通常、Application Server で実行中のアプリケーションは、外部 JNDI リポジトリに格納されているリソースにアクセスする必要があります。たとえば、一般的な Java オブジェクトは、Java スキーマのように LDAP サーバーに格納できます。外部 JNDI リソースの要素を使用すると、このような外部リソースリポジトリを設定できます。外部 JNDI ファクトリは、javax.naming.spi.InitialContextFactory インタフェースを実装する必要があります。
外部 JNDI リソースの使用例を示します。
<resources> <!-- external-jndi-resource 要素は、外部 JNDI リポジトリに格納されて -- いる J2EE リソースへのアクセス方法を指定します。次の例は、 -- LDAP に格納されている Java オブジェクトへのアクセス方法を示します。 -- factory-class 要素は、リソースファクトリへのアクセスに使用される -- JNDI InitialContext ファクトリを指定します。property 要素は -- 外部 JNDI コンテキストに適用可能な環境に対応します。 -- jndi-lookup-name は、指定の (この例では Java) オブジェクトを検出して -- フェッチするための JNDI 名を参照します。 --> <external-jndi-resource jndi-name="test/myBean" jndi-lookup-name="cn=myBean" res-type="test.myBean" factory-class="com.sun.jndi.ldap.LdapCtxFactory"> <property name="PROVIDER-URL" value="ldap://ldapserver:389/o=myObjects" /> <property name="SECURITY_AUTHENTICATION" value="simple" /> <property name="SECURITY_PRINCIPAL", value="cn=joeSmith, o=Engineering" /> <property name="SECURITY_CREDENTIALS" value="changeit" /> </external-jndi-resource> </resources>
管理コンソールの左側の区画で、JNDI 設定を変更する Application Server インスタンスを開きます。
「JNDI」を開き、「外部リソース」を選択します。
外部リソースがすでに作成されている場合、それらが右側の区画に表示されます。
新しい外部リソースを作成するには、「新規」をクリックします。
「JNDI 名」フィールドで、リソースへのアクセスに使用する名前を入力します。
この名前は JNDI ネームサービスに登録されます。
「リソースタイプ」フィールドで、上記の例に示すとおり完全修飾タイプの定義を入力します。
リソースタイプの定義は、xxx.xxx の形式に従います。
「JNDI 検索」フィールドで、外部リポジトリを検索する JNDI 値を入力します。
たとえば、外部リポジトリに接続し、Bean クラスをテストする外部リソースを作成する場合、「JNDI 検索」は次のようになります。cn=testmybean
「ファクトリクラス」フィールドで、JNDI ファクトリクラスの外部リポジトリを com.sun.jndi.ldap のように入力します。
このクラスは javax.naming.spi.ObjectFactory インタフェースを実装します。
「説明」フィールドには、作成するリソースの説明を入力します。
この説明は文字列値で、最大 250 文字を入力することができます。
「追加プロパティー」セクションで、プロパティー名およびプロパティー値を追加します。
「外部リソースを有効」チェックボックスにチェックマークを付けて、外部リソースを有効にします。
「了解」をクリックして、外部リソースを保存します。
クラスタまたはスタンドアロンインスタンスに外部リソースが配備されている場合、「ターゲット」タブを使用してターゲットを管理できます。「ターゲット」タブは、外部リソースの作成後に表示されます。ターゲット名を入力して「了解」をクリックし、ターゲットを設定します。
管理コンソールの左側の区画で、JNDI 設定を変更する Application Server インスタンスを開きます。
「JNDI」を開き、「外部リソース」を選択します。
外部リソースがすでに作成されている場合、それらが右側の区画に表示されます。
外部リソースを編集するには、右側の区画のファイル名をクリックします。
「リソースタイプ」フィールド、「JNDI 検索」フィールド、「ファクトリクラス」フィールド、または「説明」フィールドを編集します。
「外部リソースを有効」チェックボックスにチェックマークを付けて、外部リソースを有効にします。
「保存」をクリックして、外部リソースの変更を保存します。
管理コンソールの左側の区画で、「JNDI」タブを開きます。
「外部リソース」をクリックします。
外部リソースがすでに作成されている場合、それらが右側の区画に表示されます。
削除するリソース名の横にあるボックスをクリックします。
「削除」をクリックします。外部リソースが削除されます。
外部リソースを一覧表示するには、asadmin list-jndi-resources コマンドを入力して JNDI 名を指定します。たとえば、外部リソースを一覧表示するには、次のように入力します。
$asadmin list-jndi-resources --user adminuser --host plum jndi_name_test
コマンドの完全なコンテキストを確認するには、asadmin help list-jndi-resources と入力してください。