コンポーネントの多くは、主要な機能を提供するために、ほかのコンポーネントの存在に依存しています。インストール時に選択したコンポーネントが共同して正常に機能するように、インストーラはコンポーネント間のチェックを広範囲に行います。このため、インストーラは、ユーザーが選択するコンポーネントに応じて、特定のコンポーネントをインストールに含めるよう求められます。
通常、Java ES インストーラは、次の規則を使用して Java ES コンポーネント間の依存性を処理します。
コンポーネントの選択: インストールするコンポーネントを選択すると、ほとんどの場合、インストーラはすべてのサブコンポーネントを自動的に選択します。
また、インストーラは、選択したコンポーネントが依存するコンポーネントとサブコンポーネントも選択します。たとえば、Application Server を選択すると、インストーラは Message Queue を自動的に選択します。
コンポーネントの選択の解除: コンポーネントの選択を解除すると、ほとんどの場合、インストーラはすべてのサブコンポーネントの選択を自動的に解除します。
選択している別のコンポーネントがローカルまたはリモートに必要とするコンポーネントの選択を解除すると、インストール手順を進めるときに、インストーラはさまざまな警告メッセージを表示します。
サブコンポーネントの選択: サブコンポーネントを選択すると、インストーラはそのサブコンポーネントが属するコンポーネントを自動的に選択しますが、その他のサブコンポーネントは選択しません。
選択したサブコンポーネントがほかのコンポーネントまたはサブコンポーネントに依存する場合、依存関係にあるこれらのコンポーネントは自動的に選択されます。
サブコンポーネントの選択の解除: サブコンポーネントの選択を解除すると、インストーラはそのサブコンポーネントの選択のみを解除します。その他のサブコンポーネントの選択は解除しません。
選択している別のコンポーネントがローカルまたはリモートに必要とするサブコンポーネントの選択を解除すると、インストール手順を進めるときに、インストーラはさまざまな警告メッセージを表示します。