Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

ドメイン名を使用せずにログインを許可するには

標準のログインでは、ユーザーがユーザー ID、区切り文字、ドメイン名の順に入力し、次にパスワードを入力する必要があります。ただし、インストール時に指定したデフォルトのドメインのユーザーは、ドメイン名や区切り文字を入力しなくてもログインできます。

ほかのドメインのユーザーもユーザー ID だけでログインできるようにする (ドメイン名と区切り文字を不要にする) には、sasl.default.ldap.searchfordomain を 0 に設定します。ユーザー ID はディレクトリツリー全体で一意になるようにする必要があります。ユーザー ID が一意でない場合、ドメイン名を指定せずにログインすると失敗します。

ログイン時にユーザーが入力する必要がある属性を変更することもできます。たとえば、電話番号 (telephoneNumber) や従業員番号 (employeeID) を入力させたい場合は、configutil のパラメータ sasl.default.ldap.searchfilter で定義されている LDAP 検索を変更します。このパラメータは、ドメイン単位の inetdomainsearchfilter 属性のグローバルなデフォルト設定であり、同じ構文に従っています。

これらのパラメータの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 Administration Reference』を参照してください。