この節には、エンドユーザー用の情報が含まれています。この節には、次の項があります。
メールユーザーが Communications Express メールに初めてログインする場合、S/MIME アプレットに関連する特別なプロンプトが表示されます。
Microsoft Windows 98、2000、または XP で初めて Communications Express メールにログインするときには、次のプロンプトが表示されます。
使用しているコンピュータ (クライアントマシン) に Java 2 Runtime Environment (JRE) がインストールされていない場合は、次のようなプロンプトが表示されます。
Do you want to install and run “Java Plug-in 1.4.2_03 signed on 11/20/03 and distributed by Sun Microsystems, Inc.”?Publisher authenticity verified by: VeriSign Class 3 Code Signing 2001 CA
「はい」をクリックして、続くプロンプトに従って JRE をインストールします。
英語のサポートを希望し、かつ中国語などの Latin 以外の文字が含まれる着信 S/MIME メッセージを読む必要がある場合は、使用しているコンピュータの /lib ディレクトリに charsets.jar ファイルが存在する必要があります。
charsets.jar ファイルが /lib ディレクトリにインストールされるようにするには、カスタムインストールを使用して JRE の英語版をインストールするようにします。インストールプロセス時に、「その他の言語のサポート」オプションを選択します。
詳細については、「複数言語のサポート」を参照してください。
最後のインストールプロンプトに対して、「完了」をクリックします。コンピュータを再起動して、再度 Communications Express メールにログインします。
次のプロンプトが表示されます。
Do you want to trust the signed applet distributed by “Sun Microsystems, Inc.”?Publisher authenticity verified by: Thawte Consulting cc
次のいずれかの応答をクリックします。
次のプロンプトが表示されます。
Do you want to trust the signed applet distributed by “sun microsystems, inc.”?Publisher authenticity verified by: VeriSign, Inc.
次のいずれかの応答をクリックします。
「はい」。この Communications Express メールセッションに S/MIME アプレットを受け入れる場合。ログインするたびにプロンプトが表示されます。
「いいえ」。S/MIME アプレットを拒否する場合。S/MIME 機能を使用できません。
「常に」。この Communications Express メールセッションおよびそれ以降のすべての Communications Express メールセッションに S/MIME アプレットを受け入れる場合。再度プロンプトが表示されることはありません。
これらの設定は、すべてのユーザーの送信メッセージを次のいずれの方法で処理するかを制御する、初期の署名および暗号化の設定です。
自動的に署名する、または
自動的に暗号化する、または
自動的に署名し暗号化する
また、初期の設定は、Communications Express の「メール」ウィンドウおよび「オプション」-「設定」ウィンドウの下部にある署名および暗号化のチェックボックスにチェックマークを付ける (機能がオン)、または付けない (機能がオフ) のいずれかで表示するかも制御します。smime.conf ファイルで alwaysencrypt および alwayssign パラメータを使用して、初期設定を指定します。
メールメッセージの初期の設定を変更できることをメールユーザーに知らせます。Communications Express メールにログインしたあと、ユーザーは、一時的に 1 つのメッセージの設定を無効にしたり、途中ですべてのメッセージの設定を無効にしたりできます。
表 20–5 には、チェックボックスの使用が要約されています。
表 20–5 Communications Express メールの署名および暗号化チェックボックス
Communications Express メールユーザーが署名および暗号化されたメッセージを処理するときに、S/MIME アプレットが Java コンソールにさまざまなオペレーティングメッセージを出力できます。メールユーザーが報告する問題のトラブルシューティングに、Java コンソールのメッセージが役立ちます。ただし、オペレーティングメッセージは、LDAP エントリの inetMailUser オブジェクトクラスに nswmExtendedUserPrefs 属性を追加することによって、Java コンソールをユーザーが使用できるようにした場合にだけ生成されます。例:
nswmExtendedUserPrefs: meSMIMEDebug=on
すべてのメールユーザーが Java コンソールを常に使用できるようにしてはなりません。そのようにすると、Communications Express メールのパフォーマンスが著しく低下します。