマンドを使用する場合は、このオプションの指定は必須。デフォルト値は存在しない

詳細については、「カレンダーの一意の識別子 (calid) の作成」を参照


csschedule

csschedule ユーティリティは、GSE (グループスケジューリングエンジン) キューに格納されているスケジュールエントリを管理します。次のコマンドがあります。

要件

構文

csschedule [-q|-v] [-c count] [-e endtime] [-s starttime]

  [-t scheduletime -o offset] [-u uid] list [calid]

csschedule [-q|-v] [-t scheduletime -o offset -u uid -n sequencenumber

  -r rid] list [calid]

csschedule [-q|-v] [-t scheduletime -o offset -u uid -n sequencenumber

  -r rid] delete [calid]

csschedule [-q|-v] [-s starttime] [-e endtime] delete [calid]

表 D-32 は、csschedule ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-32 csschedule ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

list

指定したカレンダー ID によって特定される、GSE キュー内のエントリを表示する

delete

指定したカレンダー ID によって特定される、GSE キュー内のエントリを削除する

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-33 は、csschedule ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-33 csschedule ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-c count

表示する GSE キューのエントリ数。たとえば、キューに含まれる 10 のエントリを調べる場合は 10 を指定する

-e endtime

GSE キューのエントリを時間範囲で指定する場合の終了時刻。 0 を指定した場合は、開始時刻以後のすべてのエントリが対象となる。デフォルトは 0

-n sequencenumber

キューに含まれる予定または作業のシーケンス番号

-o offset

予定時刻のオフセット値。同時刻に複数のエントリがスケジューリングされている場合、このオフセット値が GSE 内のエントリを一意に識別する

-r rid

予定または仕事の定期予定 ID (RID)。RID は、繰り返される予定または仕事の個々の予定を識別する、セミコロンで区切られたリスト形式の文字列

-s starttime

GSE キューのエントリを時間範囲で指定する場合の開始時刻。 0 を指定した場合は、終了時刻以前のすべてのエントリが対象となる。デフォルトは 0

-t scheduletime

予定時刻。

例 : 20001231T103045Z

-u uid

GSE キューのエントリの一意の ID (UID)


csstart


Calendar Server に用意されている csstartcsstop の各ユーティリティは、従来リリースとの互換性維持だけを目的としています。

可能であれば、Calendar Server の起動と停止には、start-calstop-cal コマンドを使用します。詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。


csstart ユーティリティは Calendar Server を起動します。次のコマンドがあります。

要件

構文

csstart [-q|-v] check|list [servicename]

csstart [-q|-v] [-f] service [servicename]

表 D-34 は、csstart ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-34 csstart ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

check | list
[
servicename]

指定した Calendar Server サービスが稼動しているかどうかを調べる。サービス名を指定しない場合は、すべての Calendar Server サービスが稼動しているかどうかを調べる

または、Calendar Server のすべてのサービス (または指定したサービス) とそのセッション ID を表示する

servicename には、次のいずれかを指定できる

  • ens : 他の Sun Java Enterprise System サーバーと共有できる、汎用の予定登録および通知サービス
  • notify : Calendar Server 通知サービス
  • admin : Calendar Server 管理サービス (すべてのサーバーマシンに必要)
  • dwp : Calendar Server データベースサービス (リモートデータベース設定だけで開始される)
  • http : Calendar Server HTTP サービス

service [servicename]

指定した Calendar Server サービスを開始する。サービス名を指定しない場合は、すべてのサービスを開始する。Calendar Server サービスは、次の順序で開始する必要がある

1. ens : 他の Sun Java Enterprise System サーバーと共有できる、汎用の予定登録および通知サービス

2. notify : Calendar Server 通知サービス

3. admin : Calendar Server 管理サービス (すべてのサーバーマシンに必要)

4. dwp : Calendar Server データベースサービス (リモートデータベース設定だけで開始される)

5. http : Calendar Server HTTP サービス

Calendar Server サービスの詳細については、次の各節を参照

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-35 は、csstart ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-35 csstart ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-f

指定した Calendar Server サービス (サービスを指定しない場合は稼動中のすべてのサービス) に次の動作を強制する

1. 終了 (kill -9 コマンドと同等)

2. データベースに関する問題のクリーンアップ

3. すべてのサービスの開始

注 : 可能であれば、Calendar Server の起動と停止には、start-cal と stop-cal ユーティリティをを使用します。

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ


csstats

csstats は、Calendar Server の統計情報を表示します。次のコマンドがあります。

カウンタについては、「カウンタ設定ファイル (counter.conf)」を参照してください。

要件

構文

csstats [-q|v] [-r registry] [-i iterations] [-s delay]] list [subsystem]

表 D-36 は、csstats ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-36 csstats ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

list [subsystem]

指定した Calendar Server サブシステムのカウンタ統計情報を表示する。サブシステムを指定しない場合は、次のサブシステムのうち、使用可能なサブシステムの基本情報を表示する

  • alarm : サービスアラーム通知の監視
  • auth : ログイン認証
  • db : カレンダーデータベース
  • disk : ディスク使用率の監視
  • gse : GSE (グループスケジューリングエンジン)
  • http : HTTP トランスポート
  • response : サーバーの応答時間
  • sess : サーバーセッションの状態
  • wcap : Web カレンダーアクセスプロトコル

バージョン

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-37 は、csstats ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-37 csstats ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-i iterations

統計情報のルックアップを繰り返す回数。デフォルトは 1

-r registry

カウンタ統計情報を格納しているファイルの名前と場所。デフォルトは次のとおり

/opt/SUNWics5/cal/lib/counter/counter

-s delay

統計情報のルックアップ間隔を秒単位の時間で指定する。デフォルトは 1 秒


csstop


Calendar Server に用意されている csstopcsstart の各ユーティリティは、従来リリースとの互換性維持だけを目的としています。

可能であれば、Calendar Server の起動と停止には、start-calstop-cal ユーティリティを使用します。詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。


csstop ユーティリティは、Calendar Server を停止します。次のコマンドがあります。

 

要件

構文

csstop [-q|-v] check | list [servicename]

csstop [-q|-v] [-f] service [servicename]

表 D-38 は、csstop ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-38 csstop ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

check | list
[servicename]

指定した Calendar Server サービスが稼動しているかどうかを調べる。サービス名を指定しない場合は、すべてのサービスが稼動しているかどうかを調べる

または、Calendar Server のすべてのサービス (または指定したサービス) とそのセッション ID を表示する。servicename には、次のいずれかを指定できる

  • ens : 他の Sun Java Enterprise System サーバーと共有できる、汎用の予定登録および通知サービス
  • notify : Calendar Server 通知サービス
  • admin : Calendar Server 管理サービス (すべてのサーバーマシンに必要)
  • dwp : Calendar Server データベースサービス (リモートデータベース設定だけで開始される)
  • http : Calendar Server HTTP サービス

service [servicename]

指定した Calendar Server サービスを終了する。サービス名を指定しない場合は、すべてのサービスを終了する。Calendar Server サービスは次の順序で開始する必要があり、逆の順序で終了する必要がある

1. ens : 他の Sun Java Enterprise System サーバーと共有できる、汎用の予定登録および通知サービス

2. notify : Calendar Server 通知サービス

3. admin : Calendar Server 管理サービス (すべてのサーバーマシンに必要)

4. dwp : Calendar Server データベースサービス (リモートデータベース設定だけで開始される)

5. http : Calendar Server HTTP サービス

Calendar Server サービスの詳細については、次の各節を参照

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-39 は、csstop ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-39 csstop ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-f

Calendar Server サービスを強制的に終了する (直前の試行が失敗した場合は kill -9 コマンドと同等)

このオプションは、service コマンドだけで使用できる


csstored.pl

csstored.pl ユーティリティは、カレンダーデータベースファイルとログファイルの次のオンライン (または「ホット」) アーカイブ処理を実行する Perl スクリプトです。

Berkeley データベースのユーティリティのマニュアルについては、Sleepycat Software の Web サイトを参照してください。

http://www.sleepycat.com/docs/utility/index.html

要件

構文

perl csstored.pl

表 D-40 は、csstored.pl ユーティリティが使用する ics.conf ファイル内のパラメータを示しています。

表 D-40 csstored.pl ユーティリティが使用する ics.conf ファイル内のパラメータ 

パラメータ

説明

caldb.berkeleydb.homedir.path

カレンダーデータベースファイルが格納されているディレクトリへのパスを指定する

デフォルトは「.」で、次のディレクトリが指定される

cal_svr_base/var/opt/SUNWics5/csdb

caldb.berkeleydb.archive.path

カレンダーデータベースのアーカイブディレクトリへのパスを指定する。デフォルト値は存在しない

run csstored.pl を実行するには、カレンダーデータベースディレクトリおよび「ホット」バックアップディレクトリとは異なるパスを指定する必要がある

caldb.berkeleydb.hotbackup.path

「ホット」バックアップディレクトリへのパスを指定する。デフォルト値は存在しない

run csstored.pl を実行するには、カレンダーデータベースディレクトリおよびアーカイブディレクトリとは異なるパスを指定する必要がある

caldb.berkeleydb.archive.enable

カレンダーデータベースのアーカイブオプションを有効 (yes) または無効 (no) にする

デフォルトは no

csstored.pl を実行するには、このパラメータを yes に設定する

caldb.berkeleydb.hotbackup.enable

カレンダーデータベースの「ホット」バックアップオプションを有効 (yes) または無効 (no) にする

デフォルトは no

csstored.pl を実行するには、このパラメータを yes に設定する

caldb.berkeleydb.circularlogging

トランザクションが同期された後にデータベースチェックポイントファイルを削除するかどうかを指定する (yes または no)

デフォルトは yes

csstored.pl を実行するには、このパラメータを no に設定する

caldb.berkeleydb.archive.interval

カレンダーデータベースをアーカイブする間隔を秒単位の時間で指定する

デフォルトは 120 秒


cstool

cstool ユーティリティでは、以下のいずれかの ping を実行できます。

cstool ユーティリティでは、バージョン番号も表示できます。

cstool は、次のプロセスでは ping に使用できません。


設定ファイルの再読み込みを行うには、stop-calstart-cal を使用し、Calendar Server を停止してから再起動します。

設定の再読み込みに cstool を使用しないでください。予想外の望ましくない結果を招く可能性があります。

詳細については、「Calendar Server の起動と停止」および「ics.conf 設定ファイルの編集」を参照してください。


要件

構文

cstool [-q|-v] [-h host] [-p port] [-t timeout] ping [http|ens]

cstool [-q|-v] [-h host] version

表 D-41 は、cstool で使用できるコマンドと、各パラメータを示しています。

表 D-41 cstool Utility ユーティリティのコマンド 

コマンド

パラメータ

説明

ping

[http|admin|ens]


neither parameter specified

cshttpd プロセス、csadmind プロセス、または ENS プロセス (enpd) の ping を行う

Calendar Server がインストールされているサーバーの ping を行う

version

なし

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-42 は、cstool ユーティリティのオプションを示しています。

表 D-42 cstool ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-h host

Calendar Server が稼動しているマシンのホスト名を指定する。デフォルト値はインストール時に設定される、ics.conf ファイル内の local.hostname パラメータの設定。リモートマシンで稼動する Calendar Server にアクセスする場合はこのオプションを使用する必要がある

-p port

指定したサービスのポート。サービスを指定しない場合は、ics.conf ファイルに定義されているポートのデフォルト値が適用される

-t timeout

サーバーからの応答を待機する時間を秒単位で指定する。デフォルトは 120 秒


csuser

csuser ユーティリティは、LDAP ディレクトリサーバーと Calendar Server のカレンダーデータベースに格納されているカレンダーユーザー情報を管理します。次のコマンドがあります。

Directory Server を使用している場合は、ldapsearch ユーティリティと ldapmodify ユーティリティも使用できます。これらのユーティリティについては、次の Web サイトで入手できる Directory Server のマニュアルを参照してください。

http://docs.sun.com/db/prod/entsys?l=ja

要件

構文

csuser [-q|-v] [-a aces] [-b basedn] -m email [-d domain] -f filename

-g givenname [-k yes|no] [-l langcode] -s surname -y userpassword

create userid

csuser [-q|-v] [-b basedn] [-d domain] [-h host] list [userid] [-c calid]

csuser [-q|-v] [-b basedn] [-d domain]
  [check|delete|disable|enable|reset] userid [-c calid]

表 D-43 は、csuser ユーティリティで使用できるコマンドを示しています。

表 D-43 csuser ユーティリティのコマンド 

コマンド

説明

check userid

指定したユーザー ID のユーザーがカレンダー機能を利用できるかどうかを調べる

create userid

指定したユーザー ID のユーザーを作成し、このユーザーによる Calendar Server へのログインを有効にする

delete userid

指定したユーザー ID のユーザーを削除する

disable userid

指定したユーザー ID によるカレンダー機能の使用を無効にする。このユーティリティは、icsAllowedServiceAccess 属性の値として http を定義する

enable userid

指定したユーザー ID によるカレンダー機能の使用を有効にする。シングルドメインモードで -c オプションを使用する

list [userid]

指定したユーザー ID のユーザーのカレンダー属性を表示する。ユーザー ID を指定しない場合は、有効なすべてのユーザーの属性がリスト表示される

-h server-name オプションが指定されている場合、そのバックエンドサーバー上の指定のユーザー ID (または有効なすべてのユーザー) のカレンダー属性が表示される

reset userid

指定したユーザー ID のユーザーのすべてのカレンダー属性をデフォルトの設定にリセットする

注 : ユーザー ID のカレンダー属性がリセットされると、ユーザーの LDAP エントリからすべてのカレンダー属性 (icsCalendarUser (オブジェクトクラス)、icsSubscribed、icsCalendarOwned、icsCalendar、および icsDWPHost (ユーザーが LDAP CLD 設定に含まれる場合)) が削除される。Calendar Server 管理者がユーザーに代わってカレンダーを作成することはできない

Calendar Server 管理者がそのユーザーに対して csuser enable コマンドを実行すると、これらの属性はユーザーの LDAP エントリ内に復元される

version

ユーティリティのバージョンを表示する

表 D-44 は、csuser ユーティリティのコマンドオプションを示しています。

表 D-44 csuser ユーティリティのコマンドオプション 

オプション

説明

-v

冗長モードで実行する。実行コマンドに関するすべての情報が表示される。デフォルトはオフ

-q

非出力モードで実行する

  • エラーが検出された場合にだけ情報を表示し、正常に処理が完了した場合は情報を表示しない
  • 危険なコマンドの実行確認は行われない

デフォルトはオフ

-d domain

ホストされた (仮想) ドメインの名前を指定する。デフォルトは ics.conf ファイルの service.defaultdomain パラメータの設定

-a [aces]

指定したカレンダーの ACE (アクセス制御エントリ)。ACE は、グループスケジュールのためにカレンダーにアクセスできるユーザー、およびこれらのユーザーが持つアクセス権の種類 (作成、削除、読み取り、書き込みなど) を決定する。ACE 文字列または ACL (アクセス制御リスト) は、引用符 (" ") で囲む必要がある

デフォルトは次のとおり

"@@o^a^r^g;@@o^c^wdeic^g;@^a^sf^g;@^c^^g;@^p^r^g"

ACE の形式については、「サービスの設定」を参照

-b [basedn]

指定したユーザー ID の LDAP ベース DN (識別名)

デフォルトは、ics.conf ファイルの local.ugldapbasedn の設定

-c [calid]

指定したユーザー ID に関連付けるデフォルトカレンダーのカレンダー ID。デフォルトはユーザー ID の値。create コマンドを使用する場合は、このオプションは無効。このオプションは、ホストされたドメインモードでは無効

詳細については、「カレンダーの一意の識別子 (calid) の作成」を参照

-f filename

パスワード (-y パラメータ) を必要とするオプション用にパスワードを記録したファイルの名前。スクリプトから csuser を実行する場合、セキュリティのためにパスワードをこのファイルに指定する

-g givenname

ユーザーの LDAP givenName 属性 (姓名の名)。このオプションは必須。デフォルト値は存在しない

-h host

ユーザーカレンダーが存在するバックエンドサーバーの名前を指定する。このオプションは list コマンドだけに適用される

-k yes|no

ユーザーカレンダーで複数のユーザーからの予約を許可するかどうかを指定する。yes を指定した場合は、ユーザーカレンダーの同じ時間帯に複数の予定をスケジューリングできる

デフォルトは、ics.conf ファイルの user.allow.doublebook の設定

-l [langcode]

言語コード。デフォルトは ics.conf ファイルの local.sitelanguage の設定

-m email

ユーザーの LDAP mail 属性 (一次電子メールアドレス) を指定する

-s surname

ユーザーの LDAP surName 属性 (姓名の姓)。このオプションは必須。デフォルト値は存在しない

-y userpassword

ユーザーのパスワード。このパラメータの指定は必須。デフォルト値は存在しない


start-cal

start-cal ユーティリティは次の順序で Calendar Server サービスを開始します。

要件

構文

start-cal

./start-cal

詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。


stop-cal

stop-cal ユーティリティは、すべての Calendar Server サービスを終了します。

要件

構文

stop-cal

./stop-cal

詳細については、「Calendar Server の起動と停止」を参照してください。



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