Sun Java Enterprise System インストールガイド (Microsoft Windows 版) |
第 5 章
インストールウィザードによる Sun Java Enterprise System のインストールこの章では、インストールウィザードとも呼ばれる、対話方式のグラフィカルインタフェースを使用して、Sun JavaTM Enterprise System ソフトウェアをインストールする手順について説明します。
この章で説明する内容は、次のとおりです。
前提条件インストール前に、インストール計画を作成する必要があります。インストール計画が準備できていない場合は、第 2 章「インストールシーケンスの作成」を参照してください。
インストーラを実行する前に、システムに非互換性がないかについて調査する必要もあります。詳細については、「インストールされるコンポーネント」を参照してください。
インストールウィザードの実行この項で説明する内容は、次のとおりです。
インストールを開始する
インストールの前提条件を満たしていることを確認します。インストール時に行う必要がある特定のタスクの一覧については、「インストールの前提条件」を参照してください。デフォルトでは、英語版のウィザードが常にインストールされます。
- Sun Java Enterprise System がマウントされた DVD ドライブにアクセスします。
- 「ようこそ」画面が表示されます。
- 「次へ」をクリックして処理を継続します。
「ソフトウェアライセンス契約」画面が表示されます。
- 「ライセンス使用許諾契約を承諾します」を選択し、「次へ」をクリックして続行します。
「言語サポート」画面が表示されます。
- 製品に必要なその他の言語サポートを選択します。
「インストールする場所を選択」画面が表示されます。
- 製品をインストールするフォルダを参照します。
インストール先に関して、2 つの制限があります。
- 次の 2 つのインストールのタイプのうち、いずれかを選択します。
「デフォルト」セットアップタイプでインストールする
- 「セットアップタイプ」画面から「デフォルト」セットアップを選択し、「次へ」をクリックします。
デフォルトですべてのコンポーネントがインストールされ設定されてから、「管理者設定」画面が表示されます
- 「「インストール中に自動的に設定」インストールを開始する」の手順 4 以降の手順に従います。
「カスタム」セットアップタイプでインストールする
「インストール中に自動的に設定」インストールを開始する
「インストール中に自動的に設定」では、ユーザーが選択したコンポーネントがインストールされ、デフォルトの設定値に従って設定されます。Sun Java Enterprise システムを使用するのがはじめてであり、必要を満たす最適な設定が決まっていない場合は、このオプションをお勧めします。
- 「インストール中に自動的に設定」ラジオボタンを選択します。「次へ」をクリックします。
「インストールのカスタマイズ」画面が表示されます。
- チェックボックスを選択または選択解除して、自動的にインストールおよび設定するコンポーネントを選択します。コンポーネントは、すべてを選択することも、いくつかを選択することもできます。
- すべてのコンポーネントを選択する: デフォルトでは、「製品の選択」パネルですべての製品が選択されています。
- いくつかのコンポーネントを選択する: まず「Sun Java Enterprise System」の横にあるチェックボックスの選択を解除してから、インストールするコンポーネントの横にあるチェックボックスを選択します。コンポーネントを選択するたびに、そのコンポーネントが依存するほかのコンポーネントが自動的に選択されます。
選択するごとにインストールするファイルが増え、インストールに必要なディスク容量が増えます。画面には、マシンで使用可能なディスク容量、および選択したコンポーネントに必要なディスク容量が表示されます。
- Web アプリケーション (IM、UWC、AM、PS、DA) が選択され、Web コンテナが選択されていない場合、Web コンテナの選択画面が表示されます。
いずれかの Web コンテナを選択します
「了解」をクリックして、「製品の選択」パネルに戻ります。
- 「次へ」をクリックして処理を継続します。
「管理者設定」画面が表示されます。
- 対応する各フィールドに管理ユーザー ID、管理ユーザーパスワードを入力し、パスワードを再入力します。「次へ」をクリックします。
「ファイルのコピーを開始」画面が表示されます。この画面でも、このインストールセッションでのコンポーネントの選択内容が確認されます。
- 選択された製品の一覧に、インストールおよび設定するすべてのコンポーネントが表示されていれば、「次へ」をクリックします。コンポーネントの選択を変更するには、「戻る」をクリックして必要な変更を行います。
- 「セットアップステータス」画面、またそのあとにインストールが進行中の画面が表示されます。続いて、設定が進行中の画面が表示されます。サーバーの設定によっては、しばらく時間がかかる場合があります。
- コンポーネントのインストールと設定が完了すると、情報画面が表示されます。「次へ」をクリックして処理を継続します。
- 「インストールが完了しました」画面が表示されます。「完了」をクリックして、セットアップを終了します。
「インストール後に手動で設定」インストールを開始する
「インストール後に手動で設定」では、選択したコンポーネントのインストールのみが行われ、設定は行われません。ユーザーがあとでコンポーネントを設定する必要があります。正常にインストールが完了したあとのコンポーネントの設定へ進むには、「インストール後のコンポーネントの設定」の章を参照してください。
- 「インストール後に手動で設定」ラジオボタンを選択します。「次へ」をクリックします。
「インストールのカスタマイズ」画面が表示されます。
- チェックボックスを選択または選択解除して、インストールするコンポーネントを選択する必要があります。コンポーネントは、すべてを選択することも、いくつかを選択することもできます。
- 「次へ」をクリックして処理を継続します。
「ファイルのコピーを開始」画面が表示されます。この画面で、インストールの選択内容が確認されます。
- 「選択された製品」画面には、インストールするコンポーネントがすべて一覧表示されます。「次へ」をクリックします。コンポーネントの選択を変更するには、「戻る」をクリックして必要な変更を行います。
- 「セットアップステータス」画面、またそのあとにインストールが進行中の画面が表示されます。サーバーの設定によっては、しばらく時間がかかる場合があります。
- 「インストールが完了しました」画面が表示されます。「完了」をクリックして、セットアップを終了します。
インストールセッション後、インストールされた製品のリストが含まれるサマリーファイルを表示するには、インストールウィザードの「サマリーの表示」ボタンをクリックするか、またはこのファイルが格納されたインストールディレクトリの [INSTALLDIR] にアクセスします。
インストールの取り消し画面で「キャンセル」が有効になっている場合は、「キャンセル」をクリックするとインストールを取り消すことができます。インストールを取り消すと、アンインストールプロセスが起動し、すでにインストールされている Java Enterprise System ソフトウェアが消去されます。
「インストール中に自動的に設定」オプションを選択した場合、インストールのためのファイルのコピーが完了し設定が進行中のときは、インストールを取り消さないでください。
次の手順「インストール中に自動的に設定」オプションによるコンポーネントのインストールと設定が完了した場合は、第 9 章「コンポーネントの起動と停止」に進み、コンポーネントの起動と停止の方法を学んでください。
「インストール後に手動で設定」オプションによるインストールが完了した場合は、「インストール後のコンポーネントの設定」に進み、コンポーネントの設定方法を参照してください。