「EJB コンテナの可用性」タブを選択します。
「可用性サービス」ボックスにチェックマークを付けます。
可用性を無効にするには、このボックスのチェックマークを外します。
「可用性の設定」の説明に従って、ほかの設定を変更します。
「保存」ボタンをクリックします。
サーバーインスタンスを再起動します。
EJB コンテナの可用性を有効にするには、asadmin set コマンドを使用して、設定に次の 3 つのプロパティーを設定します。
availability-service.ejb-container-availability. availability-enabled
availability-service.ejb-container-availability. sfsb-persistence-type
availability-service.ejb-container-availability. sfsb-ha-persistence-type
たとえば、設定の名前が config1 の場合は、次のコマンドを使用します。
asadmin set --user admin --passwordfile password.txt --host localhost --port 4849config1.availability-service.ejb-container-availability.availability-enabled="true"
asadmin set --user admin --passwordfile password.txt --host localhost --port 4849config1.availability-service.ejb-container-availability.sfsb-persistence-type="file"
asadmin set --user admin --passwordfile password.txt --host localhost --port 4849config1.availability-service.ejb-container-availability.sfsb-ha-persistence-type="ha"
「可用性サービス」の「EJB コンテナの可用性」タブを使用すると、次の設定を変更できます。
HA 持続性のタイプ: 可用性が有効になっている SFSB のセッション持続性と不活性化メカニズムを指定します。使用できる値は、file (ファイルシステム) と ha (HADB) です。セッションの持続性が必要となる本稼動環境では、デフォルトの ha を使用します。
SFSB 持続性のタイプ: 可用性が有効になっていない SFSB の不活性化メカニズムを指定します。使用できる値は、file (デフォルト) と ha です。
いずれかの持続性のタイプを file に設定すると、EJB コンテナによって非活性化されたセッション Bean が格納されるファイルシステムの場所が指定されます。ファイルシステムに対するチェックポイントはテストには有効ですが、本稼働環境には役立ちません。詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド』の「ストアプロパティーを設定する」を参照してください。
HA 持続性によって、どのサーバーインスタンスが失敗した場合でも、サーバーインスタンスのクラスタは SFSB 状態を復元できます。HADB はまた、不活性化とアクティベーションのストアとしても使用されます。SFSB 状態の持続性を必要とする本稼働環境では、このオプションを使用します。詳細については、configure-ha-cluster(1) を参照してください。
SFSB ストアプール名: セッションの持続性のために HADB への接続に使用する JDBC リソースを変更した場合は、SFSB ストアプール名を変更できます。詳細については、configure-ha-cluster(1) を参照してください。
可用性が無効になっている場合、ローカルファイルシステムは SFSB 状態の不活性化に使用されますが、持続性には使用されません。SFSB 状態が格納される場所を変更するには、EJB コンテナのセッション格納位置の設定を変更します。詳細については、『Sun Java System Application Server Enterprise Edition 8.1 2005Q2 管理ガイド』の「ストアプロパティーを設定する」を参照してください。