Sun Java System Communications Services 6 2005Q4 配備計画ガイド

エッジ論理アーキテクチャー

エッジ論理アーキテクチャーは 2 層論理アーキテクチャーへのリモートアクセスに対するセキュリティーを向上させます。エッジ配備は、名前およびパスワード認証 (SMTPAuth ) のみを使用することにより、遠隔地のモバイル通信を利用する社員に公衆インターネットを経由するアクセスを許可します。メッセージは、公衆インターネットを介して企業ネットワークと通信されるので、SSL を使用して暗号化されます。仮想私設ネットワークは一切関与しません。通信の内部転送は、最大のパフォーマンスを発揮するために「平文」で行われます。アクセスは、配備の「エッジ」に含まれ、データストアを無許可の侵入から保護します。

エッジを配備するビジネス上の理由は次のとおりです。

図 5–5 は、エッジ論理アーキテクチャーを表しています。

図 5–5 エッジアーキテクチャー

この図は、エッジ論理アーキテクチャーを示します。

この図では、データストアは「エッジ」および「内部」フロントエンドサーバーにのみ接続されるセキュリティー保護された私設ネットワークの層 2 に配置されています。リモートクライアントは SSL を使用してフロントエンドサーバーに接続します。内部アクセスは本質的に安全であるとみなされるので、内部クライアントは SSL を使用して接続する必要はありません。

エッジアーキテクチャー設計の推奨事項