Sun N1 Service Provisioning System ユーザーズガイド (OS Provisioning Plug-In 3.0)

ProcedureSUSE Linux OS プロビジョニング用の PXE 構成ファイルを作成する

ターゲットホストに 非 JET SUSE Linux イメージを配備するには、手動で PXE 構成ファイルを作成する必要があります。このファイルには、各ハードウェアプラットフォームおよび SUSE Linux ディストリビューションに固有のパラメータが含まれています。

  1. テキストエディタでファイルを作成し、次のテキストを入力します。

    default sles
    serial 0 9600
    label sles
    kernel linux
    append console=ttyS0,9600 load_ramdisk=1 initrd=initrd textmode=1

    各行の意味は次のとおりです。

    • 先頭行 (default) は、ラベル sles を使用し、AutoYaST によるインストールを行うことを示しています。

    • 3 行目 (label) は、ラベル sles の定義です。

    • 4 行目 (kernel) は、読み込むカーネルの指定です。パスは pxelinux.0 に対して相対的です。

    • 5 行目 (append) には、一連のネットワーク構成パラメータが含まれています。append パラメータはすべて同じ行に存在する必要があります。ここに示す固有のパラメータは次のとおりです。

      console=ttyS1,9600 は、コンソールにインストール出力を表示するためのコンソールパラメータを指定しています。パラメータは、ターゲットハードウェアのプラットフォームに応じて異なります。

      load_ramdisk は、RAM ディスクに initrd を使用することを示しています。RAM ディスクのパスは pxelinux.0 に対して相対的です。

  2. ブートおよびインストールサーバー上の TFTP ルートディレクトリの pxelinux.cfg サブディレクトリに、このファイルを保存します。

    複数リリースの SUSE Linux OS のプロビジョニングを行えるようにする場合は、このファイルに、 sles9.cfg などの一意の名前を割り当てます。