Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 管理ガイド

stored ユーティリティーを使用する

stored ユーティリティーは、以下の監視タスクと保守タスクをサーバーに対して実行します。

stored ユーティリティーは毎日午後 11 時に自動的にクリーンアップと (有効期限による) 失効の操作を行います。また、これ以外の時間にもクリーンアップと失効の操作を行うように選択することもできます。

表 18–12stored オプションの一部を示します。一般的な使用例についてはこの表に従ってください。構文や使用要件の詳細については、『Sun Java System Messaging Server 6 2005Q4 Administration Reference』を参照してください。

表 18–12 stored オプション

オプション 

説明 

-d

廃止されました。stored を起動するには、start-msg store を使用します。start-msg store は、デーモンとして実行され、システムチェックを実行し、アラーム、デッドロック検出、およびデータベース修復をアクティブにします。

-t

stored のステータスをチェックします。このコマンドのリターンコードが状態を表します。

-v

詳細に出力します。 

-v -v

さらに詳細に出力します。 

状態を出力するには、次のように入力します。

stored -t -v

自動的なクリーンアップと失効の操作の時間を変更する場合は、次のように configutil ユーティリティーを使用します。

configutil -o store.expirestart -v 21

場合によっては、stored ユーティリティーを再起動する必要があります (メールボックスリストのデータベースが破損した場合など)。UNIX 上で stored を再起動するには、コマンド行で次のコマンドを使用します。

msg_svr_base/sbin/stop-msg store
msg_svr_base/sbin/start-msg store

サーバーのいずれかのデーモンがクラッシュした場合は、すべてのデーモンを停止させ、stored を含むすべてのデーモンを再起動しなくてはなりません。