Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

チャネルレベルのフィルタ処理の例

ここに示す例では、番号 1 によって指定されるフィルタ処理プログラムを想定しています。次の表のキーワードが使用されています。

表 14–1 スパムフィルタ用の MTA チャネルキーワード

チャネルキーワード 

説明 

destinationspamfilterXoptin

これらのサービスがユーザーまたはドメインによって LDAP_OPTIN LDAP 属性で指定されていない場合でも、このチャネル宛のすべてのメッセージがスパム防止ソフトウェア X によってフィルタ処理されることを指定します 。(ソフトウェア X のフィルタ処理は option.datspamfilterX_library によって定義される。)フィルタパラメータはフィルタ処理プログラムによって異なり、キーワードのあとに続きます。たとえば、Brightmail のパラメータは通常、spam または virus または spam,virus です。SpamAssassin のパラメータは spam です。

この例では、メッセージストア宛のメールはすべて、スパムでないかスキャンされます。 

ims-ms destinationspamfilter1optin spam,virus. . .

sourcespamfilterXoptin

これらのサービスがユーザーまたはドメインによって LDAP_OPTIN LDAP 属性で指定されていない場合でも、このチャネルから発信されるすべてのメッセージがスパム防止ソフトウェア X によってフィルタ処理されることを指定します。キーワードのあとにはシステム全体のデフォルトパラメータが続きます。使用できるパラメータはフィルタ処理プログラムによって異なります。たとえば、Brightmail の場合のパラメータは、spam または virus または spam,virus です。SpamAssassin の場合、パラメータは spam です。switchchannel が有効な場合、このキーワードは switched-to チャネルに入れられます。

例 1: MTA リレーから msg_store1.siroe.com というバックエンドメッセージストアへのすべてのメールを、スパムおよびウィルス用にフィルタ処理します。