それぞれのスパムフィルタ処理プログラムは、Messaging Server のクライアントライブラリファイルと設定ファイルを提供します。クライアントライブラリをロードおよび構成するには、次の 2 つのことが必要です。
option.dat ファイルに、スパムのフィルタ処理ソフトウェアのライブラリパス (spamfilter X_library) と設定ファイル (spamfilterX_config_file ) を指定します。これら以外にも、スパムのフィルタ処理の LDAP 属性やスパムメッセージに実行する Sieve アクションを指定するためのいくつかのオプションがあります。
スパムのフィルタ処理ソフトウェアの設定ファイルに、必要なオプションを指定します。それぞれのスパムフィルタ処理プログラムには、個々の設定ファイルおよび設定オプションがあります。これらについては、フィルタ処理ソフトウェアの節およびスパムのフィルタ処理ソフトウェアのマニュアルで説明しています。「Symantec Brightmail AntiSpam を使用する」、および 「Symantec Anti-Virus Scanning Engine (SAVSE) を使用する」を参照してください。
Messaging Server は、メッセージに対して最大 4 種類のフィルタ処理システムを呼び出せます。たとえば、Symantec AntiVirus Scan Engine と SpamAssassin の両方を使用してメッセージを実行できます。それぞれのフィルタ処理ソフトウェアは、1 から 4 までの番号で識別されます。これらの番号は、各種のスパムフィルタオプション、LDAP 属性、およびチャネルキーワードの一部として表示され、フィルタの ID 番号として X が使用されます。たとえば、sourcespamfilterX optin または spamfilterX _config_file のようになります。キーワードまたはオプション名から ID 番号を省略した場合、デフォルトは 1 です。
次の option.dat 設定では、Messaging Server が Symantec AntiVirus Scan Engine と SpamAssassin の両方を使用してメッセージをフィルタ処理するように指定しています。
spamfilter1_library=Symantec_Library_File spamfilter1_config_file=Symantec_Config_File spamfilter2_library=SpamAssassin_Library_File spamfilter2_config_file=SpamAssassin_Config_File |
ほかのオプションまたはキーワードを使用してシステムを設定する場合は、オプションまたはキーワードの最後に対応する番号を指定してください。たとえば、sourcespamfilter2optin は SpamAssassin を参照します。sourcespamfilter1optin は Symantec AntiVirus Scan Engine を参照します。連続した番号を使用する必要はありません。たとえば、Symantec AntiVirus Scan Engine を一時的に無効にするには、spamfilter1_library 設定ファイルをコメントアウトするだけですみます。