ここでは、対話形式によるグラフィカルインタフェースを使用して、Java ES コンポーネントをアンインストールする方法を説明します。
(オプション) ローカルディスプレイへのアクセスを確保します。
リモートマシンにログインするときは、DISPLAY 環境変数がローカルディスプレイに適した設定になっていることを確認します。DISPLAY 変数が正しく設定されていないと、インストーラはテキストベースモードで実行されます。
C Shell での例 (マシン名は myhost):
setenv DISPLAY myhost:0.0 |
Korn Shell での例 (マシン名は myhost):
DISPLAY=myhost:0.0 |
ローカルディスプレイでインストーラを実行するには、表示権限の付与が必要になる場合があります。たとえば、次のコマンドを使用して、myhost から serverhost のルートユーザーに表示権限を付与することができます。
myhost\> xauth extract - myhost:0.0|rsh -l root serverhost xauth merge - |
このような権限を安全に付与する手順については、『Solaris X Window System 開発ガイド』の「サーバーに対するアクセスの操作」の章を参照してください。
root としてログインしていない場合は、スーパーユーザーになります。
アンインストーラが格納されているディレクトリに移動します。
Solaris OS の場合: /var/sadm/prod/SUNWentsys4
Linux の場合: /var/sadm/prod/sun-entsys4
グラフィカルアンインストーラを起動します。
./uninstall |
「ようこそ」ページが表示されます。
「次へ」をクリックして処理を継続します。
「コンポーネントの選択」ページが表示されます。
コンポーネントを調べて、アンインストールするコンポーネントを選択します。
システムにインストールされて有効になっているコンポーネントを選択できます。システムにインストールされていないコンポーネントは選択できません。
コンポーネントによっては、サブコンポーネントを含むものもあります。それらのコンポーネントを展開すると、対応するサブコンポーネントが表示されます。
サブコンポーネントを含むコンポーネントの選択を解除したときは、コンポーネントを展開し、サブコンポーネントのリストを確認します。
選択内容に問題がなければ、「次へ」をクリックします。
アンインストーラが削除対象として選択された製品間の依存関係を認識し、設定データが失われる可能性が検出された場合には、警告メッセージが出力されます。次のいずれかを選択できます。
削除を指定したコンポーネントによっては、アンインストーラから管理者 ID とパスワードが要求されます。アンインストーラで入力する必要のある情報の詳細については、「アンインストーラ用の管理者アクセス権の付与」を参照してください。
それに加えて、ポート番号またはホスト名の入力を求められる場合もあります。
アンインストーラは、削除対象として選択されたコンポーネントと再利用可能になるディスク容量の合計を一覧表示します。
アンインストールの選択内容を確認します。
選択内容に問題がなければ、「次へ」をクリックします。
アンインストーラはシステムからのソフトウェアの削除を開始し、次の情報を表示します。
現在削除中のパッケージの名前
全体的な完了割合を示す進捗状況バー
すべてのコンポーネント製品ソフトウェアの削除が完了すると、アンインストーラは「アンインストールが完了しました」ページを表示します。
「サマリーの表示」ボタンまたは「アンインストールログの表示」ボタンをクリックすると、アンインストールに関する情報が表示されます。
アンインストールサマリー: アンインストールされたコンポーネントおよびそれらのコンポーネントの設定情報がリストされます。
アンインストールログ: アンインストール時にアンインストーラが出力したすべてのメッセージが表示されます。
アンインストールのサマリーファイルとログファイルは、次の場所でも確認できます。
Solaris OS の場合: /var/sadm/install/logs
Linux の場合: /var/opt/sun/install/logs
「閉じる」をクリックしてアンインストーラを終了します。
Access Manager または Messaging Server をインストールした場合は、「アンインストール後の作業」に進みます。