構成を行う Messaging Server を Sun ONE Console から開きます。
「設定」タブをクリックし、左ペインで「サービス」フォルダを開きます。
「HTTP」を選択します。
右ペインで「システム」タブをクリックします。
サービスを有効にするには、「次のポートで HTTP サービスを有効」チェックボックスをオンにし、ポート番号を指定します。
プロセス当たりの最大ネットワーク接続数を設定します。詳細は、「プロセス当たりの接続数」を参照してください。
接続の最大アイドル時間を設定します。詳細は、「アイドル接続を切断する」を参照してください。
クライアントセッションの最大アイドル時間を設定します。詳細は、「HTTP クライアントをログアウトする」を参照してください。
プロセス当たりの最大スレッド数を設定します。詳細は、「プロセス当たりのスレッド数」を参照してください。
最大プロセス数を設定します。詳細は、「プロセス数」を参照してください。
メッセージ設定を次のように指定します。
必要に応じて、添付スプールディレクトリを指定します。
必要に応じて、送信メールの最大サイズを指定します。このサイズは base64 でエンコードされたすべての添付ファイルが含まれること、および base64 でエンコードするには容量が 33% 多く必要になることに注意してください。このため、コンソールでの 5M バイトの容量制限を考慮すると 1 つのメッセージと添付ファイルの最大サイズは 3.75M バイトになります。
HTTP クライアントが添付ファイル付きのメッセージを構成すると、添付ファイルはサーバーにアップロードされファイルに保存されます。ルーティングまたは配信するためにメッセージを MTA に送信する前に、HTTP サービスは添付ファイルを取得し、メッセージを構成します。この場合、デフォルトの添付スプールディレクトリを使用するか、または代わりのディレクトリを指定することができます。また、添付ファイルの最大サイズを指定することもできます。
MTA 設定を次のように指定します。
必要に応じて、代わりの MTA ホスト名を指定します。
必要に応じて、代わりの MTA ポートを指定します。
デフォルトでは、HTTP サービスは送信 Web メールをローカルの MTA に送信してルーティングまたは配信します。サイトがホストサービスで、ほとんどの受取人がローカルホストマシンと同じドメインではない場合には、メールをリモート MTA に送信するように HTTP サービスを設定できます。Web メールをリモート MTA に送信するには、リモートホスト名およびリモートホストの SMTP ポート番号を指定する必要があります。
「保存」をクリックします。
コマンド行: 次に示すように、コマンド行から HTTP 属性の値を設定できます。
HTTP サービスを有効または無効にする
configutil -o service.http.enable -v [ yes | no ]
ポート番号を指定する
configutil -o service.http.port -v number
「SSL を使用した HTTP」用に別のポートを有効にする
configutil -o service.http.enablesslport -v [ yes | no ]
「SSL を使用した HTTP」にポート番号を指定する
configutil -o service.http.sslport -v number
パスワードログインを有効または無効にする
configutil -o service.http.plaintextmincipher -v value
value は次のいずれかになります。
-1 - パスワードログインを無効にする
0 - 暗号なしのパスワードログインを有効にする
40 - パスワードログインを有効にし、暗号の強さを指定する
128 - パスワードログインを有効にし、暗号の強さを指定する
プロセス当たりの最大ネットワーク接続数を設定する
configutil -o service.http.maxsessions -v number
接続の最大アイドル時間を設定する
configutil -o service.http.idletimeout -v number
クライアントセッションの最大アイドル時間を設定する
configutil -o service.http.sessiontimeout -v number
プロセス当たりの最大スレッド数を設定する
configutil -o service.http.maxthreads -v number
最大プロセス数を設定する
configutil -o service.http.numprocesses -v number
クライアントの送信メールに対する添付スプールディレクトリを指定する
configutil -o service.http.spooldir -v dirpath
メッセージの最大サイズを指定する
configutil -o service.http.maxmessagesize -v size
size はバイト単位です。このサイズは base64 でエンコードされたすべての添付ファイルが含まれること、および base64 でエンコードするには容量が 33% 多く必要になることに注意してください。このため、コンソールでの 5M バイトの容量制限を考慮すると 1 つのメッセージと添付ファイルの最大サイズは 3.75M バイトになります。
代わりの MTA ホスト名を指定する
configutil -o service.http.smtphost -v hostname
代わりの MTA ホスト名のポート番号を指定する