Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

Multiplexor のファイル

Messaging Multiplexor のファイルは、msg_svr_base/config 設定ファイルディレクトリに格納されています。表 7–1 に示す Messaging Multiplexor 設定ファイルの設定パラメータを手動で編集する必要があります。MMP 設定パラメータの詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 Administration Reference』「Multiplexor Configuration Parameters」を参照してください。

表 7–1 Messaging Multiplexor の設定ファイル

ファイル 

説明 

PopProxyAService.cfg

POP サービス用の設定変数を指定する設定ファイルです。 

PopProxyAService-def.cfg

POP サービスの設定テンプレートです。このファイルは、start-msg mmp で MMP を最初に起動したときに作成されます。

ImapProxyAService.cfg

IMAP サービス用の設定変数を指定する設定ファイルです。 

ImapProxyAService-def.cfg

IMAP サービスの設定テンプレートです。このファイルは、start-msg mmp で MMP を最初に起動したときに作成されます。

AService.cfg

起動するサービス、および POP サービスと IMAP サービスが共有するオプションを指定する設定ファイルです。 

AService-def.cfg

起動するサービス、および POP サービスと IMAP サービスが共有するオプションを指定する設定テンプレートです。このファイルは、start-msg mmp で MMP を最初に起動したときに作成されます。

SmtpProxyAService.cfg

SMTP プロキシサービス用の設定変数を指定するオプションの設定ファイルです。POP before SMTP を有効にする場合は必須です。POP before SMTP を有効にしない場合でも、SSL ハードウェアのサポートを最大にするのに役立ちます。POP before SMTP の詳細は、「POP before SMTP を有効にする」を参照してください。

SmtpProxyAService-def.cfg

SMTP プロキシサービス用の設定変数を指定する設定テンプレートです。このファイルは、start-msg mmp で MMP を最初に起動したときに作成されます。

例として、LogDir パラメータおよび LogLevel パラメータは、すべての設定ファイルで使用されています。これらのパラメータは、ImapProxyAService.cfg ファイルでは IMAP 関連イベントのロギングパラメータを設定する目的で使われており、PopProxyAService.cfg ファイルでは POP 関連イベントのロギングパラメータを設定するために使われています。SmtpProxyAService.cfg, では、SMTP プロキシ関連イベントのロギングを指定するために使われています。

ただし、AService.cfg ファイルの LogDir パラメータと LogLevel パラメータは、POP、IMAP、または SMTP サービスの起動に失敗した場合など、MMP に関する全般的な問題を記録するために使用されています。


注 –

MMP を設定またはアップグレードした場合、設定テンプレートファイルは上書きされます。