Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 高可用性 (HA) 管理ガイド

可用性の設定

「可用性サービス」の「Web コンテナの可用性」タブを使用すると、次の可用性設定を変更できます。

持続性のタイプ: 可用性が有効になっている SFSB のセッション持続性と不活性化メカニズムを指定します。使用できる値は、memory (持続性なし) file (ファイルシステム)、および ha (HADB) です。

ha セッション持続性を使用するには、HADB を設定し、有効にしておく必要があります。設定の詳細については、configure-ha-cluster(1) を参照してください。

Web コンテナの可用性が有効になっている場合、デフォルトは ha です。それ以外の場合、デフォルトは memory です。セッションの持続性が必要となる本稼動環境では、ha を使用します。最初の 2 つのタイプ (memory および file 持続性) では、高可用性セッション持続性は提供されません。

持続性の頻度: セッション状態を格納する頻度を指定します。持続性のタイプが ha の場合にのみ適用できます。使用できる値は次のとおりです。

持続性のスコープ: 格納するセッションオブジェクトの範囲と、セッション状態を格納する頻度を指定します。持続性のタイプが ha の場合にのみ適用できます。使用できる値は次のとおりです。

シングルサインオン状態: シングルサインオン状態の持続性を有効にするには、このボックスにチェックマークを付けます。無効にするには、このボックスのチェックマークを外します。詳細については、「セッションフェイルオーバーでのシングルサインオンの使用」を参照してください。

HTTP セッションストア: セッションの持続性のために HADB への接続に使用する JDBC リソースを変更した場合は、HTTP セッションストアを変更できます。詳細については、configure-ha-cluster(1) を参照してください。