この章では、Sun Java System App Server プラグインの最新情報、および既知の問題について説明します。
この章では、次の項目について説明します。
プラグインを使用した Sun Java System App Server のインストールの際に発生することが判明している問題点はありません。
次に、Sun Java System App Server プラグインを実行するときに発生することが判明している問題を示します。
クラスタの起動時に、ロードバランサの構成ファイル loadbalander.xml が更新されます。負荷均衡用に 1 つ以上のクラスタが構成されている場合には、最後に起動したクラスタがロードバランサの対象クラスタになります。
ロードバランサを使用するドメインでクラスタを削除する場合は、ロードバランサの構成ファイル loadbalancer.xml にあるそのクラスタのエントリは削除されません。クラスタが削除されると、クラスタのエントリが loadbalancer.xml ファイルに残っていても、エントリは使用されません。
指定したターゲット (クラスタまたはサーバーインスタンス名) への listJMSResources または listJDBCResources タスクの出力には、そのクラスタまたはサーバーインスタンスが動作しているドメインのすべてのリソースが表示されます。
Sun Java System App Server 8.1 の installHost の変数を設定する場合に、createSamplesDomain を true に設定しても、実際のサンプルドメインは作成されません。
Sun Java System App Server のインストール中に、Sun Java System App Server domain1 が作成されますが、デフォルトドメイン domain1 用に作成されるコンポーネントはありません。ユーザーが、domain1 を作成して、Sun Java System App Server Install コンポーネントから入力したものとは異なるポート番号を使用しようとする場合、domain1 はすでに作成されているために、このポート番号が使用できません。DAS コンポーネントが正常にインストールされた場合でも、使用される変数は Sun Java System App Server Install コンポーネントによるものです。
回避策:
DAS コンポーネントにドメインを作成する場合は、domain1 を使用しないようユーザーに要求します。
または、DAS コンポーネントを使用して domain1 を作成する場合には、Sun Java System App Server Install コンポーネントで指定したものと同じポート番号を使用します。
クラスタ、管理対象サーバー、またはドメインを削除するときに、Sun N1 Service Provisioning System データベースからアプリケーションが削除されません。
回避策:
クラスタ、管理対象サーバー、またはドメインを削除する前に、配備されているアプリケーションコンポーネントが、Sun N1 Service Provisioning System データベースから削除されていることを確認します。