Portal Server のこのリリースでは、単一のユーザーリポジトリを使用して複数のポータルをサポートできます。ポータルごとに独立した設計、配備、および管理が可能です。
この機能を使用して次のことを実行できます
1 つまたは複数のホストに複数のポータルを配備する。
1 つまたは複数のホストに複数の Portal Server インスタンスを配備する。
すべてのポータルで同じユーザーリポジトリが共有されるので、Access Manager ソフトウェアを使用してすべてのポータルのユーザーを管理する。
ポータル間の SSO を提供する。
各ポータルのデスクトップをユーザー自身がカスタマイズできるようにする。
複数ポータルに関連する重要な用語は次のとおりです。
「ポータル」とは、単一の URL にマッピングできる 1 つ以上の Portal Server インスタンスの集まりです。ポータルによって提供されるコンテンツとサービスは、そのすべてのインスタンスに共通です。
「Portal Server インスタンス」とは、Web コンテナに配備された Web アプリケーションであり、特定のポータルコンテキスト URI を使用し、特定のネットワークポートで要求を処理するものです。各 Portal Server インスタンスは単一のポータルに関連付けられます。
「複数ポータル」は、同じユーザーセットを共有します。これらのポータルは、1 つまたは複数のホストに配備されますが、すべて同じユーザーリポジトリを共有します。複数ポータルは同じ Access Manager ポータルを共有するものなので、異なる Access Manager を使用するポータルは複数ポータルではありません。
Portal Server コマンド行インタフェースには、次に示すタスクを実行するためのコマンドが用意されています。
ポータルの作成と削除。
Portal Server インスタンスの作成と削除。
すべてのポータルとそのインスタンスの一覧表示。
ポータル Web アプリケーションの再配備。
ポートレットアプリケーションの配備と配備解除
Portal Server インスタンスの停止と開始。