Sun Java System Calendar Server 6 2005Q4 管理ガイド

csmig の構文

csmig ユーティリティーの構文は次のとおりです。


csmig [-t DestinationDB]
      [-b Backend-DWPHost]
      [-o OutputFile]
      [-e ErrorFile]
      [-m MappingFile]
      [-c calendarOwner]
      [-r resourceOwner]
      { migrate|dryrun }

次の表に、ユーティリティーのオプションを一覧表示し、各オプションの説明とデフォルト値も示します。

csmig のオプション 

説明とデフォルト値 

-t DestinationDB

csmig で生成する移行先ターゲットデータベースを指定します。デフォルトは MigratedDB です。

-b Backend-DWPHost

DWP バックエンドホストサーバーの名前を指定します。この名前は ics.conf ファイルで指定された DWP バックエンドホストサーバー名と一致している必要があります。

-o OutputFile

csmig の画面への出力と発生するあらゆるエラーを書き込む出力ファイルを指定します。デフォルトは MigrateOut です。

-e ErrorFile

csmig でエラーや解決できないデータベースエントリが書き込まれるファイル。解決できないデータベースエントリは、移行先データベースに書き込まれません。デフォルトは MigrateError です。

-m MappingFile

dryrun モードで生成された出力マッピングファイルを指定します。出力マッピングファイルには、LDAP スキーマで変更する必要のあるエントリが一覧表示されます。次に例を示します。

古いエントリ: calid=jsmith

新しいエントリ: calid=jsmith:basketball

マッピングファイルでは、LDAP スキーマに対して行われる変更のリストだけが生成されます。csmig では、実際にはスキーマへの変更は行われません。 

マッピングファイルは、migrate モードでは使用されません。

-c calendarOwner

所有者がいないユーザーカレンダの所有者を指定します。 

-r resourceOwner

所有者がいないリソースカレンダの所有者を指定します。 

migrate|dryrun

ユーティリティーがどのモードで実行されているかを指定します。移行を行う場合は、migrate モードを使用します。実際に移行を行う前に出力マッピングファイルを生成する場合は、dryrun モードを使用します。