Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

猶予期間を設定するには

猶予期間は、メッセージを差出人にバウンスするまでメールボックスが制限容量 (ディスク容量やメッセージの数) を超えた状態でいられる期間を指定するものです。MTA がメッセージを受け取っても、メッセージは MTA キューに残り、次のいずれかの状況が発生するまでメッセージストアには配信されません。

たとえば、猶予期間が 2 日間に設定されているときに 1 日分の制限容量を超えた場合、新しいメッセージは引き続き受信され、メッセージキュー内に保持され、配信試行は続行します。2 日目を過ぎると、メッセージは差出人に戻されます。


注 –

猶予期間とは、メッセージがメッセージキュー内に保持される期間ではなく、メッセージキュー内に含まれているすべての着信メッセージがバウンスされるまでに、メールボックスが制限容量を超えた状態でいられる期間です。猶予期間は、ユーザーが制限容量のしきい値に達し、警告を受けたときに開始します。「制限容量のしきい値を指定するには」を参照し、注意してください。


Procedureメッセージをキューに保持する猶予期間を設定するには

手順
  1. 「制限容量」タブをクリックします。

  2. 「制限容量超過時の猶予期間」フィールドに数字を入力します。

  3. ドロップダウンリストで「」または「時間」を指定します。

  4. 「保存」をクリックします。

    コマンド行

    コマンド行で制限容量の猶予期間を指定する場合は、以下のようになります。

    configutil -o store.quotagraceperiod -v number

    この number は時間数を示しています。