Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

ユーザーの優先言語を設定するには

管理者は、ユーザーの LDAP エントリの属性 preferredLanguage を設定することで、GUI およびサーバーで生成されるメッセージの優先言語を設定できます。

サーバーの管理ドメイン外のユーザーにメッセージを送信する場合、サーバーはそのユーザーの優先言語は判断できません。ただし、その着信メッセージが、ヘッダーに優先言語が指定された着信メッセージへの応答である場合を除きます。これらのヘッダーフィールド (accept-languagePreferred-Language、または X-Accept-Language) は、ユーザーのメールクライアントで指定された属性に応じて設定されています。

優先言語に対して複数の設定がある場合、たとえば、Directory Server に保存されている優先言語属性とメールクライアントで指定された優先言語があるような場合は、次の順序で優先言語が選択されます。

  1. 元のメッセージの accept-language ヘッダーフィールド

  2. 元のメッセージの Preferred-Language ヘッダーフィールド

  3. 元のメッセージの X-Accept-Language ヘッダーフィールド

  4. 差出人の優先言語属性 (LDAP ディレクトリで見つかった場合)

ドメインの優先言語を設定するには

ドメインの優先言語は、特定のドメイン用に指定されているデフォルトの言語です。たとえば、mexico.siroe.com というドメイン用にスペイン語を指定するとします。管理者は、ドメインの LDAP エントリの属性 preferredLanguage を設定することでドメインの優先言語を設定できます。

Procedureコンソールからサーバーサイト言語を設定するには

次の手順に従って、サーバーのデフォルトサイト言語を指定できます。ユーザーの優先言語が設定されていない場合は、サイト言語を使用して特定言語のメッセージを送信します。

手順
  1. 設定を行う Messaging Server を開きます。

  2. 「設定」タブをクリックします。

  3. 右側のペインの「その他」タブをクリックします。

  4. 「サイト言語」ドロップダウンリストで、使用する言語を選択します。

  5. 「保存」をクリックします。

    コマンド行: 次に示すように、コマンド行でサイト言語を指定することもできます。

    configutil -o gen.sitelanguage -v value

    value には、ローカルでサポートされているいずれかの言語を指定できます。サポートされるロケールおよびその言語値タグの一覧は、『Sun Java System Directory Server 5 2005Q1 Administration Guide』の第 5 章を参照してください。