Portal Server ソフトウェアのこのリリースでは、次に示す機能が拡張されています。
この節の内容は次のとおりです。
Portal Server ソフトウェアのこのリリースには、次に示す拡張機能が含まれています。Mobile Access メールプロバイダでは、電子メールのタイムスタンプの変換はまったく行われていませんでした。Mobile Access は、メールサーバーに保存されたものと同じタイムスタンプを表示します。メールサーバーでタイムスタンプの整合性が維持されていない場合、ユーザーの電子メールには、さまざまなタイムスタンプが表示されていました。このリリースでは、ユーザー情報プロバイダに設定されているユーザーのタイムゾーンに基づいて電子メールのタイムスタンプが適切に変更されるようになり、メールプロバイダの電子メールタイムスタンプとユーザーのタイムゾーンとの整合性が維持されます。
Portal Server ソフトウェアのこのリリースでは、イベントとタスクを追加するためのサポートがカレンダチャネルに含まれています。
Portal Server ソフトウェアのこのリリースには、次に示す拡張機能が含まれています。
SSO アダプタサービスでは、有効なセッションを持たなくても SSO アダプタサービスの属性にアクセスできるユーザーのリストを、管理者が指定できるようになりました。この機能の主な目的は、認証なしポータルデスクトップのコミュニケーションチャネル (アドレス帳、カレンダ、メール) で SSO アダプタサービスを使用できるようにすることです。このリリースには新しい SSO アダプタサービス属性 sunSSOAdapterAuthorizedAuthlessUIDs が含まれており、有効な Access Manager セッションなし (認証なし) で SSO アダプタサービスにアクセスできるユーザーを指定できます。SSO アダプタのこの新しいサービス属性は、管理コンソールを介して「サービス設定」-->「SSO アダプタサービス」のレベルで公開されます。
SSO アダプタコンポーネントは新しいロギング API を使用します。変更内容には、PSSA_CSS および PSSA_CSSC (SSO アダプタ API ログメッセージ) に関する特定のロギングメッセージキーが含まれています。
開発者サンプルポータルおよびエンタープライズサンプルポータルのディスプレイプロファイルドキュメントに、ブール型の isTopLevel プロパティーが追加されています。デフォルトでは、次に示すコンテナおよびプロバイダの isTopLevel プロパティーは true に設定されます。
JSPDynamicSingleContainer、JSPTableContainer、JSPDynamicSingleContainer、JSPTabContainer、FrameTabContainer、WirelessDesktopDispatcher、WirelessTemplateContentChannel、TemplateNativeContainer 、JSPNativeContainer、VoiceJSPDesktopContainer、JSPRenderingContainer、および ASCTabContainer
JSPTabContainerProvider、TemplateTableContainerProvider、TemplateTabContainerProvider、DynamicAggregationContainerProvider、WirelessDesktopDispatcherProvider、WirelessTemplateDesktopProvider、WirelessTemplateContentProvider、WirelessJSPDesktopProvider、および JSPRenderingContainerProvider
Mobile Access の拡張機能には次のようなものがあります。
FAX ゲートウェイ機能により、モバイルデバイスのユーザーは任意の場所にある FAX 装置にドキュメントを送信できます。このリリースの Mobile Access ソフトウェアでは、電子メールの添付ファイルとして受信した 1 つまたは複数のドキュメントを FAX に送信できる機能だけがサポートされています。
MSISDN 番号は、モバイル加入者を識別するために使用される標準の国際電話番号です。MSISDN 認証を使用すると、ユーザー認証が不要になります。加入者の MSISDN 番号に基づいてユーザーを判別することにより、自動認証が実行されます。
Mobile Access には、さまざまな種類のイメージをモバイルデバイスで表示可能な形式に変換する機能が含まれています。
1 つ以上の添付ファイルがメッセージに添付されている場合は、「添付ファイル一覧」オプションが表示されます。添付ファイルの形式がモバイルデバイスのブラウザでサポートされている場合は、リンクをクリックして添付ファイルを表示できます。添付ファイルの形式がモバイルデバイスのブラウザでサポートされていない場合は、ファイルをダウンロードし、あとで適切なソフトウェアを使って表示できます。
メールボイスレットを使用すると、音声インタフェースを通して電子メールにアクセスできます。電子メールメッセージの受信、電子メールサマリーの取得、特定のメッセージのヘッダーと本文の待機、電子メールメッセージの削除など、電子メールに関連する基本的な操作を実行できます。
冗長なページと不要な電子メールサマリー情報が削除され、モバイルデバイスから電子メールにアクセスしやすくなりました。
ネイティブモードでレンダリングがオフの場合に、CHTML が完全にサポートされるようになりました。
Mobile Access のコミュニケーションチャネル JSP では、現在の Mobile Access タグライブラリに加え、新しい SSO アダプタタグライブラリを使用できます。Portal Server のコミュニケーションチャネル JSP で使用される URL ビルダータグライブラリは、サポートされていないクライアント用の URL を生成するので、Mobile Access には使用できません。
プロキシレットは企業ドメイン全体に配備することも、企業ドメインの一部のアプリケーションだけに配備することもできます。これにはプロキシレットルールを使用します。詳細については、『Sun Java System Portal Server 7 Configuration Guide』の第 6 章「Modifying Proxylet Rules」を参照してください。
プロキシレットを企業ドメイン全体に配備した場合は、メインポータルページも含めて、すべてのアプリケーションがプロキシレットを通して処理されます。選択した一部のアプリケーションだけにプロキシレットを配備する場合は、アプリケーションの URL を設定するオプションが提供されます。これらのアプリケーション URL はプロキシレットチャネルに表示されます。
プロキシレットがまだ実行されていない場合は、ユーザーがリンクをクリックするとプロキシレットが起動されます。プロキシレットが起動した後は、配備オプションに基づいてアプリケーション URL ページまたはポータルデスクトップページにリダイレクトされます。プロキシレットの UI には、プロキシレットを停止および開始するコントロールがあります。停止ボタンをクリックすると、プロキシの設定が元に戻り、サーバーが停止します。
プロキシレットアプレットを使用するときはブラウザのポップアップブロッカを無効にするようユーザーに勧めてください。ユーザーがプロキシレットチャネルをクリックすると、Netlet などのアプレットアプリケーションによく似たポップアップボックスが表示されます。ユーザーが Portal Server にログインしてプロキシレットを起動した場合で、Netscape 7.0 を使用しているときは、Netscape ブラウザを再起動する必要があります。
連携検索機能を使用すると、複数の検索エンジンに検索クエリーを同時に送信し、統一された形式で検索結果を表示できます。連携検索機能では、google.com などの Web メタリポジトリと、ローカルの職員名簿などの内部ディレクトリシステムの両方に、単一のインタフェースを通して検索クエリーを送信できます。2 つの異なるサイトから得られた検索結果が、単一の Web ページでユーザーに表示されます。
Portal Server ソフトウェアのこのリリースには、次に示す拡張機能が含まれています。
登録の最短時間枠の値を 1 日 (24 時間) に設定できるようになりました。
登録通知フラグを設定して、プロファイリングされたコンテンツの配信を一時的に停止できます。
ユーザーはいつでも (検索結果がない場合でも) 「この検索結果を保存」リンクを選択できます。
ユーザーは新規または既存の登録を、元のフォームで表示されるとおりに編集できます。
一部の登録を無効にして、登録チャネルのコンテンツおよびプロファイラの電子メール通知から除外されるようにすることができます。
URL スクレーパには、別の URL から認証済みコンテンツを取得し、パスワードで保護されているサイトからコンテンツをスクレープする機構があります。URL スクレーパは、指定された URL にユーザーの資格情報とともに要求を送ります。返送された Cookie は、セッションの追跡と、このサイトの以降の呼び出しに使用されます。
管理者は次の情報を指定します。
loginUrlは、ユーザー認証のために表示される HTML フォームの action 属性です。loginUrl は、スクレープする URL とは異なります。たとえば、http://my.yahoo.com をスクレープする場合、loginUrl は http://login.yahoo.com/config/login です。
loginFormData には、HTTP クエリーパラメータとしてユーザーの資格情報が含まれます (認証のために渡す HTML フォーム属性など)。ここで、キーは HTML フォーム属性で、値は渡す必要のあるユーザー資格情報です。角括弧内の値は実行時に入力されます。
isHttpAuth (HTTP 認証) かどうかを指定します。現在は Http-Basic Auth (HTTP 基本認証) だけがサポートされています。ユーザーの資格情報を使用して、HTTP ヘッダーに承認ヘッダーが設定されます。
URL を呼び出すときに送信する必要のあるデータです。